マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらが自分に合う?【矯正の選択note⑤】
こんにちは。三重県鈴鹿市にある歯医者、大木歯科医院です。
インターネットを見ていると「マウスピース矯正は目立たない」「ワイヤー矯正は確実」など、さまざまな言葉が並んでいて、かえって迷ってしまうことはありませんか?
どちらかが優れているという話ではなく、歯並びの状態と生活スタイルによって、合う方法が変わってきます。
「矯正の選択note」シリーズ、
第5回は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の選び方について。ぜひご参考ください。
マウスピース矯正とワイヤー矯正、何が違う?
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは、「歯を動かす力のかけ方」と「装置を自分で外せるか」 の大きく2つがあります。
マウスピース矯正は、透明な装置(アライナー)を1〜2週間ごとに交換し、歯をゆっくり動かしていく方法です。食事や歯みがきのときは、自分で外すことができます。
一方ワイヤー矯正は、歯の表面に小さな装置(ブラケット)を付けて、ワイヤーの力で歯を動かしていきます。こちらは治療が終わるまで、自分で外すことができません。
動かせる歯の範囲も違いがあります。マウスピースは歯全体をかぶせて押す形なので、歯を大きく傾ける動きや、ねじれた歯を回す動きは苦手です。ワイヤーは1本ずつ狙った方向に力をかけられるため、対応できる動きが広くなります。


マウスピース矯正が向いているのは、どんな人?
歯のでこぼこ(叢生)が軽度〜中等度
歯並びの凸凹が小さく、歯を動かす距離が短い方。お仕事や生活で、装置をあまり見せたくない
透明な装置なので、目立ちにくい見た目をしています。金属アレルギーが気になる
金属を使わない装置で進められるため、安心です。1日20時間以上装置をつけられる生活リズムがある
装置を必要時間装着しないと計画通りに歯が動かず、期間が延長してしまいます。虫歯や歯周病のリスクを抑えたい
装置の取り外しが可能で普段通り歯ブラシができるため、虫歯・歯周病のリスクを抑えることができます。

💡 マウスピース矯正の流れを詳しく知りたい方へ
検査から保定まで、どのように進んでいくのか別の記事でくわしくご紹介しています。あわせてご覧ください。
はじめてのマウスピース矯正|治療の流れを5つのステップで解説
ワイヤー矯正が向いているのは、どんな人?
抜歯を伴う治療が必要
歯を大きく動かし、すき間を閉じる動きに対応しやすいです。噛み合わせのずれが大きい(上顎前突/反対咬合/開咬など)
上下・前後の位置関係に対応できます。ねじれた歯や、埋まっている歯を動かす必要がある
マウスピースでは力を伝えにくい動きにも対応できます。装置の管理に自信がない
装置がつけっぱなしの状態のため、ご自身で管理をする手間がかかりません。なるべく計画どおりに進めたい
通院ごとに調整しながら、進み具合を確認して進められます。
抜歯を伴う場合、マウスピース矯正では対応できないとしている医院もありますが、当院では抜歯を伴うケースもマウスピース矯正で進められることがあります。どちらで対応できるかは、検査のうえでご説明します。
見た目が気になる場合は、装置を歯の裏側に付ける方法や、白や透明の素材を使った装置を選べることもあります。「ワイヤー矯正=目立つもの」と決めてしまう前に、どんな選択肢があるか確かめてみてくださいね。

迷ったとき、何から考えればいい?
✅ ① 検査を受けて、選べる方法を確かめる
歯並びによっては、マウスピース矯正では届かない動きが必要な場合があります。まずは検査でご自身に合った方法を確認しましょう。
✅ ② 続けやすさで比べる
毎日20時間以上マウスピースを装着できるか、通院頻度、生活スタイルを比較してみましょう。
✅ ③ 見た目の希望は最後に
装置を目立たせたくない場合でも、歯の裏側に付ける方法や白い素材の装置という手があります。
💡 矯正で迷いやすい場面を、先に知っておきたい方へ
装置選びのほかにも、矯正には迷いやすい場面がいくつかあります。全体像はこちらの記事で整理しています。
矯正で後悔しないために。迷いやすい7つの場面を先に知る【矯正の選択note】
まとめ
歯のでこぼこが軽度〜中等度で、装着時間をご自身で管理できるならマウスピース矯正、動かす距離が大きい場合や噛み合わせを治したい場合はワイヤー矯正が向いている方が多いです。
矯正治療は、歯並びを綺麗にし見た目を改善するだけが目的ではありません。噛み合わせの改善という機能面の目的も同時に達成することで、長く安心して過ごせるお口の状態につながります。
この記事が、矯正の装置選びで迷っている方の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
大木歯科医院では、矯正治療をはじめ幅広い歯科診療を行っています。
医院の詳細については、ホームページをご覧ください。
