生きるために働くのか、生きたくなるために働くのか
こんにちは。さよです。
今日は、『生きるために働くのか、生きたくなるために働くのか』という話をしていこうと思います。
私は今、フリーランスのライターとして、完全在宅で仕事をしています。
朝は何時に起きてもいいですし、いつ仕事をしてもいい。仕事の量も、ある程度は自分で調節できます。
本業はライターですが、自分で情報発信もしていて、そこからも一定の収入を得られるようになりました。
今は3歳の子どもを育てていますが、子育てをしながら、家で自由度高く働けています。
実は、この働き方は、私が新卒で会社に入った頃から、ずっと叶えたかったものでした。
このまま働き続けた先に、明るい未来が見えなかった
新卒で入った会社は、とても忙しい会社でした。
もちろん、入社した時は、その会社でずっと働くつもりでした。
でも、数ヶ月働いたところで、『ここで一生働くのは難しそうだ』と感じるようになりました。
休みは土日ではなく、不定休。休みの日も仕事の疲れが残っていて、新しいことを始める余裕なんてありませんでした。
当時は結婚していませんでしたし、相手がいたわけでもありません。
でも私は、いずれ結婚して、子どもを育てたいと思っていました。そして、子どもを育てながらでも、仕事は続けたいと思っていました。
けれど、今の働き方を続けていたら、出会いを求めに行く余裕すらない。
このまま結婚できずに働き続け、いずれ体を壊して、仕事を辞めることになるかもしれない。
その頃には、別の会社や仕事へ移るための力もなく、路頭に迷ってしまうのではないか。
まだ会社に入って数ヶ月でしたが、そんな未来が見えてしまったんです。
だから私は、どうすれば生きていけるのか、自分なりに戦略を考えるようになりました。
女性が子どもを育てながら仕事を続けるためには、もっと自由度の高い働き方が必要なのではないか。
できれば、家で働けたらいい。
私は昔から本が好きで、作家という仕事に憧れていました。
好きな時間に起きて、好きな時に文章を書く。仕事の合間に好きなことをして、好きな場所へ行き、好きな人に会う。
文章を書いて生きている作家さんを、私は『自由の象徴』のように思っていました。
文章を書いて収入を得ながら、自由に暮らす。
そんな働き方ができたら理想だなと思ったんです。
生きたい人生を手に入れるために、必死で力をつけた
最初に掴んだチャンスは、会社員のライターとして採用してもらえたことです。
最初の会社から、ライターとして働ける会社へ転職しました。
そこも勤務時間が長く、かなり大変な環境でした。
それでも、ライティングさえ身につければ、いずれ独立して、家で自由に働けるようになるかもしれない。
自分が望む人生を手に入れるには、ライティングを磨くことが最適だと思って、一生懸命働きました。
その後、出版社へ転職し、編集記者として取材をしたり、人から聞いた話を記事にまとめたり、一つのテーマでまとまった分量の特集を短期間で仕上げたりしました。
当時は、とにかく必死で、狂ったように本を読んでました。
記事を書くために専門知識が必要だったこともありますが、1週間に10冊、20冊と読むこともありました。
ビジネス書もたくさん買いました。YouTubeやTED Talksなど、仕事のやる気が出る動画や、文章のネタになる動画もたくさん見ました。
自分の力をつけなければいけない。
自由に働けるようにならなければいけない。
ずっと、そう思っていました。
夢が叶ったら、やることがなくなった
出版社を辞めてフリーランスになり、その後はSNSや情報発信にも力を入れました。
そして、ようやく、かつて憧れていた働き方を手に入れました。
子どもを育てながら、好きな時間に起きて、好きな時間に仕事をする。眠たかったら、少し昼寝をする。
仕事と子育てのバランスも、自分で選べる。
新卒の頃からずっと欲しかった環境を、実際に手に入れることができたんです。
ところが、目標を達成した時、急にやることがなくなってしまいました。
もちろん、本当に何もすることがないわけではありません。
でも、それまでの私は、自由に働ける生活を手に入れるために、本を読んで、動画を見て、新しいことを学んでいました。
外へ出かけたり、珍しいものを見に行ったりすることさえ、『いつか文章のネタになるから』と考えていました。
すべてが、理想の働き方を手に入れるための手段だったんです。
だから、目的を達成してしまった途端、本を読む必要も、ビジネス動画を見る必要も、新しい体験をする必要もないように思えてしまいました。
『もう、何もやらなくていいじゃん』
そんな感覚になりました。
何もやらなくていいのは、ずっと望んでいたはずなのに、実際にそうなってみると、つまらない。
急に自分の中が空っぽになってしまったようで、毎日に張り合いがなくなりました。
ちょうど去年の夏頃だったと思います。
目標を達成した後に、燃え尽きてしまったんです。
『生きるために働く』の次は、どうすればいいのか
幸い、私は情報発信を通じて、副業のコンサルもしていました。
お客様とZoomで話をしたり、取り組みに対してアドバイスをしたり、より価値を提供できる自分になるために頑張ったりすることは残っていました。
完全に空っぽにならずに済んでいました。
ただ、『自由に働けるようになるために頑張る』という大きな目的を失ったことで、それまでやってきた多くのことが、急にどうでもよく見えてしまったんです。
そして、気づきました。
私は今まで、『生きるために働いてきた』んだな、と。
以前の私にとって、仕事は、私が私として生きれる環境を得るために、必死に頑張らなければならないものでした。
では、私として生きられるようになったら、これから何のために働けばいいのか?
出てきた答えが、『生きたくなるために働く』でした。
仕事の先で、自分が出会いたい人や物事に出会う。その出会いによって、『この人生をもっと生きたい』と思える。
私は、そんな感動に出会うために働きたい。そう思ったんです。
私は、自分が世の中に価値を提供することで、この世に存在していてもいいという許可を、自分に出してきたところがあります。
世の中に価値を提供するから、自分はここにいてもいい。
そんな考え方をする人間なんです。
だから、目標を達成した後に本当に何もしなくなったとして、今度は『私は何のために生きているんだろう』と考えるようになってしまいました。
だからこそ、これから私は、誰に、どんな価値を提供したいのかを見つめ直す機会にもなったんです。
お金になるかより、そのお金がどう運ばれてきたのか
SNSには、いろいろな人がいます。
私のことを、ただ有益な情報をくれる人だと思っている人もいます。
私は無料プレゼントもよく配っているので、一人の人間ではなく、『無料で何かをくれる仕組み』のように見られているのではないか、と感じることもあります。
コミュニケーションを取ろうとするのではなく、必要な情報だけを受け取ろうとする。
そういう人と接していると、あまり人間として見られていないように感じることがあります。正直、とても悲しいです。
これからは、そういう人に向けて価値を提供するための時間を減らしたい。
その代わりに、私自身が付き合いたいと思える人や、私と価値観が合う人と過ごす時間を増やしたいと思うようになりました。
私と同じ価値観で生きたいと思ってくれる人。
私の考えに共感し、『さよさんから学びたい』と言ってくれる人。
そういう人と話し、一緒に時間を過ごすことには、楽しさや嬉しさ、心地よさがあります。
もちろん、お金になることも嬉しいです。
でも、私にとっては、お金になるかどうかだけではなく、『そのお金が、どうやって運ばれてきたのか』も大切なのだと気づきました。
『私は、この人と出会うために情報発信をしてきたんだ』
『こんな出会いがあるんだ』
『自分がやってきたことの先に、こんな世界があったんだ』
そんな驚きや感動に出会いたい。
そのために働きたいと思ったんです。
仕事の先に、出会いたいものがあるか
『生きたくなるために働く』とは、私にとって、仕事の先に出会いたい人や物事がある状態で働くことです。その先にワクワクがあるかどうかが何より大事だということです。
お金になるから、とりあえず来てくれた人と話す。
私がどういう人間なのか、何を考えているのかには目を向けず、私が持っている知識だけを求める人と時間を過ごす。
そうではなく、私を一人の人間として見て、コミュニケーションを取りたいと思ってくれる人と出会いたい。
そして、私がその人の役に立ち
『こんなステキな出会いを運んできてくれて、ありがとう』と思えるようなものが、仕事の先に可能性として見えている。
今は、そんな働き方を選んでいきたいんです。
生きるために働くことは、とても大切です。
でも、それが叶った後は、今度は『生きたくなるために、自分の働き方を選ぶ』という段階に進んでもいいのかもしれません。
一度、空っぽになったからこそ、私はこの考えにたどり着けました。
私が叶えたかった生活は、ゴールではなく、まだ入り口だった。
本当に叶えたいものは、『生きたくなるために働く』と決めた、その先にまだまだある。
自由に働ける今を改めて楽しんでいるところです。
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