switch2時代にインディーゲーム市場はどう変化するのか?(これからのゲームの話)
switch2、また今後出るPS6やXBOX次世代機も含めた『今後のインディーゲーム市場』について書いてみたいと思います。
インディーゲームを開発している人達にとっては今後の市場予測をする事は厳しくなっているインディーゲーム市場での生き残りのためにも必須となっています。
また一般のユーザーにとっても「今後のインディーゲーム市場はどう変わっていくのか?」を知るのはなかなか面白いでしょう。
良かったら最後まで読んでみてください。
・switch2時代は残念ながらインディーゲームの売れ行きが今よりもずいぶんと悪化してしまう
switchよりswitch2は性能が向上したおかげで、エルデンリングやサイバーパンクなどの今まで任天堂ハードでは出せなかったソフトが今後どんどん出てくるようになります。
すでにPSやXBOXプラットフォームで起きてしまっている事ですが、「フルプライスソフトが好調に売れるが、インディーゲームはそこまで売れない
」という状況が任天堂プラットフォームでも今後起きていく事になると思います。
任天堂とソニーのそれぞれの決算の数値を比較するとわかるように、PSプラットフォームのゲームの売り上げは任天堂プラットフォームの数倍と大きいです。
その内訳はサードのDLCコンテンツやフルプライスソフトからのロイヤリティ収入が多くを占め、PSプラットフォームのインディーゲームの売れ行きからのロイヤリティ収入は大きな数字ではありません。
「インディーゲームだけを見るとswitchのインディーゲーム市場の方がPSのインディーゲーム市場より大きい」のです。
switchでインディーゲームが好調に売れたのは、「他のハードでは出ているような有名フルプライスソフトが出ていなかった」というのがかなり大きかったのです。
携帯機としても遊べるという要素も貢献していたと思いますが。
これが今後エルデンリングやその他の有名マルチタイトルがどんどんswitch2で出るようになると、ユーザーのお金はそちらの方に使われやすくなります。
そのあおりを受ける形でswitch2時代はswitchの時よりインディーゲームの売れ行きがずいぶん悪化するというのが起きてしまうのです。
・『時限独占』ではなく『そのハード独占』というタイトルがインディーゲームで増えていく
ハードの売れ行きを増やすため、今までは『時限独占』という形でソフトを囲い込む事を任天堂もソニーもMSもしてきました。
任天堂の場合、主にインディーゲームで時限独占の囲い込みを結構やっていました。
ソニーやMSの場合はフルプライスソフトの方や一部のインディーゲームで。
この『時限独占』ですが、「待っていれば自分が持っているハードでいつか遊べる。今はソフトが多過ぎて余裕で待てる。」ため、実際はハードの本体売れ行きをそこまでは増やしてくれないという認識になりつつあります。
ソフトメーカーに多額の時限独占費用を払っても、それによってハードの売れ行きがそこまで増えないため、今後はもっと効果のある『そのハード独占タイトル(他ハードでは永遠に出ない)』というのがインディーゲームを中心に増えていくと思います。
時限独占にくらべてハード独占タイトルになると、ハードメーカーが独占料として払うお金は当然増えてしまいますが、そのソフトはそのハードでしか売らないため、長い目で見るとそのロイヤリティ収入増加の恩恵をハードメーカーは得る事ができます。
マルチで出るソフトは他のプラットフォームで売れた分のロイヤリティは当然こちらのハードメーカーには入ってきませんが、独占タイトルだと全てロイヤリティ収益を独占できるわけです。
また、この「特定ハード独占」というのはインディーゲーム開発者や開発会社にとっても渡りに船となりつつあります。
今のインディーゲーム市場はかなり厳しい状況になっていて、そのためマルチで出しても思ったように売れず大きな赤字を出す事もあります。
あらかじめ特定のハードに独占されるかわりに、その対価としてそれなりの独占料をいただき、またソフト販売でのロイヤリティ収入も継続して得ていく事で収益が安定する事になるでしょう。
インディーゲームの開発規模にもよりますが、個人開発の小規模タイトルでは数千万円が独占料として支払われる事になるでしょう。
もう少し規模の大きいタイトルは数億円を独占料としてハードメーカーがインディーゲーム開発者や会社に支払う形で、今後特定のハードでしか遊べないインディーゲームが増えていく事になると思います。
面白そうなインディーゲームを開発中の開発者や会社の元には今後任天堂やソニー、MSなどから「自分のところのハード独占にしてくれませんか?」という声がかかる事に。
(第三者によるそういう詐欺も起きそうなので、開発者はひっかからないように)
switch2でもPSやXBOXプラットフォームでも、今後はそれぞれ年に数十本の独占インディータイトルが登場していくと私は予想しています。
その中には大ヒット作品もあり、「そのゲームをプレイするためにそのハードを買う」という人がかなり出てくるでしょう。
・AI演算を使ったゲーム開発に多くのインディーゲーム開発者達は殺到する事になる
先日書いた
でも解説しましたが、次の世代のハード(PS6、XBOX次世代機、switch3)ではAI演算機能がハードに搭載されます。
AI演算を使った新しいゲーム開発にインディーゲーム開発者達の多くが殺到する事になると予想されます。
最初はXBOX次世代機で、次にPS6、遅れる形でswitch3でも。
(appleがそういうハードを突然出すというのもありえる)
「AI演算を使って今までにない新しいゲームを開発できると大きく売れて稼げる」という事もあり、このゴールドラッシュに苦境に陥っている開発者達が殺到する事になるのは必然と言えます。
・インディーゲーム開発者や開発会社の廃業や、パブリッシャーの倒産や事業終了が話題になる
今後は有名インディーゲーム開発者や開発会社の廃業が話題になったり、海外ではすでに起きているのですが一部のパブリッシャーも倒産や事業終了を告知して話題になるでしょう。
もうすでに限界になっているインディーゲーム開発者や開発会社もわりとあり、力尽きてしまうところもあるでしょう。
また、パブリッシャーの中には開発資金援助で出していた金をきちんと回収できなかったり、ヒット作品の販売に近年関われなかったりして資金繰りが悪化したり、あるいは要(かなめ)となる人物の退社や死亡が理由で事業終了に至るところも出てくるでしょう。
パブリッシャーの倒産の場合はパブリッシャーが色々なゲームの商標やテキストのローカライズの権利を取得してしまっているケースもあり、その場合はゲームの販売をまかせているインディーゲーム開発者や開発会社はずいぶん面倒なトラブルに巻き込まれる事になってしまいます。
パブリッシャー倒産時の商標やテキストのローカライズの権利については開発会社にきちんと無料で譲渡するという契約にしていないと、その権利の回収に多額のお金が必要になったり、変な会社が権利を取得して以後商標やテキスト使用料でゲームを生み出した人達が結構なお金を請求される事になりかねません。
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