夏休みの宿題は「やりなさい」より「一緒にやる」が意外と楽しい
こまいたけは夏休み真っ只中。
夏休みといえば宿題ですが、皆さんは小学生のころ、宿題を早めに終わらせる派でしたか?それとも最終日に泣きながら終わらせる派でしたか?
私は完全に前者でした。
最初に終わらせて、残りの夏休みを思いっきり遊ぶタイプ。宿題という「やらなければいけないこと」を早く片付けてしまう方が気持ちよかった記憶があります。
ところが我が家のこまいたけは、計算ドリルのような決まった課題は進むものの、絵画や習字など自由課題になると手が止まってしまいます。
「そろそろやったら?」
そう声をかける日が何日か続きましたが、なかなか動きませんでした。
我が家の作戦は「一緒にやる」
そこで今年は少し作戦を変えてみました。
「一緒にやる」。
といっても、横で手伝うわけではありません。
親も同じ課題をやるんです。
もちろん提出するわけではありませんが、同じ時間に、同じように画用紙を広げて、一緒に作品を作ることにしました。
この方法にしたのは、自分自身が子どものころ「勉強しなさい」と言われるのがあまり好きではなかったことを覚えていたからです。
そして親目線でも、手伝いすぎると子どもの作品ではなく親の作品になってしまう気がしていました。
オリジナリティも自主性も失われてしまう。
それなら親も一人の参加者になればいいんじゃないか。そんな発想でした。
絵のコンクールの課題って、実は難しい
今回は画材もテーマも自由な絵画コンクールに応募することにしました。
このコンクールに決める前に他のコンクールの応募先を探していて、思わぬ発見がありました。
・選挙に行こうポスター
・税を大切にポスター
・緑化推進ポスター
……小学生にとって、なかなか難しいテーマではありませんか?
親の私ですら、
「えっ、何を描けばいいんだろう?」
と手が止まりました。
今まで「テーマがあるから何か描けるでしょ」とどこかで思っていましたが、それは大きな勘違いでした。
大人が子どもに描かせたいテーマは難しい。
子どもに「早く描きなさい」と言う前に、自分も体験して初めてその難しさが分かりました。
少し反省です。
恐竜好きの視点は面白い
いざ始めると、こまいたけは図鑑を持ってきました。
「いろんな恐竜の歯を描く。」
テーマは恐竜。🦖
でも全身ではなく、「歯」にフォーカスするそうです。
恐竜好きが一周すると、目の付けどころが違うんだなぁと感心しました。
好きだからこそ見える世界があります。
一方の私はというと、自由だからこそ何を描こうか悩みに悩み……
結局、「理想の部屋」を描くことにしました。
以前の記事でも紹介しましたが、今でもリモートワーク環境にはこだわっています。
でも今回は、そのさらに先。
部屋に露天風呂があって、料理を運んできてくれるロボットがいて、椅子から一歩も動かなくても生活できる部屋。
描けば描くほど、「これは快適なのか、それともズボラなのか……」という部屋になっていきました。
最初テーマに悩んでいた私も、一度描き始めると筆が止まりません。
考えてみれば、画用紙いっぱいに絵を描くなんて20年以上ぶり。
童心に返るとは、まさにこのことでした。
親の背中は、思っている以上に見られている
不思議だったのは、その後です。
数日前まではなかなか進まなかったこまいたけが、私の隣でどんどん描き進めていきます。
色鉛筆を貸し借りしながら、親子で数時間。
画用紙いっぱいに、それぞれの世界が完成しました。
昨年は「これ、親が描いたのか子どもが描いたのか分からないな……」という作品になってしまいました。
でも今年は違います。
こまいたけが、自分で考え、自分が描きたいものを精いっぱい描いた恐竜の絵。
その絵には、「自分で描いた」という自信も一緒に詰まっているように感じました。
やっぱり子どもは親の背中を見て育つ。
口で伝えることも大事ですが、取り組む姿勢を見せることには、それ以上の力があるのかもしれません。
子育ても仕事も、動機づけが大切
『北風と太陽』という童話は皆さん知っていますよね?
強い風で無理やり上着を脱がせようとする北風より、ぽかぽか照らして自然と脱ぎたくなる太陽の方がうまくいく、というお話です。
子育ても、少し似ている気がしました。
「やりなさい」と言い続けるより、「やってみたくなる環境」をつくる。
これは子育てだけでなく、仕事でも同じなのかもしれません。
人は命令されるより、自分から動きたくなるきっかけがある方が力を発揮できます。
今年の夏休みは、そんな当たり前だけれど大切なことを、こまいたけから改めて教えてもらいました。
……さて。
誰か私にも、毎日の皿洗いが楽しくなる動機づけを教えてください。
