会社を2か月で辞めて分かった。「向いている仕事」は、能力では決まらなかった。
先日、私が入社して初めて最初から関わらせてもらえた案件が、無事に公開になった。
鮮度があるうちに、今の気持ちを書き残しておきたい。
公開後、先輩からこんなことを言われた。
「このクライアント、かなりイレギュラーだったからね。入社して間もないのによくやり切ったね。素直にすごいと思いました」
嬉しかった。
……が。
私はこの仕事を始めてまだ日が浅く、どのあたりがすごかったのか自分でもよくわかっていない。
なので、
「え、そうだったんですか?」
という、『あれ……私なんかやっちゃいました?』系ライトノベル主人公みたいな顔をしていた。
達成感はもちろんある。
でも、「苦労した」という感覚がほとんどなかったのだ。
ここに、「向いている仕事」のヒントがある気がした。
私はこんな人間である
正式な診断を受けたわけではないが、おそらくADHD気質がある。
出かける直前に忘れ物に気付く。
ケアレスミスも多い。
雑談はあまり得意ではない。
人間関係は「めちゃくちゃ仲良くなる」か「ほぼ連絡を取らない」かの0か100。
そんな私が、今の仕事では思った以上に楽しく働けている。
理由を分析してみた。
① 短期決戦型だから
今の仕事は
「この案件を何年も担当し続ける」
という仕事ではない。
一度手を離れ、またその間に同時並行で別の案件が始まる、というものだ。
私は飽きっぽい。
でも、締め切りが決まっている短期決戦は意外と得意だ。
面接などの数十分間だけならすごく印象良い人間を装う努力をすることができる。
そして長い付き合いの中でポンコツっぷりがバレる。
虚偽広告といっても過言ではない。
② 自分で仕事を組み立てられる
納期は決まっている。
でも、
「今日は簡単なものを先に終わらせよう。」
「この案件は時間がかかるから先に着手しよう。」
そんなふうに、自分でスケジュールを組める。
私は誰かに細かく管理されるより、
お手玉みたいに仕事を回す方が性に合っている。
もちろん途中でクライアントから前提をひっくり返されることもある。
その時は潔く白目をむく。
③ 成果が見えるのが早い
私は待つことが苦手だ。
思いついたらすぐやりたい。
形にしたい。
「果報は寝て待て」
ということわざがある。
私はどちらかというと、
「鉄は熱いうちに打て」派である。
今回の案件は、準備期間も長すぎず、動き始めたら成果がどんどん見えた。
これが私には合っていた。
④ テキストコミュニケーションが多い
今の職場において実はこれが一番大きい。
疑問があればチャットですぐ聞ける。
「今話しかけても大丈夫かな……」
と空気を読む必要がない。
しかも、質問しやすい雰囲気を先輩方が作ってくださっている。
本当にありがたい。
私は例えるなら、
巨大な岩に向かってツルハシでガンガン掘り進めるタイプだ。
途中でどうしても砕けない岩が出てきたら、
先輩という名のニッケル製ドリルを借りて突破する。
そんな進め方が合っているらしい。
逆に、向いていなかった仕事
私は以前、営業事務を2か月で辞めた。
▽詳しい話はこちら
仕事は営業からいつ降ってくるか分からない。
常に待機。
常に誰か次第。
これが本当にストレスだった。
教育体制もとても丁寧だった。
でも、それが逆につらかった。
常に見られている。監視されている。
常に誰かが手綱を握っている。
私は安心するどころか、息苦しくなってしまった。
当時は「自分は仕事ができない人間なんだ」と思っていた。
でも今なら分かる。
仕事ができなかったのではなく、仕事との相性が悪かった。
私はいまの仕事がわりと仕事が好きだ。
でも、好きだから続いているわけではない。
好きという気持ちがあっても、
もし常に監視され、
常に指示を待ち、
自分で仕事を組み立てられない環境だったら、
きっとまた苦しくなっていたと思う。
逆に今は、
自分で考え、
自分で組み立て、
困ったら質問できる。
その"仕事の進み方"が、私の性質と噛み合っている。
「向いている仕事」は、
職種だけで決まるものではない。
仕事の進め方。
周りとの関わり方。
成果が出るまでの時間。
そういう"構造"との相性も、同じくらい大切なのだと思う。
だから私は、
これから仕事を選ぶときも、
「何が好きか」だけではなく、
「どんなふうに仕事をするのが心地いいのか」
も忘れないようにしたい。
ちなみにこの記事も、ほとんど読み返さず公開している。
そう。
前述の通り、待つのが苦手だからである。
🐶おすすめ記事はこちらです🐶
🐶7年経って気づいた、白黒つけようとしすぎた私の恋

いいなと思ったら応援しよう!
いただいたサポート費は有益なことには使われません。
ただ私の執筆へのやる気と喜びがみなぎるだけです。