カントの原点を読むと、カテゴリー表は、こんな具合に書かれいますからね… これは、それぞれの項目が他の項目と関連を持っていることを、カントが言いたかった、そうぼくは思ってる… でも、これを縦書きで書くと、ちょっとわかりづらくなるんだよね… 連載 超訳プロレゴメナ 329 読書会編 221
第34回読書会(つづき)
前島幸太郎:
認識の場の確立は、認識じたいに誤謬が生まれることでもあったと観ていいのだと思います。でも、これは先に言って誤謬を本格的に問うときの課題にしておきましょう。
いまは、カテゴリー表のこの構成について、考えて行きたいって思っています。
曽根康夫:
カテゴリー表の各項目ですが、成立過程を追うときはたしかに
1. 量、2. 質、3. 関係、4. 様態
なんだろうけど、項目そのものを扱うときには、この順序を無視していいのではないのかもしれません。つまり、個々の項目が何を言いたいのかを、注目していけばいいのだと思います。
山際このみ:
でもさ! そのときだって、ほかの項目との関連があることは、忘れちゃいけないって思うんだけど?…
池田幸男:
そのとおりかもしれませんよ。カントの原典を読むと、カテゴリー表は、こんな具合に書かれていますからね。
1. 量
2. 質 3. 関係
4. 様態
須田隆雄:
これは、それぞれの項目が他の項目と関連を持っていることを、カントが言いたかった、そうぼくは思ってる… でも、これを縦書きで書くと、ちょっとわかりづらくなるんだよね。
山際このみ:
そうだね、邦訳の純粋理性の一部では、これを縦書きにして、判りづらくなっているものもあるからね。
池田幸男:
三年のゼミが終わるころだったはずだけど、縦書きの本でも、この箇所だけを横書きにすれば良いのでって意見も出てましたよね。
前島幸太郎:
でも、曽根君が指摘していたように、いまの組版では難しくて、この箇所だけは挿絵するしかないってことでしたね
山際このみ:
それは、活版印刷を前提にした話だよ! いまは新聞も、活版印刷じゃないんだから。
前島幸太郎:
それについては、先日も先生と話していました。先生は超訳の次の版を、横書きにしたいって考えているようですね。
桐川夢見:
それじゃ、なにか雰囲気が大きく変わりそう! でも、箇条書きの束縛からは、逃げられるのかもしれないな!
栗林雄太:
そうだね。箇条書きでなくなれば、各項目が原典みたいに、各項目の関連が観えてくるって思えますね。
前島幸太郎:
そうした意味で先生が言っていたことを、絵にしたらこんな図になりました。

