【読書記録 -181】静かな人の戦略書
メタリックブルーの表紙の本
先日ブックオフに行ったという記事を書いた。
待ち時間の間に書棚を眺めていて、ふと手に取ったのが本書『静かな人の戦略書』だ。
著者はジル・チャン。
台湾出身の著述家・国際フィランソロピーアドバイザー。アメリカでメジャーリーグ球団のマーケティング部門や州政府機関などの要職を歴任した人物だ。

ピカピカのメタリックブルーの表紙。
なかなかこんな装丁の本にはお目にかかったことがない。
裏表紙にはこんなメッセージが記されている。
「聞く力」
「気配り」
「謙虚」
「冷静」
「観察眼」
「戦略的思考」
「質の追求」
「慎重」
「準備力」
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「静かな人」の数々の潜在能力とは?
静かな人の戦略
このところ「戦略」というワードに出会うことが多い。
つい昨日も『戦略としてのコスト管理』というハーバード・ビジネス・レビューの読書記録を書いたばかりだし、その前の記事でも、マイケル・ポーターの『競争戦略論』を引き合いに出した。
一般的に、戦略とは「長期的な目標を達成するために、資源や人力を総合的かつ効果的に配分・運用する大きな方針や設計図のこと」を指す。
本書の中では、その長期的な目標を「最小限のエネルギーで着実に成果を出すこと」と定義していて、(外向型の真似をするのではなく)内向型ならではの性質や強みを活かすアプローチのことを「静かな人の戦略」と呼んでいるようだ。
中国語版の原題は『安静是種超能力』。
それは「静かであることは、一種のスーパーパワー(超能力)である」というような意味合いだ。
静かであることのスーパーパワー
ジル・チャンは、たまねぎの皮をむいていくように、少しずつ静かな人の内面について語っていく。
・思慮深さとリスクマネジメント能力
・優れた観察力と細部への注意力
・深い傾聴力(話を聞く力)
・高い集中力(ディープ・ワーク)とやり抜く力(Grit)
・感情に振り回されない冷静沈着さ
・謙虚さとチーム優先の貢献力
・文章による論理的なコミュニケーション力
・徹底的な舞台裏の準備力
本書の中にはMBTIについて何度か触れられている。
しかし、彼女自身のMBTIが何なのか、この本の中には明記されていない。
だけどきっとINFJなんだろうな。
この内向と外向のバランス、観察力、準備力… ボク自身もINFJだからわかる部分は多い。
おそらくこの本は、INFJが外向型の社会で生存していくための指南書なのだろう。
外向型の仮面の内側
面白いもので、INFJは一見、外向型のように見える。
その場の雰囲気に合わせて、さも外向型のように振舞うことができてしまうのだ。しかもまあまあ即興的なお話が上手かったりする。
だけど、その裏側で全体のバランスを見ていたり、周到な事前準備を行っていたり、必要になる「かもしれない(不要な)」ものを山ほど持ち歩いていたりするのだ。
さて、ボクは本書をパラパラめくっていてあることに気が付いた。
このピカピカの表紙、よく見たら「帯」だ。
書籍全体をカバーしている全面帯じゃないか。
その仮面を外してみると…
INFJの内面が現れた。

これこそがINFJだよな。
― 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法 ―
参考リンク
Amazon:静かな人の戦略書
