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「そっちゃそ」氏との対談より――日本の英語教育への提言(2)日本語の発音と英語の発音の本質的な違いを理解する

日本人英語学習者に対して英語発音の指導をおこなう際に特に重要なのは、日本語の発音と英語の発音の3つの本質的な違いを、学習者にまずきっちりと説明して理解させることです。

日本語発音と英語発音の本質的な違いとは、次の3つです。

  1. 日本語は「開音節」、英語は「閉音節」

  2. 日本語は「高低アクセント」、英語は「強弱アクセント」

  3. 日本語は「等拍リズム」、英語は「強勢拍リズム」

なお、開音節/閉音節、高低アクセント/強弱アクセント、等伯リズム/強勢拍リズムといった音声学的知識については、別の原稿でくわしく説明します。

ここで重要なことは、日本語の音韻体系は、世界でも非常にユニークなものであり、また、英語の音韻体系とは大きくかけ離れている、ということを学習者にしっかりとわかってもらい、納得してもらうことです。

開音節/閉音節、高低アクセント/強弱アクセント、等伯リズム/強制拍リズムという日英音韻体系の根本的な差異は、そのことを示しています。

第二言語の学習ではどの領域であっても第一言語つまり母語からの干渉を受けるものですが、とくに日本人が英語発音を学習する場合には、母語である日本語発音からの干渉を非常に大きく受けます

例えていえば、猛烈な向かい風のなかを走っているランナーのようなものです。
 
そして、英語音韻の習得における日本語の母語干渉の大きさは、フランス語やドイツ語だけでなく、中国語や朝鮮語の母語干渉よりも、はるかに大きなものです。
 
言い換えますと、フランス人やドイツ人だけでなく、中国人や韓国人とくらべても、日本人が英語発音を習得することは、はるかに難しいということです。
 
したがって、私たちが英語発音を習得するには、彼らよりもはるかに多くの時間と労力が必要となります。

(つづきは↓)

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