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家具を処分していく | 自力でがんばる実家じまい

初回の経験から、不用品の処分を効率的に進めていくには、作業場所の確保が重要だ、と気がついた。家具がなくなれば、家の中に広い作業スペースを作ることができる。

実家の地域には、粗大ゴミの回収サービスがあった。ネットで申請をすると、自宅まで回収に来てくれる。有難くて、泣けてくる。

キッチンの作業を効率的にすすめるため、まずはダイニングテーブルを処分しよう。リビングもテレビ台がなくなれば、作業スペースが広がる。2階にある三面鏡も場所をとっているので早めに手放したい。

1回に出せるのは4個まで。ダイニングチェアを1つ加えて、大物4個の処分に初挑戦だ。

申し込みは、オンラインで簡単にできた。回収予約をした前日に、実家に行く予定を組む。回収日の朝までに、玄関前に、回収してもらう家具を出しておく必要がある。

回収費用はコンビニでシールを購入し、予約番号を書いて、回収してもらう家具に貼っておけばOK。費用は、550円から2200円(1個あたり)まで。回収してもらうもの、大きさごとに決まっている。回収費用、処分費用も含めると、有難い価格設定だと思った。

実家が、たまたま行政サービスの充実した地域にあったことは本当にラッキーだった。都心に実家のある友人は、行政サービスでは、大きな不用品の処分ができず、産業廃棄物を扱う業者を探し、費用もかかった、という。

実家じまいの初回は、ほぼ丸腰で行ってしまった。今回は、YouTube のお片付け動画などで勉強した。自分の身支度も準備万端!

使い捨てのゴム手袋、軍手、埃よけ用のキャップ、マスク、服も、最後には捨てるつもりの動きやすいトレーニングウェア上下。

ゴミ袋も、軽いもの用に45リットル、重いもの用に30リットル、それぞれ厚手のものも用意した。

ゴミ袋は驚くほど大量に必要になる(私の場合、ほぼ毎回60〜80枚のゴミ袋を使った)。ゴミ袋が足りないと作業が止まってしまうので、多めに用意したほうがいいと思う。が、途中で大量のゴミ袋が発掘される可能性もある(我が家では、大量のゴミ袋が発掘され、中盤からはゴミ袋は買わずに作業を進めることができた)。

お昼過ぎに実家に到着し、天気予報で、今夜から明日にかけて雨は降らないことを確認。まずは、ダイニングテーブルを庭に出してしまおう。小さな家とはいえ、4人がけのダイニングテーブルを動かすのは、ひとりではなかなかたいへんだ。

テレビ台、三面鏡は、細々とした物が詰まっているので、片付けから。

テレビを床に下ろし(配線はすべてはずす)、テレビ台の中身を全出しする。
片付けも序盤で、私も、まだものを捨てることに躊躇がある。細々したものを、ひとつひとつ手に取り、悩む。テレビ台を空にするのに、ものすごく時間がかかってしまった。

次は2階にある三面鏡だ。引き出しの中には、母のアクセサリーやお土産ものなどが入っていた。お土産ものは迷わずにゴミに。素材がいろいろで、分別に手間がかかる。母のアクセサリーはひとまとめにしておく。

三面鏡を2階から下ろすのには、想像以上に難儀した。鏡部分と棚部分を取り外すことができたのだけれど、まさか家具が分割できるなんて知らず、そのまま階段から下ろし始めた。

が、昔の家具なので、見た目以上に重たい。そして、三面鏡って、縦にも細長いし、棚部分は見た目以上に幅がある。階段の曲がり角で詰まってしまった。重すぎて、身動きがとれない。

いきなり、大ピンチだ。焦る気持ちで息があがる。

自分だけ避けて、三面鏡をガラガラと階段から落としてしまおうか、悪魔のささやきが聞こえてくる。でも、それを片付けるのも自分だ。

もうやだ!

叫んでみたが、状況はなにも変わらない。

もうやだ、もうやだ、最低、もうやだ、と、小さな声で言いながら、階段の途中で、三面鏡の向きをじわじわと変えて、じりじりと階段を降りた。最悪、最悪、最低、と言いながら、なんとか三面鏡を玄関前に下ろした。
泣きそうだ。

2階で三面鏡を片付け始めたときは、母の若い頃のことを思い出したりもしたけれど、重たい三面鏡を死ぬ思いで階段から下ろしたら、もうどうでもいい気持ちになった。

ダイニングテーブル、ダイニングチェア(1脚だけ)、テレビ台、三面鏡を玄関前に置き、シールを貼った。汗だくで、埃だらけだ。

おもむろにキッチンに行き、不用品をゴミ袋に詰め始める。
明日も、燃えるゴミの回収日だ。


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