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いざ温泉県へ!人生初の大分を行く【宇佐神宮・塚原温泉編】

3泊4日の大分旅行は二日目からが本番だ。
この日の目的地は主に2カ所ある。
一つは宇佐市にある宇佐八幡、もう一つは由布市にある塚原温泉だ。

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11月3日(二日目)

一人旅でホテルに泊まる時は大体朝食バイキングのあるビジホの利用が大半だ。
好きなメニューを好きなだけ食べられる朝食バイキングは楽しいが、往々にして食べすぎてしまう。
その結果、昼食抜きになることも少なくない。

納豆があるのもうれしいね
二位じゃダメなんですか?

ホテルの向かいにあったうどん屋さんの看板には「日本で3番目においしい」のキャッチコピーが記載されていた。
1番でも2番でもなく、なぜ3番目なのだろう。


別府湾サービスエリア

大分市から宇佐市までは東九州自動車道を利用した。
九州には南北を繋ぐ高速道路が2つある。
西側にあるのが九州自動車道で、東側にあるのが東九州自動車道だ。

東日本でいうところの東北自動車と日本海東北自動車道の関係といえば、東日本の人には分かりやすいだろうか。
四車線もしくは六車線で整備された九州道に対し、東九州道は多くの区間が暫定二車線で整備されており、整備が遅れている点は否めない。

今回はそんな東九州道を初めて走行してみたが、走行してみると意外と高所を通っている事が分かった。
土地の高さというのは地図だけを見てもなかなか実感しづらい。

等高線をみればいいのだろうが、さすがに単なる旅行の下調べをする時に等高線を見るようなは人は滅多にいないだろう
そんな事をする人が居るとすれば、そいつは間違いなく何かしらのマニアだ

そんな東九州道で規模が大きく眺望が良さそうなサービスエリアを発見したので、休憩がてら立ち寄ってみることにした。

木製の意匠が和を感じられてよい

サービスエリア内はかなり広かった。
いわゆる上下集約型のサービスエリアで、上下線て駐車場とサービスエリアの施設は分かれているものの、徒歩で相互に行き来できるようになっていたのだ。

上下のサービスエリアの間は公園になっており、高台から別府湾を望むロケーションはよい気分転換になることだろう。

洋食屋さんもある
別府湾

恋人の聖地も設置されていた。
サービスエリアには景色が良いところも多いので、割と設置されているのを見かける。

この恋人の聖地というのは真面目に少子化対策として設置されている面もある事業らしいが、少子化の原因となる層はこんなところに恋人と来られるような人間ではないぞ

恋人(痛すぎる)

宇佐神宮

別府湾サービスエリアを出て東九州道を北進し、宇佐ICで退出して宇佐神宮へと向かった。
宇佐神宮の近くまで来たところで少し道を間違えてしまい、メインの駐車場がある北参道ではなく裏口のような西参道へ来てしまったので、北参道へ向かっているところだ。
こちらも参道なので道路が石で舗装されていた。

北参道にある駐車場には仲見世通りという商店が立ち並んでいた。
そこをさらに北へ向かって進むと、朱色の巨大な鳥居がお出迎えしてくれる。

参道
御由緒

誠心直道之碑

北参道を入りしばらく歩くと左手に大きな石碑が見えてくる。
これは二刀流で有名な宮本武蔵の兵法である二天一流の宗家が熊本から宇佐の門人に継承されたことを記念して設置されたものなのだという。

なぜそんな石碑が宇佐神宮にあるのかは分からないが、宗家の証である赤樫の木刀が宇佐神宮で管理保存されているとあるので、それが縁なのかもしれない。
武神である八幡神を信仰していたのだろうか。

石碑以外に何があるわけでもないので、一般観光客には素通りされてしまうだろう。


宇佐参宮線26号蒸気機関車(クラウス号)

石碑の近くには蒸気機関車が静態保存されていた。
風雨を少しでも防げるように覆いもされ、大事に保管されている事が窺える。

かつて宇佐神宮には宇佐八幡駅という宇佐参宮線(昭和40年に廃線)の駅があり、当該路線で使用されていた車両なのだという。


伝教大師 安南豊前宝塔院 顕彰碑

伝教大師とは歴史の授業でも習う天台宗の開祖である最澄上人の事を指す。
最澄上人は宇佐の地にも宝塔を建てるつもりだったが建てられなかったので、平成21年に開宗1200年を記念して石碑と宝塔を建てたらしい。

そんなことよりも面白いのは最澄上人が唐に渡る前後の話で、彼は仏教徒なのに旅の無事を宇佐八幡神へ祈願し、日本に帰国後はお礼として宇佐神宮へ様々なものを奉納したのだという。

古くから神道と仏教に明確な区別がなく神仏習合が行われてきた我が国らしいエピソードだと言えよう。


機関車のある場所からさらに進んでいくと、先程よりも更に大きな大鳥居が見えてくる。
こちらは足元がコンクリートで固められていることから分かるように、かなり新しいものだ。

朱印所まで来ると境内図があるので目を通してみる。
私は下の鳥居から上に向かって歩いてきたのだが、ここを右に進むと呉橋を経て西参道へ行けるようだ。

最初に車で迷い込んだのが西参道口付近だったが、西参道口付近に駐車した方が近道だったのかも知れない。

このとき私は重大な見落としをしていた。
それは、この呉橋という橋を見向きもしなかったことだ

宇佐神宮の呉橋というのは鎌倉時代に架橋されたと言われる朱色の屋根付き橋で、日本百名橋の一つに数えられる貴重なものだった。

ネットで検索すると画像が出てくるのだが、あれほど貴重で美しい橋を見ることなく立ち去ってしまった自分の見識の無さに我ながら呆れて落胆してしまった。

是非とも再訪して呉橋をこの目で見たいところだ。


皇族下乗

境内図がある場所から少し進むと「皇族下乗」の札が見える。
乗り物(駕籠)で乗り入れることが出来る場所が身分により決まっていることを示しており、皇族ではない者はこれよりも前の時点で乗り物から降りなければならないのだ。

これは神社に限らず、江戸時代までの城などでも同じだった。
例えば江戸城だと御三家の大名は大手三之門を駕籠に乗ったまま通過することが許されていたが、御三家以外の大名は大手三之門で駕籠から降りて登城しなければならなかった

乗り物の乗降のみならず、身分により建物の出入口が決められているのは当たり前だったのだ。
そういうところで身分や格式の差が可視化されていたわけである

現在でも皇族と一般国民の間には当然ながら身分の差というものがあるので、このようにわざわざ「皇族」と書かれているのだ。


祓所

身を清めるために用いられる場所だと思うが、なぜ賽銭箱まで置かれているのかはよく分からない。


八坂神社(境内社)


弥勒寺跡

宇佐神宮に存在した神宮寺である弥勒寺の跡地で、明治の神仏分離令による廃仏毀釈で取り壊されてしまった。

神社によっては寺院建築だけが近隣へ移築されることもある※が、宇佐神宮の弥勒寺は移築されることもなかった。
調べてみると弥勒寺は江戸時代末期には既に寺勢が衰退しきっており、荒廃した建物は再建すらされなかったそうなので、神仏分離令による排除はこれにとどめを刺す形になったのだろう。

※南宮大社の神宮寺は朝倉山真禅院として分離され、建物も移築されている。


上宮

宇佐神宮は上宮下宮に分かれており、派手な建造物が多くあるのが上宮の方だ。

上宮は少し高い位置にあるため、階段を登っていく必要がある。

階段を登りきったところでまた鳥居があり、この奥には極彩色の桃山風建築である西大門がお出迎えだ。
しかし、なにか様子がおかしい。
まさか…。

門の上半分が絵になっているではないか。
なんと今は工事期間中だったのだ

なんて日だ!
上宮内から

遠路はるばる大分まで来て、最も見応えがあるであろう門が修理中というのは大きな痛手だった。
さすがの私も落胆を隠せない。
門以外にも複数の箇所を修理しているようで、至るところに工事用のシートが被せられていた。

天気もよく、朱色に塗られた社殿は美しいことこの上ない。
これが工事中でなかったらもっと見栄えが良かったことだろう。
社殿の工事が完了したら是非とも再び訪れたい場所だ。

右2つは現在の上皇陛下、左2つは現在の天皇陛下からだ

南中楼門の工事は終わっているようだが、西側の回廊は工事中のようだった。

南中楼門

ちなみに宇佐神宮は本殿が国宝指定されているが、本殿はいずれもこの南中楼門よりも中にあり一般公開はされていないので見ることは出来ない。

貴重なもので警備や保存等の都合もあるのだろうが、直接見られないのは残念だ。

あと4ヶ月で終わる予定だったのか
巨大な御神木からは力強さを感じる
宇佐神木というのだそう

通常の神社は二礼二拍手一礼だが、宇佐神宮では二礼四拍手一礼なのだそう。
二礼四拍手一礼の作法は出雲大社だけかと思っていたら、そうではないようだ。

上宮への出入口は西大門の他に南大門が設置されており、ここにあるのが百段とよばれる石段だ。
実際には百段という名前に反して九十九段しかないらしい。

写真で見てもわかるようにかなりの急勾配であり、安全上の理由から使用禁止となっている。


モノレール

宇佐神宮には何とモノレールが設置されている。
これはどうしても階段では上宮へ行けない人のために設置されているそうで、少人数の利用を前提としているために非常に小規模なものだ。

南大門のある百段の横に並行するように設置されている。

モノレールの形式として跨座式にあたる。
私は懸垂式モノレールの方が好きだが、こんな坂一つ登るだけの小さなモノレールを高価な懸垂式にする理由など無いだろう


下宮

上宮から降りると下宮にも行くことが出来る。
こちらは上宮に比べると地味な印象を受けるが、社殿が朱色で塗られており決して地味ではない。
もちろん両方とも参拝した。

宇佐神宮だよ、ダイヤちゃん

宇佐神宮の参道には売店が立ち並ぶが、その中の一つに宇佐神宮から指定されている売店がある。
ここでは昔ながらの飴が売られており、その名も宇佐飴という。

麦芽ともち米で作った水飴を固めた飴で、砂糖不使用のため甘ったる過ぎず優しい甘さなのがよい。
昔ながらの板状のものと小さい粒に小分けされたものの二種類が売られており、板状のものは割って食べる事になる。

こんな感じで割って食べる
宇佐神宮仲見世通り

とり天

大分の御当地グルメといえばとり天だ。
そういうわけで、ここではとり天丼を食べることにした。
ボリュームがあって美味しかったです。

デカァァァァァいッ説明不要!!

宇佐神宮でのお参りと昼食も済ませたところでUSAから出国した

DA PUMPを思い出す
とり天丼だよ、めぐちゃん

塚原温泉

USAを出国してから向かったのは由布市だ。
由布と言えば由布院温泉で有名な温泉地で、大分県の中でも内陸に位置している。
しかし、今回のお目当ては由布院温泉よりも手前(東側)にある塚原温泉なのだ。

塚原温泉というのは由布市の伽藍岳にある温泉で、日本第2位の酸性度を誇る強酸性の温泉だ
強酸性という泉質ゆえにボディソープや石鹸などを使っても泡立たないという特性がある。
成分も豊富で皮膚病に効果があるらしい。

由布岳パーキングエリア

塚原温泉の最寄りは由布岳パーキングエリアに併設している由布岳スマートICなので、休憩を兼ねて利用した。
真ん中を貫くのは大分自動車道で、写真の奥の方が大分方面、手前側が福岡方面となっている。

画像中央に見える白い山肌が目立つ山が伽藍岳といい、この山に目的地である塚原温泉がある。

拡大してみると、遠目から見てもはっきり分かるほど大量に湯気が出ている。

塚原温泉の駐車場へ到着した。
由布岳スマートICを出て車で10分程度だったが、一旦道を間違えて引き返しているので実際には10分弱で行けてしまうと思う。
ちょうどお昼の時間帯ということもあってか来訪者は少なく、車は10台もないくらいだった。

山の中腹くらいに位置している

日本三大薬湯というのは知らなかった。
この日も私は風邪気味だったが、果たして病気にも効くのだろうか。

このあと入浴を済ませてきたが、浴場は流石に撮影禁止なので写真はない。
露天風呂だが規模としてはあまり大きくはなく、こじんまりとした感じだった。

脱衣所も半露天で屋根があるだけで温泉との間に壁などはないから寒く、また施錠できるタイプのコインロッカーではなく衣類を入れておくための籠だけが置いてあるタイプだったので、防犯上の観点から貴重品などは車内に置いてきた方がいいだろう。


火口見学

温泉で体を温めたあとは、伽藍岳の火口見学へ行くことにした。
見学は有料で、入湯料を支払う場所で見学料も支払うことになる。

ここから坂を登っていくのだが、そこそこしんどかった。
あとで風呂に入ってゆっくりしたほうが良かったのかもしれない

穴の中が火口だ
至る所から湯気が噴出している

これが伽藍岳の噴火口だ。
水色のお湯のようなものが見えるが、あれが温泉なのだろうか。

噴火口に入浴することは出来ない

由布院方面を望む。
本当はここからさらに由布院方面へ向かって日帰り入浴などをしたかったのだが、またしても体調が悪化してきてしまった。
やや熱っぽさを感じ始めていよいよまずいと思い、やむなくホテルへ戻ることにしたのだ。

次は由布院温泉にも行きたい

はい、ホテルです。
時刻は午後4時頃、いつもならもっと夜中まで走り回っている私としては異例の早さでのチェックインとなった
完全に体調を崩してしまい、もはやそれどころではなかったのだ。

塚原温泉を出てすぐに宿泊先であるルートインがある大分市内へ向かった。
大分市へ到着し、まずはドラッグストアを探して薬とスポーツドリンクを買いに行く私。
まさか出先で2日連続ドラッグストアにお世話になるとは思いもしなかった

三日目以降に差し障りが出ると最悪帰宅できないことになりかねない。
そのため、この日は夕食は取らずにヨーグルトだけを食べて服薬し、夕方五時からのラブライブスーパースター三期最新話をリアタイ視聴したらさっさと寝ることにした。

とはいえ、悪いことばかりでもない。
こうして出先で体調を崩したというのも結果的にはよい経験にはなったと思っている。
冷静に体調を戻すことを優先し、予定を切り上げて早めの決断を下すことは重要だ。

人生に無駄なことなどないと信じ、翌日以降に体調が回復することを神に祈りながら床についたのだった。

三日目については次の記事で書こうと思う。

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