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プロフィール:考えて、間違えて、また考える。

Layer Zeroを書いている人は、いったい何を考えている人なのか。

普段は、仕事や組織、AI、経営、人間関係について書いています。でも、なぜそんなにバラバラなことが気になるのか。その理由を辿ってみると、うまくいったことより、むしろ自分の思い込みや失敗から見えてきたものの方が多い気がします。

今回は少しだけ、Layer Zeroを書いている人自身の話です。


コンビニに入ると、商品より棚が気になる。

なぜ、この商品はここに置かれているんだろう。メーカーは誰を狙ったんだろう。このパッケージになるまで、マーケティングとデザインの間でどんなやり取りがあったんだろう。

カップラーメンを1つ買いに来ただけなのに、気づけばそんなことを考えている。

経営も、マーケティングも、デザインも、ものづくりも気になる。仕事なら組織や人の動きも、最近ならデジタルやAIも気になる。

我ながら、いろいろ考えすぎだと思う。

でも振り返ってみると、たぶん昔からこうだった。


自分が頑張れば、何とかなると思っていた

昔から、出来上がったものを見るより、自分でつくったり、動かしたりする方が好きだった。

何か問題があれば、自分で考えて動く。困っているところがあれば、自分が拾う。それで何とかなってしまうことも多かったから、いつの間にか「自分が頑張れば、だいたい何とかなる」と思うようになっていた。

仕事で人を持つようになってからも、その延長にいた。

自分が頑張っていれば、人はついてきてくれる。学ぶことが大切なら、相手にも学んでもらった方がいい。

自分としては、相手のためでもあった。

でも、相手からすればどうだったのか。

人間関係でも、筋の通ったことを言えば相手は納得すると思い、自分の価値観を押しつけてしまったことがある。仕事でも、自分は頑張っているし、部下のことも考えているのだから、きっと伝わっていると思っていた。

実際には、そんなに単純ではなかった。

自分が頑張ることと、人が力を発揮できることは違う。自分にとって正しいことが、相手にとっても正しいとは限らない。

良かれと思っていても、間違える。

だから、自分の正しさだけで物事を見るのは危ないと思うようになった。


縦でも横でもなく、斜めから見る

自分の役割を考えるとき、「斜め」という言葉がしっくりくる。

上から全体を見るだけでも、現場だけを見るのでもない。経営から現場を見たり、現場から経営を見たり、ものづくりの中から流通やデジタルを考えたりする。

一つの立場の中だけで考えるより、立場と立場の間をまたいで見る。

そうすると、どちらか一方から見ているだけでは気づかなかったものが見えてくる。

もともと、誰の担当にもなっていないことや、放っておくとこぼれてしまいそうなことは気になる方だった。

昔は、それを自分で拾えばいいと思っていた。でも、誰か一人が頑張って拾い続けなければ回らないなら、そもそもの構造を見直した方がいい。

自分はムダが嫌いだし、かなりの面倒くさがりでもある。だから効率化できるものはしたい。

ただ、本当に嫌なのは、仕組みの悪さを人の頑張りで埋め続けることなのだと思う。

真面目な人が拾い続けなければ回らない仕事。マネジメントが機能しないことで、その下にいる人が消耗する組織。

人の頑張りで、構造の悪さを埋め続けなくてもいいんじゃないか。

自分の正しさだけでは足りないと知ったから、別の立場からも見る。誰かがこぼれたものを拾い続けているなら、その人だけではなく、そうさせている構造を見る。

今の自分が仕事や組織を見るとき、その根っこにはそんな感覚がある。


まだ、足りない

いつか、自分でも事業を営んでみたいと思っている。

ただ、人を持ち、自分自身もいろいろ失敗してきたことで、以前よりその言葉を重く感じるようになった。

人を雇うことや、部下を持つことは、その人の仕事だけではなく、人生の一部に関わることでもある。

自分が良かれと思ったことを押しつけたこともあるし、頑張っていれば人はついてくると思っていたこともある。

そんな人間が「経営したい」と言うのだから、少なくとも学び続けるくらいはしないといけない。

今も、自分には足りないものがたくさんある。

経営も、組織も、人も、テクノロジーも、知らないことはいくらでもある。強い事業をつくれるようになりたいし、日本の企業がもっと強くなることにも関わりたい。

そして、もっと個人的なところでは、家族をゆとりを持って支えられる人間でありたい。

どちらも、自分にとっては大事なことだ。


Layer Zeroは、その途中にある

昔のことを話していると、「よくそんなことまで覚えているね」と言われることがある。

たぶん、記憶力がいいわけではない。その出来事について、あとから何度も考えてきたから残っているのだと思う。

やってみる。思った通りにいかなければ振り返る。自分には何が見えていなかったのか、相手からはどう見えていたのか、そもそもの仕組みに問題はなかったのかを考える。

少し見え方が変わったら、またやってみる。

Layer Zeroでやっていることも、その延長にある。

仕事、組織、AI、経営、人間関係。テーマだけを見ればバラバラに見えるけれど、自分の中では同じことをしている。

見えているものの後ろ側を考える。違う立場から眺める。関係を整理し、時間軸を変えてみる。そして、複雑に見えていたものの中から、何か一つ持ち帰れる見方を探す。

それを、ここでは「Lens」と呼んでいる。

Layer Zeroは、何かを分かった人が正解を教える場所ではない。

自分自身、今も普通に間違えるし、分からないことの方が多い。

だから学ぶ。考える。試してみる。そして、違っていたらまた考え直す。

その途中で見つけたものが、誰かにとって物事を少し違って見るためのLensになればいい。

Layer Zeroは、そんな「まだ途中」の思考を置いていく場所です。

Layer Zeroの見るレンズ

あなたの「問い」も、聞かせてください。

仕事や組織、AI、これからのこと。
まだ言葉になっていない違和感でも構いません。


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