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【書籍レビュー】『アート・オブ・スペンディング・マネー』モーガン・ハウセル著|お金は「貯め方」より「使い方」で人生が変った話

お金を貯めることが目的になっていませんか?

収入が増えても、なぜか幸せを感じられない。周りからの評価を気にして、本当は必要ないものまで買ってしまう。そんな経験はないでしょうか。

私も以前は、無意識のうちに「お金を稼ぐために働く」ことや「お金を貯めること」が目的になっていた時期がありました。でも本当は、お金はあくまで人生を豊かにする道具のはず。何かを実現するための手段であって、目的ではないはずですよね。

そんなモヤモヤを抱えていた時に出会ったのが、
モーガン・ハウセルの『アート・オブ・スペンディング・マネー』でした。

前作の『サイコロジー・オブ・マネー』では、お金との付き合い方や富の作り方・維持の仕方を学びましたが、今回の続編では「お金をどう使うか」がテーマ。お金を「稼ぐ・貯める」から「使う」へと、一歩踏み込んだ内容になっています。

読み終えて気づいたのは、私はずっと「お金に使われていた」ということ。そして本書が教えてくれたのは、お金を道具として使いこなすことで得られる、本当の幸せの形でした。

この記事では、本書の核心である「内面的幸福と外面的評価の違い」や「お金の使い方は人それぞれのアートである」という考え方を、私自身のジープ所持じやブランド品の購入体験を通じて解説していきます。

📖 こんな方におすすめの記事です
✔️ お金を貯めることが目的になってしまっている
✔️ 収入は増えたのに幸福度が上がらないと感じている
✔️ 『サイコロジー・オブ・マネー』を読んで続編が気になっている
✔️ お金の使い方に迷いがある

では、実体験も交えながら、この本から学んだお金と幸せの関係をお伝えしていきますね。



この本が伝える「お金の使い方」の本質|内面的幸福と外面的評価

『アート・オブ・スペンディング・マネー』を読んで、最も印象に残ったのは「お金は目的ではなく、道具である」というシンプルな真実でした。

当たり前のように聞こえるかもしれません。

でも、日々の生活の中で私たちは気づかないうちに、お金を稼ぐこと、貯めることが目的になってしまっていることがあるんです。本来は人生を豊かにするための手段のはずが、いつの間にか主客が逆転している。そんな経験、ありませんか?

💡 お金がもたらす幸福には2種類ある

モーガン・ハウセルは本書で何度も繰り返し、お金の使い方が大きく二つに分かれると説明しています。

①内面的な幸福 自分自身が心から満足し、人生をコントロールできている感覚から得られる幸せ。家族との時間、自由な選択、心の余裕など、自分の内側から湧き上がる満足感です。

②外面的な評価 他者から「すごい」「羨ましい」と思われることで得られる満足感。高級車、ブランド品、大きな家など、見せるための消費から得られる幸福感。

そして本書が強調するのは、本当の幸福は内面的なものにあるということ。お金と幸せの関係を考える上で、この視点はとても重要だと感じました。

⚠️ 他者からの評価を求めた先にあるもの

外面的な評価、つまり他者から「すごい」と思われることで幸福を得ようとすると、どうなるのか。

本書では、それが極端な場合には破産や絶望につながると警鐘を鳴らしています。

なぜなら、他人の評価には終わりがないから。

どれだけ高価なものを買っても、上には上がいる。常に誰かと比較し続け、満足することができなくなってしまうんです。SNSで他人の生活を見て焦ったり、周りの持ち物が気になったりする感覚、きっと多くの人が経験していると思います。

👓 レーシック手術の女性が教えてくれたこと

本書で紹介されていた、あるエピソードが忘れられません。

レーシック手術を受けた女性の話です。

手術は成功しました。視力は回復し、メガネも必要なくなった。医学的には完璧な結果です。

でも、その女性は満足していませんでした。

なぜなら彼女は、「メガネがなくなれば、夫からもっと愛されるはず」と期待していたから。外見が変われば、夫との関係も変わると信じていたんです。

でも現実は、何も変わりませんでした。

このエピソードが示しているのは、幸福は客観的な結果では測れないということ。科学的には成功でも、本人の期待と違えば満足は得られない。まさに幸福が「サイエンス」ではなく「アート」である証明だと思いました。

私たちは時々、外見や持ち物を変えることで、人生が変わると錯覚してしまいます。でも本当に大切なのは、何のためにそれを求めているのかという内面の動機なんですよね。

🔄 「お金を使う」のか「お金に使われる」のか

本書のタイトルにある「アート(芸術)」という言葉には、深い意味があります。

お金を道具として自分の人生を豊かにするために使うのか。

それとも、お金を稼ぐため、他人に見せるためにお金に使われてしまうのか。

この違いが、人生の幸福度を大きく左右するということを、本書は教えてくれます。

私自身、この部分を読んだ時に「あれ、自分は今どっちだろう?」とハッとさせられました。

お金について学ぶようになった今でこそ少しずつ意識できるようになりましたが、以前は完全にお金に使われていたんです。次のセクションでは、その具体例として、私がジープを所有していた頃の話をお伝えしますね。


ジープを所有していた頃の自分が教えてくれたこと【体験談】

ここからは、私自身の体験談をお話しします。

今振り返ると、完全に「お金に使われていた」と思える出来事。
それが、ジープを所有していた時期のことです。

🚗 実用性ではなく「イメージ」で選んだ車

車を購入する時、本来の目的は何でしょうか?

多くの人にとって、車は移動するための道具ですよね。実用性、燃費、乗り心地、維持費。こういった要素を考えて選ぶのが合理的なはずです。

でも当時の私は、なんかカッコ良いという感じでジープを選びました。

高排気量で税金が高い。旧車なので乗り心地も、その時代の他の車と比べると到底良いものとは言えない。実用性という観点で見れば、決して賢いお金の使い方ではありませんでした。

それでも購入したのは、なんか可愛いしかっこいい。
「ジープに乗っている自分」というイメージに惹かれていたからです。

確かとても気に入ってはいました。
でも正直に言えば、その車が本当にお気に入りだったというより、ジープを乗っていることで作られる「自分のイメージ」にも気に入っていたんだと思います。

これはまさに、本書で言う「外面的評価を求めた消費」そのものでした。

👥 他者からの印象に縛られていた自分

さらに厄介だったのは、その印象から逃れられなくなっていたこと。

「ジープに乗っている人」というイメージが自分に定着してしまうと、そこから抜け出すのが難しくなりました。

周りからも「あの人はジープに乗っている」と認識されている。
その期待に応えなければいけないような、不思議なプレッシャーを感じていたんです。まるで、自分で作った檻に閉じ込められているような感覚でした。

本書が警鐘を鳴らす「外面的な評価」を求めてしまっていた、まさにその状態です。

📈 一度上げた生活水準を下げることの難しさ

そしてもう一つ、本書を読んで改めて実感したのが「一度上がった生活水準を下げることの難しさ」です。

ジープを手放して、もっと実用的で経済的な車に乗り換える。

頭ではそれが合理的だとわかっていても、実際に行動するのは本当に難しかった。

「水準を落とす」ことへの抵抗感、周りからどう見られるかという不安。こういった感情が、冷静な判断を曇らせていたんですね。これも、本書で語られている「生活水準のインフレ」の罠でした。

💭 無意識に「お金に使われていた」瞬間

振り返ってみると、あの頃の私は完全にお金に使われていたんです。

お金を稼ぐために働き、高い維持費を払い続け、他者からの印象を気にする。

本来は自由を得るための道具であるはずのお金が、いつの間にか私を縛るものになっていました。お金を使うことで幸せになるはずが、逆にストレスを抱えていたんです。

『アート・オブ・スペンディング・マネー』を読んで、当時の自分の姿が本書で警鐘を鳴らしている「外面的評価に依存した消費」そのものだったと気づかされました。

もし今、同じ選択をするとしたら?きっと違う判断をすると思います。

なぜなら今は、お金を何のために使うのかという視点を持てるようになったから。

次のセクションでは、もう一つの失敗体験、ブランド品の購入についてもお話ししながら、「モノ」と「体験」、どちらにお金を使うべきかについて考えていきますね。


お金は「モノ」ではなく「体験」に使うと幸福が続く

ジープの話に続いて、もう一つの失敗体験をお話しします。それは、若い頃にブランドのアクセサリーを買った時のことです。

💍 欲しくて欲しくて、でも手に入れたら...

当時、どうしても欲しいブランドのアクセサリーがありました。

毎日そのことを考えて、一生懸命お金を貯めて。目標に向かって頑張っている時は、本当にワクワクしていたんです。「これを手に入れたら、きっとかっこいい」そう思っていました。

そしてついに購入。手に入れた瞬間は確かに嬉しかったです。

でも、その後どうなったか。

数回身につけて、それ以降はほとんど使わなくなってしまいました。あれだけ欲しかったはずなのに、いつの間にかそのアクセサリーに価値を見出せなくなっていたんです。

『アート・オブ・スペンディング・マネー』では、この現象についても触れられています。

欲しいものを買うために目標を立てて行動している間は、その対象への価値や欲求が高まる。でも手に入れてしまったら、その幸福は持続しない。

まさに私が体験したことでした。これは「モノ消費」の限界を示す、典型的なパターンだったんですね。

🏠 「モノ」そのものに価値はない

モーガン・ハウセルは本書で、こんな例を挙げています。

「大きな家を買うことが幸せなのではない。その家で家族とゆっくり暮らせることが幸せなのだ」

家というモノを所有することが目的ではなく、その家で過ごす時間、家族や友人と一緒に過ごす体験こそが、本当のお金の価値だということです。

大きな家で友人を呼んで一緒に時間を過ごしたり、家族でゆったりと過ごしたり。物そのものの価値ではなく、それによって得られる体験や関係性にこそ、お金を使う意味があるんですね。

これを読んだ時、ブランドアクセサリーの失敗を思い出しました。

あのアクセサリーは「持つこと」が目的になっていて、それを身につけてどんな体験をするかという視点が完全に抜けていたんです。お金を使う目的を、完全に見失っていました。

✈️ 家族旅行の思い出が教えてくれた「複利」

本書で最も共感したのが、「人生の思い出にも複利がある」という考え方でした。

お金の複利は有名ですよね。投資したお金が時間とともに雪だるま式に増えていく。

それと同じように、思い出も複利のように増えていくというんです。

これ、本当にその通りだと思いました。

私は子供ができてから、意識的に家族旅行をするようにしています。
毎年どこかに出かけるようにしているんですが、家族の会話では本当によく旅行の話になるんです。

「去年はどこどこに行ったよね」 「あれとても面白かったね」 「また行こう!」

息子や妻がこう言っている時、思い出が複利のように積み重なっていることを実感します。

面白いのは、同じ場所に行っても、去年とは違った楽しみ方ができること。子供の成長とともに見え方が変わったり、新しい発見があったり。

そうやって幸せが複利的に増えていく感覚があるんです。これこそが、本当の意味での「人生への投資」なのかもしれません。

💡 モノではなく体験にお金を使う意味

若い頃に高価なアクセサリーを買った時の幸せと、家族旅行の思い出の幸せ。

この二つは、全く別物でした。

モノを手に入れた時の幸福は、その瞬間だけ。

でも体験から得られる幸福は、時間が経っても色褪せない。
むしろ、思い出として何度も振り返ることで、幸福が増幅していくんです。

本書を読んで、お金の使い方の本質が少し見えてきた気がします。

それは、お金を「所有」ではなく「体験」に使うこと
そして次のセクションでお話しする「自由」こそが、お金がもたらす最大の価値なのかもしれません。


お金が増えて一番幸せだったのは「自由」だった

ここまで、お金を外面的評価のために使ってしまった失敗談をお伝えしてきました。では、お金が本当にもたらす幸せとは何なのでしょうか。

『アート・オブ・スペンディング・マネー』を読んで、そして自分の経験を振り返って気づいたこと。それは、お金の最大の価値は「自由」にあるということでした。

💰 お金を気にしないで選択できる状態

お金が増えて、一番変わったことは何か。

高級なものが買えるようになったこと?いいえ、違います。

それは、お金を気にしないで物が買えるようになったこと
より正確に言えば、選択する自由が増えたことでした。

例えば、スーパーで買い物をする時。

以前は値段を気にして、本当は欲しいものを我慢していたことがありました。でも今は、値札を見ずにあるていど「これが食べたい」と思ったものを選べる。

たったそれだけのことかもしれません。

でもこの小さな自由の積み重ねが、日々のストレスを大きく減らしてくれるんです。「お金が足りるかな」という不安から解放される。
これが、お金が増えることで得られる本当の幸せだと感じています。

🎯 人生をコントロールできる感覚こそが最高の幸福

モーガン・ハウセルは本書で、人生をコントロールできることが、お金がもたらす最大の幸福だと繰り返し語っています。

これを読んだ時、深く納得しました。

お金があることで得られるのは、豪華な生活ではない。
自分の人生を自分で決められるという感覚なんです。

  • 仕事を選ぶ自由

  • 住む場所を選ぶ自由

  • 時間の使い方を選ぶ自由

  • 大切な人との時間を優先する自由

こういった選択肢を持てることが、本当の意味での豊かさだと思います。
これは、経済的自由とも言えますよね。お金に縛られず、自分の意志で人生を選択できる状態。

⏰ 「時間」という最も貴重な資源をコントロールする

お金で買えないものは何か、とよく言われます。

でも実は、お金で「時間」を買うことはできるんですよね。

家事代行を頼んで、家族との時間を増やす。通勤時間の短い場所に住んで、自分の時間を確保する。やりたくない仕事を断って、本当にやりたいことに集中する。

お金を使うことで、自分の時間をコントロールできる。

これが、お金の使い方として最も価値があることの一つだと、本書を読んで気づかされました。時間こそが、人生で最も貴重な資源ですから。

🌟 「自由」は見えないけど、最高の贅沢

高級車やブランド品は目に見えます。
だから他人にも「すごい」と思われやすい。

でも「自由」は目に見えません。

誰かに自慢できるものでもない。SNSで「いいね」をもらえるわけでもない。

だからこそ、多くの人が見落としてしまうんだと思います。
でも、自由こそが最高の贅沢なんです。

お金を気にせず選択できる自由、人生をコントロールできる自由。
これ以上に価値のあるものはないと、今は思えるようになりました。

💭 「見える豊かさ」から「見えない自由」へ

若い頃の私は、ジープやブランド品といった「見える豊かさ」を追い求めていました。

でも本当に求めていたのは、「見えない自由」だったのかもしれません。

『アート・オブ・スペンディング・マネー』は、この「自由」という価値観を、様々な角度から教えてくれる本です。お金と幸せの関係を考える上で、この視点は欠かせないと思います。

次のセクションでは、この本から学んだもう一つの大切な視点、
「お金の使い方は人それぞれ」という考え方についてお話ししますね。


お金は「サイエンス」ではなく「アート」|他人の使い方を尊重できるように

『アート・オブ・スペンディング・マネー』というタイトル。

なぜ「サイエンス」ではなく「アート(芸術)」なのか。本書を読んで、その意味が深く理解できました。

🎨 正解は一つじゃない|レーシック手術が教えてくれたこと

科学(サイエンス)には、誰がやっても同じ結果になる法則があります。

1+1は誰が計算しても2。水は100度で沸騰する。

でも、幸福には万人共通の正解はないんです。

本書で紹介されていた先ほども例にあげましたがレーシック手術の女性のエピソードを思い出します。手術は医学的には大成功。視力は回復し、メガネも不要になった。

でも彼女は満足していませんでした。

なぜなら、「メガネがなくなれば夫からもっと愛される」という期待が叶わなかったから。科学的には完璧な結果でも、彼女にとっての幸福は得られなかったんです。

これこそが、幸福が「サイエンス」ではなく「アート」である証明だと思いました。

お金の使い方も同じです。
ある人にとっては車が最高の幸せ。
別の人にとっては旅行が何より大切。
またある人にとっては、貯蓄そのものが安心感をもたらす。

どれも正しいし、どれも間違っていない。

それぞれの価値観、それぞれの人生背景、それぞれの期待によって、お金の使い方は無限に変わる。だからこそモーガン・ハウセルは「アート」という言葉を選んだんですね。

👨‍👩‍👧‍👦 育った環境で全く違うお金の感覚

本書を読んで気づかされたのは、育った環境によってお金そのものの感覚が全く違うということでした。

裕福な家庭で育った人と、お金に苦労した家庭で育った人。

同じ100万円でも、感じる重みが違う。使い方への考え方も違う。何に価値を感じるかも違う。

これは、どちらが正しいとか間違っているという話ではありません。それぞれの経験が作り上げたお金の価値観であり、どちらも尊重されるべきものなんです。

私自身、以前は「この使い方は無駄だな」「なんでそんなものにお金を使うんだろう」と、他人のお金の使い方を心の中で判断していたことがありました。

でも本書を読んで、その考え方が間違っていたと気づきました。

💡 お金が多くあれば幸せになれるわけではない

本書で繰り返し語られるもう一つの重要なメッセージ。

それは、お金が多くあれば幸せになれるわけではないということです。

年収が倍になっても、幸福度が倍になるわけではない。

高級車を買っても、その幸せは続かない。大きな家に住んでも、家族との関係が良くなければ意味がない。

お金を使うことで幸せになるのではなく、お金を使って間接的に幸せになることができる。

この違い、とても大切だと思います。

例えば、大きな家を買うこと自体が幸せなのではなく、その家で家族とゆっくり暮らせること、友人を呼んで一緒に時間を過ごせることが幸せ。物そのものの価値ではなく、それがもたらす体験の価値なんですよね。

🤝 他人のお金の使い方を尊重する大切さ

本書を読んで、一番変わったこと。

それは、他人のお金の使い方を尊重できるようになったことかもしれません。

友人が高級時計を買った。同僚が毎月旅行に行っている。親戚が質素な生活を続けている。

節約とか投資とかを積極的に実施していた自分がこの本を読む前なら
「もったいない」とか「なんで貯金しないんだろう」とか、心のどこかで判断していました。

でも今は違います。

その人にとって、それが最適なお金の使い方なんだと思えるようになりました。その人の価値観、育った環境、人生の目標。それらすべてを考えれば、その選択は理にかなっているんです。

人それぞれ、お金との付き合い方が違う。それを理解できるようになったのは、本書から得た大きな学びの一つです。

🌈 自分だけの「アート」を見つける

お金の使い方は、アート。

つまり、自分だけの作品を作り上げていくプロセスなんだと思います。

他人の真似をする必要もないし、世間の常識に従う必要もない。

自分にとって何が大切なのか。何に幸せを感じるのか。どんな人生を送りたいのか。

それを考えながら、自分なりのお金の使い方を見つけていく。

それが「アート・オブ・スペンディング・マネー」の本質だと、本書は教えてくれました。正解は一つじゃない。だからこそ、自分にとっての正解を見つける旅が、人生を豊かにしてくれるのかもしれませんね。


この本が向いている人・読むタイミング

ここまで『アート・オブ・スペンディング・マネー』から学んだことをお伝えしてきました。最後に、この本がどんな人におすすめなのか、どんなタイミングで読むと良いのかをまとめておきますね。

✅ こんな人に特におすすめ

💰 お金を貯めることが目的になってしまっている人 「なぜお金を貯めているのか」がわからなくなっている方には、本書が新しい視点をくれるはずです。お金は手段であって目的ではない。その本質を思い出させてくれます。

📊 収入は増えたのに幸福度が上がらないと感じている人 年収が上がったのに、なぜか満たされない。そんな方こそ、本書が必要です。「内面的幸福」と「外面的評価」の違いを知ることで、本当の幸せに気づけるかもしれません。お金と幸せの関係を見直すきっかけになります。

👨‍👩‍👧 資産形成を始めた人、家族を持っている人 ある程度資産ができて「次はどう使うか」を考え始めた方、家族のためにお金をどう使うべきか悩んでいる方には、実践的なヒントがたくさんあります。特に「思い出の複利」という考え方は、家族持ちの方に深く響くと思います。

📚 『サイコロジー・オブ・マネー』を読んだ人 前作でお金の「貯め方・増やし方」を学んだなら、続編であるこの本で「使い方」を学ぶと、お金との付き合い方が完成します。モーガン・ハウセルの両方の本を読むことで、より深い理解が得られるはずです。

🤔 他人のお金の使い方を気にしてしまう人 SNSで他人の生活が気になる、周りと比較してしまう。そんな方には、「お金はアート」という考え方が心を軽くしてくれます。自分だけのお金の使い方を見つける勇気がもらえます。

🔄 お金の使い方に迷いがある人 何にお金を使えば幸せになれるのか、わからない。そんな迷いを抱えている方に、本書は一つの指針を示してくれます。

📖 おすすめの読み方とタイミング

本書は一気に読むのもいいですが、時々読み返すことで新しい気づきが得られるタイプの本だと感じました。

人生のステージが変わるたびに、響く部分が変わってくるんです。

独身の時、結婚した時、子供ができた時、お金が貯まった時。それぞれのタイミングで読むと、違った学びがあると思います。

私も何度か読み返して、そのたびに「ああ、この部分は今の自分に必要だった」と気づかされています。本棚に置いておいて、人生の節目で読み返す。そんな使い方がおすすめです。

💡 前作『サイコロジー・オブ・マネー』との違い

前作『サイコロジー・オブ・マネー』は、お金をどう作り、どう維持するかがテーマでした。

対して今回の『アート・オブ・スペンディング・マネー』は、お金をどう使うかがテーマ。

両方読むことで、お金に関する知識が「稼ぐ・貯める・使う」の全ての面で深まります。まだ前作を読んでいない方は、ぜひ両方読んでみてください。お金の哲学が体系的に理解できるはずです。


まとめ|お金に使われず、お金を使う人生へ

『アート・オブ・スペンディング・マネー』を読んで、私が一番変わったこと。

それは、お金との付き合い方そのものでした。

💭 本書が教えてくれた大切なこと

モーガン・ハウセルのこの本を通じて学んだ、最も重要なメッセージをもう一度振り返ってみます。

お金は目的ではなく、道具である。

お金を稼ぐため、貯めるために生きるのではなく、自分の人生を豊かにするためにお金を使う。この視点の転換が、すべての始まりでした。

幸福には「内面的」と「外面的」がある。

他者からの評価を求めて消費するのか、自分の心からの満足を追求するのか。この違いが、人生の幸福度を大きく左右します。お金と幸せの本質的な関係が、ここにあります。

お金の使い方は「サイエンス」ではなく「アート」。

正解は一つじゃない。人それぞれ、育った環境も価値観も違う。だからこそ、自分なりのお金の使い方を見つけていくことが大切なんです。

お金が本当にもたらすのは「自由」。

高級品を買うことではなく、選択肢を持てること。人生をコントロールできること。これこそが、お金の最大の価値でした。

🔄 「お金に使われていた」自分から「お金を使う」自分へ

ジープを所有していた頃、ブランドアクセサリーを買った頃。

振り返ってみると、あの時の私は完全にお金に使われていたんです。

他者からどう見られるか。一度上げた生活水準を下げられない。お金を稼ぐために働き、維持費を払い続ける。

本来は自由を得るための道具であるはずのお金が、私を縛るものになっていました。

でも今は違います。

家族旅行の思い出、自由な選択、人生をコントロールできる感覚。お金を道具として使うことで得られる、本当の幸せがわかるようになりました。

『アート・オブ・スペンディング・マネー』が伝えたかったこと。それは、お金と幸せの本質的な関係だったのだと思います。

🌟 あなたにとっての「アート」を見つけてほしい

この記事を読んでくださったあなたも、もしかしたら以前の私と同じように、お金に使われている部分があるかもしれません。

でも、大丈夫です。

気づくことができれば、変えることができます。

お金をどう使うかは、あなた次第。誰かの真似をする必要もないし、世間の常識に従う必要もない。あなただけのお金の使い方を見つけていけばいいんです。

この本は、そのヒントをくれます。

お金を貯めることが目的になっている方、収入は増えたのに幸福度が上がらない方、お金の使い方に迷いがある方。

ぜひ一度、手に取ってみてください。

きっと、お金と幸せの関係について、新しい視点が得られるはずです。

📚 前作『サイコロジー・オブ・マネー』と合わせて読むと理解が深まる

前作『サイコロジー・オブ・マネー』では「お金をどう作り、どう維持するか」を学びました。

そして今回の『アート・オブ・スペンディング・マネー』では「お金をどう使うか」を学ぶ。

この2冊を読むことで、お金の哲学が完成します。お金を稼ぐ・貯める・使う。すべてのステージで、モーガン・ハウセルの知恵が活きてくるはずです。

💡 最後に

お金は人生を豊かにする道具。

使い方次第で、人生は大きく変わります。

お金を貯めることにとらわれるのではなく、お金を使って何を得たいのか。何のために働き、何のために貯めるのか。

その答えを見つけることが、本当の意味での豊かさにつながるのだと、この本は教えてくれました。

あなたも、お金に使われる人生から、お金を使う人生へ。一歩踏み出してみませんか?

『アート・オブ・スペンディング・マネー』が、その一歩を後押ししてくれるはずです。



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自己紹介

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