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還暦を目前にして炙り出されたこと

ヨガ講師をしています。モラ夫との棚卸しとして記していこうと始めたnote。ところが夫に下咽頭ガンが見つかり、そのことをメインに心の動きを書き留める日記に変化しました。こんなはずではなかったー。

最近の日記ほこちらです。

9/9に12時間におよぶ手術が無事に終わりました。まだまだ合併症が起こる可能性がありますので心配ですが、とりあえずホッとした。
大手術に耐えた夫の頑張りと、執刀してくださった先生方とスタッフの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。
咽頭と声帯を摘出し食道を再建。声を失いました。

昨日の面会では、ジャスチャーやホワイトボードで会話を試みるも、イライラしているご様子。元気じゃん笑

必要だからくっついてるものを取り去ってしまった訳ですから、色々と不具合や不都合が出てくるのは当たり前です。命と引き換えに失ったものは大きいですが、一番辛いのは本人なので、現実に向き合ってサポートしていくしかありません。

昨年の10月に59歳になった私は、還暦までの1年間を充実した心残りのない1年にしようと、なんでもチャレンジ!と前のめりに意気込んでいました。仕事でも趣味でも、興味関心があることには何でもチャレンジして、新しいお仲間も増えてなんだか楽しい!とイキイキと動き回っていたのです。

でも、始めてみたもののうまくいかないことの連続だったり、新しく交流が始まったお仲間との関係で、心が折れる出来事があったり。そして6月には夫にガンが見つかった。

この年齢になってまで、人間関係でトラブルになるとは思っていなくて、私が今まで築いたきた人間関係の作り方が間違えていたの???という程、ショックな出来事でした。自分が思っている以上のダメージ。しばらく落ち込む。そのことについては語ることはせず、墓まで持っていくことになるでしょう。

外へ外へと気持ちが向いているから、こんな痛い目に遭ったのかな?本当に大切にすべきは、新しいチャレンジではなく、夫との穏やかな時間なのかなぁと、しばらくは家で大人しくして、夫との北海道旅行を計画して楽しみにしていた頃に、ガンが見つかりました。

最近は、ふたりでいてもスマホばかりを見ていて、顔を見て会話をしなかった。年齢を重ねてきて、ふたりで一緒にいられる時間も有限だとわかっていたから、旅行を計画したのに。会話が出来るって当たり前ではないのに。大切な時間達は、もう取り戻すことは出来ない。

心が折れた人間関係のトラブルの原因も、私が本当に相手のことを見て、相手のことを考えて、思いやりの心で言葉を発していなかったから、起こったことなのかもしれない、と考えるようになりました。

本当に大切な人や、本当に大切な事ってなんだろう。今の自分に本当に必要なのは、新しいチャレンジでもなく、新しい仲間でもない。

退院してきたら、声を発することが出来ない夫の顔を見て気持ちを読み取ろう。安心できる心の通うコミュニケーションを取ろう。目の前にいる人との時間を掌で暖めるような時間を持とう。

60年も生きてきて、今さら気がつくなんて。いや、むしろ気づいたから良かったよ!60歳。

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