【レポ】2026.6 東京 ②ATELIER MUJI GINZA / 銀座
前回のつづき。無印銀座店 ATELIER MUJI のフロアへ。
『ブック・アクティビスト』Irma Boom: Book Activist 展/ATELIER MUJI GINZA
https://atelier.muji.com/jp-ja/exhibition/260605/
約40年間で500冊を超える本を手がけたブックデザイナーIrma Boom氏の仕事から、「紙の本」の魅力をギュギュッと味わえる。
すごくカラフルで、手に収まるけど見飽きない、そんな展示。予想以上に良かった。
ご本人もいらっしゃった!(物陰から見ているだけ。)

壁にプリントされている。


展覧会のたびにの少しずつ大きくなるという、Boom氏の書籍『mini book』。
今回では6cmくらいの直方体の小さな辞書のようなアートブックでまだ手のひらに収まるサイズ。
購入は叶わなかったが、とても愛しい物体だった。

(写真を撮らなかったのでイラスト)
キュートです。
展示で印象的だったのは、「疑問を感じることができたら、儲けものだー」と語る、Irma Boom氏のテキスト。
創作しながら疑問を抱くことが、抱かずに作ることよりも、圧倒的にエネルギッシュで頼もしい作り手でいられることを体現している。
本という「物体」が好きな方にはとてもお勧めな展示。
ATELIER MUJIの書籍コーナーでペラペラ本をめくっていたら、Aさんが「私たちは本当に絵が描けない人がいるんだってことを、知らなきゃいけない。」と言ってきた。
「そんなことわかってるさ。」と反射的に思いつつ、改めてそう言われると知らないのかもなと考え直す。
人は、自分が出来て当たり前のことや数字にできない能力を長所として認識しにくい。
絵が描けない人がいる。
逆に言うと、絵が描けるというのはそのままの意味でもあるし、ものの考え方でもある。
絵が描けない人がいるということを考えることによって、自分が常に理由もなく絵を描いているということを強く意識できる。
何を言っているのかと思われるかもしれない。
しかし、ここにも気づきがある。
私は最近「分からない人に、分かるように伝える。」ということを怠っていたかなと反省することが度々あった。
よく出る話でいうと、何を描いてこの絵にはどんな思いが込められているとか、どんな技術を用いているかとか、その絵の相場がいくらだとか。
聞かれた時に、「心のままに言っても伝わらない、がっかりされたり誤解を招く。望まれている言葉を出そう。」と思い答えてきた。
しかしこれは、「描けない人がいる」という関係性や価値観の違いに配慮した対応とは言えない。
「分かるように伝える」ことは、自分の能力を自分で認めて提示することでもあり、即座に互いの利益に繋げられる。
それが真意ならば、これまでよりは丁寧に話が出来そうだ。
しかし絵の描けない人がいるということを絵を描ける人間が考えるというのは、、、哲学!
(料理とか運動とか、自分の得意なことや好きなことに置き換えて想像してください。)
さて、地元でも買えるが、無印だからこそ欲しかったパイル編みの靴下3足(汗っかきに最強)とリブ編みのタンクトップを1枚購入した。
リュックの隙間に詰め込み、銀座に居ながらすっかり庶民の心に戻り映画の話をしながら無印を出る。
他の展示を見に行くと言うAさんと、東京駅で見えなくなるまで手を振りながら解散した。
時間にして14:00過ぎ。
1人、日暮里に向かう。つづく。
