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人気No.1テノールが歌う『雨だれ』

FM八女「きらきらミュージックBOX ~クラシック音楽の水曜日~」で放送した内容のメモ書きを、読み物として再構成した記事。内容は放送後に3回に分けて投稿するのが常で、この記事は260902_2です。

放送日:2026年9月2日



コーナー「ディスカバー・ザ・クラシックス」

「ディスカバー・ザ・クラシックス」は、クラシック音楽を原曲とは違う編成やジャンルで演奏したカバーを紹介し、聴き比べてみるコーナーです。


ショパンは曲に名前をつけない

ショパンには『別れの曲』『革命のエチュード』『英雄ポロネーズ』など、名前のついた有名曲がたくさんあります。

ただし、ひとつもショパン本人がつけたタイトルではありません。

『別れの曲』の本名は『練習曲 作品10第3番』。

『革命のエチュード』は『練習曲 作品10第12番』。

『英雄ポロネーズ』は『ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53』。

人気があったからあだ名がついたのか、あだ名がついたから人気が出たのかは知りません。

そして『雨だれ』も、本名は『前奏曲第15番 変ニ長調』。どこにも雨だれなんて書いてありません。

ショパン『前奏曲第15番「雨だれ」』

この曲は、24曲セットで書かれた前奏曲のひとつです。

すべての調で曲を書くという、作曲家にとってのチャレンジ。チャレンジが始まったのはバッハの時代で…という話は、番組内でやっている暇がないので、アフタートークPodcastで詳しく話しています。そちらを聴いてください。

この曲が生まれたころの、年上の恋人ジョルジュ・サンドとの逃避行についても話したいのですが、それはまた来年の梅雨時期にでも。

忘れそうなので、リクエストください。

「千の風になって」

今回のカバーは、秋川雅史さん。

「千の風になって」で、日本ではいちばん有名なテノール歌手といっていいでしょうか。国立音楽大学、同大学院を経て、イタリアのパルマで4年間修業されています。

そろそろ還暦の秋川さん。イケオジ。

ショパンの『雨だれ』が、日本語の歌になった『もう微笑んで』。聴いてみてください。

『もう微笑んで』/秋川雅史

ショパン自身は雨なんてひとことも書いていない『前奏曲第15番』。日本では「雨だれ」として伝わり、海外でも『Raindrop』として人気を誇るそうです。

少なくとも日本ではショパンの前奏曲の中でも飛び抜けた人気と言っていいでしょう。秋川雅史が歌うくらい。

こんなやつを毎週見つけて面白がってるコーナーがディスカバー・ザ・クラシックスです。


今週の放送記事

1/3:

2/3:この記事です。

3/3:


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