Excelで売上日報を自動集計する方法|現金・カードを入れるだけで月次集計・客単価・目標達成率まで

「毎日の売上をノートやレジ締めで記録しているけど、月末の集計が大変」「客単価や目標達成率まで手で計算している」——お店を運営していると必ず出てくる悩みです。
この記事では、Excelの標準機能(関数)だけで、現金・カード売上と客数を入力するだけで、売上計・客単価・月間集計・目標達成率まで自動で出す方法を、コピペで使える数式付きで解説します。
この記事でできるようになること
年・月を入れるだけで日付と曜日を自動表示する
現金・カード・その他売上から「売上計」を自動計算する
売上計と客数から「客単価」を自動で出す
月間総売上・営業日数・日平均売上・平均客単価・目標達成率を自動集計する
ステップ1:日付と曜日を自動で出す
「年」「月」を入力するセルを用意し、各行の日付は次の式で出します。
=IF(行番号<=DAY(EOMONTH(DATE($B$1,$B$2,1),0)),DATE($B$1,$B$2,行番号),"")`EOMONTH` で月末日を判定しているので、31日まで式を入れても、30日までの月や2月では余分な日付が自動で消えます。曜日は次の式で確実に日本語表示できます。
=IF(日付="","",CHOOSE(WEEKDAY(日付),"日","月","火","水","木","金","土"))ステップ2:売上計を自動で出す
現金・カード・その他の3列を足すだけですが、入力がない日を空欄にしておくと集計がきれいになります。
=IF(日付="","",IF(COUNT(現金:その他)=0,"",SUM(現金:その他)))これで、まだ入力していない日は空欄のまま、入力した日だけ売上計が出ます。
ステップ3:客単価を自動で出す(ゼロ割り対策つき)
客単価は「売上計 ÷ 客数」ですが、客数が空のままだとエラー(#DIV/0!)になります。これを防ぐ式がこちらです。
=IF(OR(客数="",客数=0,売上計=""),"",売上計/客数)`OR` で「客数が空」「客数が0」「売上計が空」のいずれかなら空欄にしているので、エラーが出ません。
ステップ4:月次集計と目標達成率
あとは合計するだけです。
月間総売上 :=SUM(売上計の列)
営業日数 :=COUNT(売上計の列)
日平均売上 :=IF(営業日数=0,0,月間総売上/営業日数)
総客数 :=SUM(客数の列)
平均客単価 :=IF(総客数=0,0,月間総売上/総客数)
目標達成率 :=IF(目標=0,0,月間総売上/目標)`IF(…=0,0,…)` でゼロ割りを防いでいるのがポイントです。目標達成率はセルの表示形式を「パーセント」にすると見やすくなります。
作る時間が惜しい人へ
ここまでの数式を全部組み込み、現金・カード・その他売上・客数を入れるだけで上記すべてが自動で出る完成テンプレートを用意しました。
年・月を入れるだけで1か月分の日付・曜日が自動(月末・うるう年も自動調整)
売上計・客単価を自動計算(ゼロ割りエラーなし)
月間総売上・営業日数・日平均・平均客単価・目標達成率まで一画面で
「使い方」シート付き/数式は検証済みでエラーゼロ
毎日の入力は数十秒、月末の集計はゼロ。開いたその日から使えます。
👉 完成テンプレートはこの下のダウンロードから(このページの解説はすべて無料です)
■ 日報の数字が貯まったら、次に見るもの
日々の売上が集計できるようになったら、次の問いは「いくら売れば黒字か」です。
Excelで損益分岐点を計算する方法(税込¥300)
固定費と変動費率を入れると、黒字になる売上高が出ます。人を1人増やしたら、あといくら売ればいいかも計算できます。
そして「来月お金が回るか」は、売上とは別の表で見ます。
Excelで資金繰り表を作る方法(税込¥300)
いいなと思ったら応援しよう!
ここまで読んでいただきありがとうございます。記事やテンプレがお役に立ったら、応援(チップ)していただけると嬉しいです。いただいた応援は、より使いやすいテンプレづくりの活動費に使わせていただきます📊 凪