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1on1、雑談でもいいから30分って?!

え、雑談でもいい?

先日、知人からこんな話を聞いた。

新しくマネージャーになり、
会社から「1on1をやってください」と言われた。
そして、こんなふうに言われたそうだ。

「雑談でもいいから、30分話してね」

え?

雑談でもいい?

いやいや、それ、一番やっちゃダメなやつじゃない?

思わず知人に、
「それ間違ってるよ!!」
と言ってしまった。

まぁ、知人が悪いわけじゃない。

むしろ気の毒だと思った。

初めて1on1をするマネージャーに、「雑談でもいいから30分」とだけ言われても、そりゃ困るよね。

1on1って価値ある時間のはず

私は、1on1そのものには大賛成だ。

むしろ、会社で働く人には、こういう時間がもっとあっていいと思っている。

1on1では、いったん目の前の業務から離れる。

そして、安心して話せる場で、自分のことを話す。

仕事の悩みでもいい。
これからやってみたいことでもいい。
会社への提言でもいい。

「こんなことまで話していいんだ」と思えたら、普段は口にしないことも話せるかもしれない。

話しているうちに、
「私、こんなふうに思ってたんだ」
「これからこうしていきたいんだな」
と、自分自身の気持ちに気づくことだってある。

聞く側のマネージャーにとっても、
普段の業務だけでは見えない、その人の気持ちや考えを知ることができる。

それが積み重なれば、少しずつ「仕事をする人」ではなく、「ひとりの人」として相手を理解できるようになる。

結果として、関係性ができて、仕事だってやりやすくなる。

だから私は、1on1にはちゃんと価値があると思っている。

私の1on1失敗談

実は私自身、マネージャーになったばかりの頃、1on1でめちゃくちゃ苦戦した経験がある。

若手メンバーの本音をどうしたら拾えるんだろう。

そう考えて、日々試行錯誤していた2019年頃、自分で1on1を始めてみた。

でも、やり方なんてわからない。

「なんでも話していいよ」

と言って、相手から話し始めるのを待った。

そして・・・

沈黙。

そりゃそうだよね。今ならわかる。

突然、「なんでも話していいよ」と言われても、
言われた方も、何を、どこまで、どう話せばいいのかわからない。

あの頃の私は、1on1というものをちゃんと理解しないまま、自己流でやっていた。

その後、コロナ禍に会社として1on1が正式導入された。

ガイドラインはあったけれど、レクチャーはなかった。

もちろん、そこから学んでうまく活用するマネージャーもいる。

でも、マネージャー本人の力量に頼る部分は大きかったし、浸透するまでには時間がかかった。

部署によっても、ばらつきがあったと思う。

だから今回の話を聞いて、余計に思った。

せっかく1on1を導入するなら、もっとちゃんとスタートすればいいのに!

会社が1on1を導入すること自体は、とてもいいことだと思う。

だからこそ、「自分たちの会社にとって1on1とはこういうモノである」という定義をしっかり伝えてほしい。

聞き手となるマネージャーに最低限のガイドラインは渡してほしい。

「やり方はそれぞれで」と丸投げするのではなく、まずは同じスタートラインに立てるようにしてほしい。

やったことのないマネージャーがうまくできないのは当然だ。

そこで「雑談でもいいから30分」と言われてしまったら、マネージャーもメンバーも、なんとも無駄な30分を過ごすことになってしまうかもしれない。

それは、あまりにも、もったいない。

1on1について、もう少し考えてみる

私は、1on1を「30分話す制度」だとは思っていない。

せっかくなら、話す人にとっても、聞く人にとっても、
「この時間があってよかった」
と思える時間になってほしい。

今回、知人の話を聞いて、私は改めてそう思った。

そして同時に、

じゃあ、1on1をするマネージャーは、何を知っておけばいいんだろう。

1on1を導入する会社は、何を準備しておけばいいのか。

そんなことを、もう少しちゃんと考えてみたくなった。

続きは、また別の記事で。
1on1をする側の人へ。
そして、1on1を導入する側の会社へ。
それぞれの立場から、考えてみたいと思う。


【追記】1on1シリーズ3まで公開しました。
この記事に続く②・③の記事も公開しています。


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