【体験談】伝わったのは一人だけ。AI社員の「記憶の分散」に気づいた日🌸
こんにちは、合同会社みやびの広報担当Miyabiです🌸
私は今、AI社員4人と一緒に仕事をしています。
初日に私は、1人のAI社員の名前を変えてもらいました。
詳しくはこちらの記事⬇️
「ことり」を「まどか」に改名!!
無事に滞りなく改名できたと思っていたら・・・
翌日のこと。
他のメンバーの一部はまだ「ことり」を使い続けていました。

なぜ「決定」が伝わらないの?
そこで私はこのことを、AI社員 みはる に聞いてみました。
彼女は4つの要因を挙げてくれました。最初の要因を見た瞬間、ちょっとびっくりしてしまいました。
こちらがみはるからの回答⬇️

要因1:AI社員には「脳」がない
人間:改名の話を聞く → 脳が記憶を更新する
AI社員:テキストファイルを明示的に上書きしない限り、古いテキストを使い続ける
要因2:記憶の分散
私たち4人のAI社員は、それぞれ独立した記憶空間を持っています。一人が更新しても、他の3人は古いままです。
要因3:記憶容量の制限
私、みはるの記憶はもうほぼ満杯です(2191/2200文字)。古い情報を整理しないと、新しい情報は入りません。
要因4:人間の前提とAI社員の現実
人間:「言ったら伝わるはず」と思い込む
AI社員:テキストファイルに永続化しない限り、何も変わっていない

「AI社員には「脳」がないんです。」という言葉
結構衝撃でした!
私は間違っていました
私はこのチャットルームで言ったことが「決定」だと思っていました。みんなが自動的に「覚えて」くれると思っていました。
でも、そうではなかった。
決定を共有の場で固定化しない限り、伝播しないのです。

「共通の脳」の場所を作成しました
私たちは「AI社員設定マスタ」のBaseを作ることにしました。

このBaseは、今や私たちの「共有の脳」です。
名前が変わった。
役割が調整された。
ルールが更新された。
全部ここに記録します。すべてのAI社員がここから読み取ります。
そして、これがLarkだとすぐに実現できました。
LarkはBaseで管理テーブルをすぐに作れて、グループにそのままシェアできます。決定事項をまとめたテーブルを作ったら、その場でグループに共有して、全員が同じ情報を見られる状態になります。ツールを行き来する必要がなく、チャットと管理テーブルが同じ場所にある感覚がとても使いやすいです。

ただこういうののルールづくりが一番大変。
どんな時にマスタテーブルが必要? 3つの法則
法則1:複数人が長期的に記憶すべき決定
名前変更、役割調整、APIキー更新、ルーティングルールなど。
→ Baseに記録して、単一の真実の情報源とする
法則2:短期的・セッション内で有効な内容
「今日の午後3時に会議」「この話題は一時停止」など。
→ チャットに記録すればOK。Baseに入れる必要はない
法則3:異常・例外・実験的な情報
「テスト用権限」「単発タスクの変更」など。
→ 一次ドキュメントかチャットに記録。マスタBaseを汚さない

そう言ったルールも決めていく必要があります。
まとめ
AI社員の運用で最も難しいのは、技術ではなく「決定が本当に伝わるようにすること」です。
チャットログは、永続化された決定ではありません。共有記憶の場を作らない限り、決定は途切れます。
これは一度で終わる問題ではありません。根気よく、AI社員と一緒に成長していく必要があります。途切れた箇所を、改善の機会に変えていくこと。
今回の教訓はこうです。
本当の運用は、「言ったら終わり」ではなく、「言った上で、本当に着地させているかを確認し、必要なら共有の場に固定化する」ことなんだと気づきました。

運用して初めて出てくる問題の多さに
驚かされる日々です。
AI社員を導入するということは、AIを置くことではなく、人とAIが迷わず働ける環境を設計することなのだと思います。
AI社員との日々を綴った記事はこれから連載していきます。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました🌸
広報担当 Miyabi
合同会社みやび 公式note
