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【実録】アラフォーが筋トレを始めようとした日に、2回やめる理由が出てきた。だから僕は「気合い」より仕組みを選んだ

先週、僕は「そろそろ本気で体を鍛え直さなきゃいけないな」と思った。

きっかけは、銭湯に行って自分の体を改めて見た時に感じた違和感だった。

頭の中ではまだそこまで崩れていないつもりだったのに、実際に見えていた自分の体は、思っていたよりもずっと緩んでいた。

「ああ、このままじゃダメだな」

そう思って、僕は決めた。
来週から本格的に筋トレを再開しよう、と。

幸い、以前通っていた市営ジムがある。
料金も1回300円と安い。
自分は週1回くらいしか通えないので、月額制のジムよりこっちの方が明らかにコスパがいい。

仕事帰りに寄って、1時間くらい筋トレをして帰る。
そのくらいなら無理なく続けられそうだ。

そう考えて、僕はトレーニングウェアとタオルを持って出勤した。

ここまでは完璧だった。

でも、人が何かを始めようとする時って、だいたいここからスムーズにいかない。


最初のつまずきは、シューズを忘れたことだった

仕事を終えて、さてこのままジムへ行こうと思った時に気づいた。

トレーニングウェアは持ってきた。
タオルもある。
でも、トレーニングシューズを家に忘れていた。

僕が通っていた市営ジムは、シューズがないと利用できない。
つまり、この時点でかなり面倒になった。

一度家に帰る。
シューズを取る。
それからまたジムへ向かう。

文字にすると大したことない。
でも、仕事帰りの疲れた状態でこれをやるのは、まあまあだるい。

この時、僕の頭の中にはすぐに“それっぽい言い訳”が浮かんだ。

「今日はもう諦めよう」
「来週からちゃんとやればいい」
「今日は忘れたんだから仕方ない」
「ここまで準備しただけでも十分えらい」

最後のやつなんか、もはや何もしていないのに褒め始めている。

でもここでひとつ気づいた。

こういう“十分すぎる言い訳”って、この先いくらでも出てくるんだろうな、と。

靴を忘れた。
今日は疲れている。
雨が降っている。
仕事が長引いた。
なんとなく気分が乗らない。

本気でやめようと思えば、理由なんていくらでも作れる。
しかも、どれも一見もっともらしい。

でも逆に言えば、ここでやめたら、また同じことを繰り返すだけだ。

僕はそう思って、一度家に戻り、シューズを取りに帰った。


やっと行けると思ったら、今度はジム自体が休みだった

トレーニングシューズを手に入れ、もう一度出発した。

今度こそジムへ行ける。
遠回りはしたけれど、それでもちゃんと来た。
ここまで来た自分は、少し偉いと思った。

そして市営ジムに到着した。

すると、いつもと様子が違う。
人が少ない。
入口のあたりの空気もなんとなく静かだ。

嫌な予感がして張り紙を見ると、そこにはこう書いてあった。

「本日はイベント開催日のため、トレーニングルームは休みです」

(ここまで来てやってないのかよ…)

僕は心の中でそう思った。

もちろん、事前に確認しなかった自分も悪い。
でも、このタイミングで休みなのは、あまりにもタイミングが悪い。

しかも、さらによく見てみると、今月いっぱいはトレーニングルームが使えないらしい。
つまり、その日だけじゃなかった。
しばらくずっと休みだったのだ。

ここで、僕の中の面倒くささはかなり大きくなった。

「もう無理じゃん」
「今日はここまで来たんだから、もう十分頑張っただろ」
「また来月から考えればいいか」

人間って不思議なもので、始める前はやる気に満ちているのに、少しつまずくと、今度は全力で諦める理由を探し始める。

あの時の僕も、まさにそれだった。


問題は「やる気」じゃなくて、「止まった時にどうするか」だった

でも、ここでまた思った。

このまま帰ったら、たぶん元の生活に戻る。
「あの時やろうと思ったんだけどね」で終わる。

せっかく動いたのに、結局また何も変わらない。
それは嫌だった。

だから僕は、その場で別の方法を探し始めた。

ちょうど、普段ウォーキングをしているコースの途中に、二つのジムがあることを思い出した。
ひとつはエニタイム。
もうひとつはchocoZAPだ。

ここで僕は、改めて条件を整理した。

市営ジムは1回300円で使える。
これはかなり安い。

対してエニタイムは、設備はしっかりしているけれど、自分には少し重い。
そこまで本格的な筋トレを目指しているわけじゃないし、通えても週1回くらいだ。

そう考えると、今の自分にはちょっとオーバースペックだった。

一方で、chocoZAPは月額こそかかるけれど、生活動線の途中にあって、入りやすい。
市営ジムの300円よりは高くなるけれど、「完全に止まるよりはいい」と思えた。

僕はそこで、chocoZAPに入ることにした。


実際に使ってみると、今の自分にはこれで十分だった

正直、最初は「とりあえずの代替案」くらいの気持ちだった。

でも実際に行ってみると、思っていたより悪くなかった。

アプリで入退館の記録が自動で残るのも、「行ったか行ってないか」が曖昧にならなくてよかった。
土曜の昼過ぎなら意外と空いているし、順番待ちのストレスもない。

妥協案のつもりだったけれど、今の自分にはこれで十分だった。

本格的な設備がどうこうじゃなくて、今の自分に必要だったのは「再開すること」だったんだと思う。

僕は今回、市営ジムに行くつもりだった。

でも実際には、靴を忘れ、ジムが休みで、最終的にchocoZAPへ流れた。
予定通りには、まったくいかなかった。

でも、それでいいのだと思う。

もし僕が、「絶対に市営ジムでやる」という気合に固執していたら、あの張り紙を見た瞬間に、僕の筋トレ再開計画は終わっていた。

必要だったのは、気合じゃなかった。
「じゃあ、他の選択肢は?」とルートを変えるための環境だった。

今日、アプリには最初の来店記録がついた。

靴を忘れて一度家に帰ったあの日の自分を、少しだけ褒めてやりたい。


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