同じ気持ちじゃないとき
映画ちいかわの感想を書きます宣言をしておきながら、なかなか筆が進まずにいる。
やっぱり感想文、苦手だわ。
今日は映画の予習のために、ネトフリで見たアニメの中で印象的だったセリフについて。
ちいかわ好きの方なら、「草むしり検定の話」と言えば伝わるだろうか。
実は、私がちいかわを見るきっかけになったタクシーの運転手さんからも、このエピソードを紹介されていた。
ちいかわをご存知ない方のために、少しだけ説明しておくと、ちいかわたちは労働して、その報酬を受け取って生活している。
人間社会のように、資格があると有利に働ける。
……らしい。たぶん。
それで、ちいかわとハチワレは「草むしり検定5級」に挑む。
結果、ハチワレは合格、ちいかわは不合格。
という、人間社会でもありがちなエピソード。
実際私も、大学受験のとき、一緒に結果を見に行った友達は不合格、私は合格していて、なんとも気まずい空気の中、親や塾の先生に合格報告の電話を入れたという思い出がある。
当時は、まだネットで合格発表とかではなかったのだ。
その草むしり検定のエピソードの、ハチワレのセリフがとても印象に残っている。
「同じ気持ちじゃないとき、どうしたらいいんだろう」
ハチワレは、うれしい。
ちいかわは、うれしくない。
合格しても、しなくても、一緒にラーメンを食べようと約束していたけれど、落ち込んだ様子のちいかわは、ラーメン屋さんの前を通り過ぎてしまう。
いや、ラーメン屋さんが目に入らないくらい、肩を落としてとぼとぼ歩いていた。
ちいかわはがんばり屋さんだから、きっとたくさん勉強したんだろう。
悲しかったし、悔しかったにちがいない。
ハチワレだって、ちいかわと一緒に合格したかっただろう。
努力が実って、嬉しかった。
でも落ち込んでいるちいかわを前にして、気持ちのまま喜ぶこともできない。
お互いのことをとても大事に思っていても、「同じ気持ちじゃないとき」はある。
同じ気持ちじゃなくて、辛くて、寂しい。
大好きなのに同じ気持ちじゃないことが辛いから、距離を取ってしまったり、無理して合わせてみたりすることもあるかもしれない。
だけど、それってやっぱり辛いし、寂しい。
たぶん大切なのは、「同じ気持ちになること」じゃなくて、同じ気持ちじゃないままで、相手の気持ちも大切にすることなのかもしれない。
自分の気持ちは、そのまま大切にもっておく。
相手の気持ちも、同じくらい大切にする。
……なんてことを、ハチワレのセリフから考えていた。
このエピソードには続きがある。
ちいかわが、自分の気持ちも、ハチワレの気持ちも、ちゃんと大事にしていることがわかる、翌朝のエピソードがあるのだ。
もし気になる方は、ぜひ原作を。
ちいかわ、強い子だ。
