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【文学フリマ挑戦】#5 サークル(個人サークル)を作って、文学フリマへ | MMPP Publishing

1つ前のお話はこちら

ふと気がつくと、家族会議のテーブルには少し緊張した私と、興味津々の子どもたち、にこやかだけどやや警戒気味の妻が座っていました。
前回の「本を手に取り、家族に見せる」作戦の直後です。

さて、文学フリマへの出展なのですが……どうやら「サークル」での参加が必須らしい。
ここで少し時間を戻します。

「なんでサークルでの参加なのだろう?」
出店ルールを読みながらつぶやきます。
もちろん、一人で出るより、仲間がいる方が気持ちは楽です。運営も分担できるし、当日も誰かと一緒なら心細くない。でも、私、一人なんですけども。

いろいろ考えた結果、ひとまず思いついたのです。
「せっかくだから、レーベルの名前で参加してみよう」と。
……いや、待てよ。サークルって普通、仲間を集めて作るんじゃないか?
気がつけば、私、一人で勝手にサークル作っちゃってます。
「サークルにするから気持ち悪いねん。プライベートレーベルやったら一人個人事業主みたいでええんちゃうかな」
「え、これ大丈夫なん?」と自分で突っ込みつつも、「ま、いいか。ちょっとワクワクするやん」と思う自分もいる。

本を1冊、机に置いただけ……80冊くらい売れたら場所代ペイ?ありえんタヌキ算やな。
打って変わって、レーベル名で参加したら
「応援している作者が手売りとか…サイン会? 握手? おっさんと握手とかいらんな!」妄想が止まらない。
展示物も、いろいろアイデアが湧いてきます(財布の中身は変わりませんが)。

こうしてMMPP Publishing という名前の個人サークル、もとい個人レーベルが誕生しました。
別に社員を集めるわけではない。参加作家は私一人でもいいのです。
レーベルという形を借りるだけで、イベント参加がちょっと格好よく、ちょっと楽しくなる。

サークルを作る理由はもう一つあります。
自分の挑戦を「形」にすることです。
レーベル名でイベントに参加することは、ただの趣味ではなく、少しだけ責任のある挑戦になる。
将来的には、他の作家さんと一緒に活動する余地も残しておける。
小さな物語を静かに届ける」というレーベルの理念を、文字通り体現する形になるのです。

何度も、フリマのルール、登録フォーム、必要な規約を確認しています。ここまでやってみると、文学フリマ参加は夢物語ではなく、現実味を帯びてきました。
紙の感触、ページをめくる感覚、会場の雑多な空気――想像するだけで胸が高鳴ります。

サークル形式のおかげで、家族への説明も少し楽になりました。
「サークルってグループ前提だから、一人でも名前だけ借りればいいんだ」と言えば、無理に大げさに話す必要もなし。
もちろん、出展にかかる費用や休日の予定は正直に説明します。
背中を押してもらえるかどうかは未知数ですが、少なくとも「形」を作ることで、心は軽くなりました――いや、「後戻りしたくない」を作ったのかもしれません。

この小さな一歩が、私の物語を現実に変える鍵になります。
誰にも邪魔されず、自分のペースで小さな挑戦を楽しむ。
参加作家としてイベントに立つとき、MMPP Publishing という名前は、これまで積み上げてきた挑戦と、これから積み上げる挑戦をつなぐ旗印になるのです。

もし興味があれば、レーベルのトップページも覗いてみてください。
作品一覧や参加作家の紹介、レーベルの想いも順次公開しています。
紙のページの喜び、短編小説のちょっと不思議な世界──ぜひ体験してみてください。なんちゃって!

次はいよいよ家族会議の結果なのか、はたまたMMPPとはいったいどう意味なのか!?
――それではまた、次回のお楽しみということで。


 ▶ #6 「文学フリマに出る」と言った瞬間、家族の空気が変わった
 ▶ #4 文学フリマに出てもいいですか?4児のパパ作家の家族会議

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