レインボーのハードロックで『山の魔王の宮殿にて』【ディスカバー・ザ・クラシックス】
FM八女「きらきらミュージックBOX ~クラシック音楽の水曜日~」で放送した内容のメモ書きを、読み物として再構成した記事。放送内容は放送後に3回に分けて投稿するのが常で、この記事は260826_2です。
放送日:2026年8月26日
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2/3:この記事です。
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コーナー「ディスカバー・ザ・クラシックス」
「ディスカバー・ザ・クラシックス」は、クラシック音楽を原曲とは違う編成やジャンルで演奏したカバーを紹介し、聴き比べてみるコーナーです。
先週は、なんとリクエストを2件もいただきました。大漁、大漁。
そのひとつがこの『山の魔王』。
もういっこは(↑にリンク)ひとつ前の記事のヴィヴァルディの夏。
抜き足差し足→狂乱の大騒ぎへ
今回聴いていただいたのは、グリーグの『ペール・ギュント』第1組曲から、終曲の『山の魔王の宮殿にて』。おなじみの一曲ですよね。
主人公ペール・ギュントは、山の魔王であるトロルの娘との結婚話に飛びつきます。ところが、結婚の条件を聞いて怖くなり、逃げ出そうとする。
音楽は、低い音でひっそりと始まった同じ旋律が、少しずつ速く、大きくなっていきます。小さな騒ぎが、追いかけ回される狂乱の大騒ぎへ。物語を知らなくても、その光景が目に浮かぶような音楽です。
『山の魔王の宮殿にて』/E.グリーグ
山の魔王をハードロックで
この曲には、じつにたくさんのカバーがあります。どれを紹介しようか迷いましたが、今回選んだのは、ディープ・パープルやレインボーで知られるギタリスト、リッチー・ブラックモア。
1995年、リッチー・ブラックモアズ・レインボー名義で発表されたアルバム『Stranger in Us All』に、グリーグの曲をもとにした『Hall of the Mountain King』が収録されています。
原曲のだんだん膨らんでいく不気味さと狂乱は、すでにハードロックだと思いませんか。
『Hall of the Mountain King』/リッチー・ブラックモアズ・レインボー
静かに忍び寄り、最後には狂乱へ突入するグリーグのメロディが約120年後にたどりついたハードロック。
時代もジャンルも違う名作音楽を並べて楽しむのが、「ディスカバー・ザ・クラシックス」です。
