【文学フリマ挑戦】#15 仕事との距離 ー 30代のがむしゃらと40代の変化、任せることの現実とこれから |MMPP Publishing
ここまで書いてきて、仕事との距離についても、少し考えるようになりました。
30代の頃は、ほんまにただただ、がむしゃらやった。
海外にも行っていたし、家族と離れている時期もありました。
振り返る余裕なんて、ほとんどありませんでしたし、気づいたら現場にいて、気づいたら次の案件が来ていて、気づいたらまた違う場所にいた、みたいな感じでした。
飛行機の座席だけはやたら詳しくなった気がします(ビジネスシートやファーストシート除く)
失敗も山ほどあった。
今思うと「よくそれで続いてたな」というのも普通にあります。
でもその場では、止まる暇がなかった。落ち込む前に次が来てました。
もちろん成功もあった。
ただそれを成功として認識したのは、かなり後になってからやと思います。
当時はたぶん、「たまたまうまくいった」くらいの感覚やったかもしれません。
そのまま40代になりました。
立ち位置が変わり、前に出ることは減って、人に任せることが増えた。
任せるのは、思ってたよりずっと面倒くさい。
「分かりました」と言われる。
でも、その通りにいくこともあれば、いかないこともある。
うまくいくときもあれば、普通に失敗することもある。
その中で、一緒に試しながらやっていくことが増えました。
今までのやり方だけでは通らないこともあるし、逆に、やってみて初めて分かることもある。
そういうやり取りの積み重ねの中で、少しずつ仕事の形ができていきました。
自分一人で作るというより、関わる中で一緒に出来上がっていく感じに近いですね。
自分がいた方が安心だと思ってもらえる場面もあると思う。
それはそれで、ありがたいことです。
ただ最近は、ふとしたときに……自分がいなくても回っている場面を目にすることが増えてきました。
それは誰かが勝手にできるようになったというより、一緒にやってきた時間の中で、そうなっていった結果なんだと思います。
(思いたいだけかもしれません)
自分がいなくても回るのであれば、それはそれで、目指してきた形ではあります。
年齢のこともあって、仕事の見え方は少しずつ変わってきました。
これ以上の出世を強く望む気持ちは、あまりなくなってきています。
経営側に行くとか、そういう方向でもなくて、むしろ、もう少し一線から離れていくことも、現実として考えるようになりました。
少し余白が欲しい、という感覚に近いのかもしれません。
成長したい気持ちは、今もありますよ。
ただ、それが仕事の中である必要はないようにも感じている。
書くことでもいいし、別の何かでもいい。
どこでどう変わっていくかは、まだはっきりとは決まっていません。
これまでは、与えられた場所の中でやってきた。
これからは、その中だけじゃなくて、少しずつ別のところにも意識が向いていく気がしている。
結局のところ、これから先どこに力を使っていくのかは、まだ決まっていませんね。
仕事だけじゃなくて、それ以外の場所にも、少しずつ広がっていく感じじゃないかな。
全部はできない。
だから、選んでいくことになります。
「まぁ、そんなこと言いながら、結局、明日も普通に会社なんですけどね」
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