いつまでも、人との縁を大切にできる人間でありたい。<エッセイしりとり企画>
ありがたいことに、エッセイしりとりという企画で、今回「い」から始まるタイトルで記事を書くバトンを渡していただきました。
アリのママさん、ありがとうございます!
「い」か。「い」は比較的得意だな。
犬。居酒屋。胃もたれ。
…………休日の満喫度としては、なかなか高得点です。笑
このままでは「胃もたれから考える人生論」という、誰も幸せにならない記事が誕生しそうなので、もう少し考えてみます。
そこで浮かんだのが、
「いつまでも、人との縁を大切にできる人間でありたい」
という言葉でした。
考えてみれば、今回の記事だって、人との縁がなければ生まれていません。バトンを渡してもらったこと自体が、一つの縁です。
ということで、少しだけ真面目に。でも、せっかくの明るい企画なので、あまり湿っぽくならない程度に「人との縁」について書いてみます。
はじめまして、JINYOKUです
中学時代の通知表は、ほぼオール1。体育だけ、かろうじて3でした。大学には留年と休学を含めて7年間在籍し、最初に入った会社も3年で退職しました。
その後、最大500人の組織を預かりました。今は会社の立ち上げに役員として関わりながら、企業の組織開発や採用、定着、管理職育成なども支援しています。
振り返れば、いろいろな人に出会い、助けてもらい、ときには「この出会い、本当に必要でしたか?」と思いながら、今があります。笑
人は、いることに慣れてしまう
会社員だった頃、毎日のように顔を合わせていた人たちがいました。朝から会い、会議でも会い、廊下でも会う。下手をすると、家族より長く一緒にいます。
でも、会社や役割が変わると、あれだけ会っていた人とも驚くほど会わなくなります。数年経って、「最後に会ったの、いつだっけ?」となる人も珍しくありません。
毎日会っていた頃は、明日も会うと思っています。来週も、来月も、おそらく会う。
だから、今日会えていることの価値には気づきにくい。
大切な存在ほど、その大切さに慣れてしまう。
私は、人との縁で怖いのは、これだと思っています。
私は、ときどき最悪の未来を考える
これは仕事だけではありません。むしろ、私が一番意識しているのは妻や娘です。
特に、3歳の娘と接するとき、ときどきあえて考えます。
もし、明日この子がいなくなったら、私はどうするだろう。
文字にすると、まあまあ重いです。笑
もちろん毎朝、笑う娘を見ながら「今日が最後かもしれない……」と遠い目をしているわけではありません。そんな夫や父親、普通に怖いです。
でも、人は慣れます。
毎日いるから、明日もいると思う。明日もいると思うから、今日は少しくらい雑でもいい。「ありがとう」はまた今度でいいし、話を聞くのも明日でいい。何なら𠮟りつけてもいい。
でも、本当は明日も会える保証なんてありません。
だから私は、ときどき失う未来を想像します。
悲観するためではなく、今を雑に扱わないためです。
最悪の未来を考えると、今が少し変わる
「もし明日いなくなったら」と考えると、普段は当たり前に見えているものが、少し違って見えます。
一緒にご飯を食べられること。くだらない話ができること。子どもから、すでに聞いた話をもう一度聞かされること。
三回目くらいになると、普通に「それ聞いた」と思います。笑
でも、それすら永遠に続くわけではありません。
そう考えると、もう少し話を聞こうと思える。少しくらい優しくしようと思える。「ありがとう」くらい、今日言っておこうと思える。
私は、悲観的に生きたいわけではありません。
むしろ逆です。
失う可能性を忘れないことで、今あるものの価値を忘れない。
そのために、ときどき最悪の未来を考えます。
縁を大切にすることと、縁を残すことは違う
ただ、出会った人全員と、ずっとつながっていたほうがいいとは思っていません。
そんなことをしたら、人間関係の保守運用だけで人生が終わります。笑
自然と離れる人もいるし、何年か経ってまたつながる人もいます。離れたほうがお互いにいい関係だってあります。
だから私は、
縁を大切にすることと、縁を残すことは違う。
と思っています。
すべての関係を維持することではない。今そこにある関係を、「また明日があるから」という理由で雑にしない。
人との縁を大切にするとは、私にとってそういうことです。
人との縁は、あとから意味がわかることもある
もう一つ面白いのは、出会った瞬間には、その人が自分に何を残すのかわからないことです。
何気なく言われた一言が、何年も残ることがあります。誰かとの出会いが、仕事や考え方を変えることもあります。
逆に、「こういう人にはならないでおこう」と思わせてくれた人もいました。
これも立派な学びです。
しかも無料です。かなり良心的な研修です。笑
人生は、伏線回収が遅い。
できれば出会った瞬間に、
「この人、8年後に効いてきます」
くらい表示してほしいのですが、残念ながら人生に字幕機能はありません。
だから、そのときには意味がわからなくても、人との出会いを雑にはしたくないと思っています。
いつまでも、人との縁を大切にできる人間でありたい
今回、バトンを渡していただかなければ、この文章を書くこともありませんでした。
一つの縁から、一本の記事が生まれる。
そう考えると、人との縁って面白いものです。
いつ始まるかわからない。いつ離れるかもわからない。離れたと思った人と、何年も経ってまた会うことだってあります。
だからこそ、
失ってから大切だったと気づくのではなく、あるうちに大切にしたい。
家族も、友人も、一緒に働く人も、昔お世話になった人も。そして、こうして文章を通じて出会えた人も。
どれだけ環境が変わっても、どれだけ歳を重ねても、
出会えたことを、当たり前にしない人でいたい。
そして、
いつまでも、人との縁を大切にできる人間でありたい。
そんなことを考えるきっかけをくれた今回のバトンに、感謝です。
……ということで、「い」から始まる記事は無事に完成しました。
危うく、
「胃もたれは、いつまで続くのか。」
になるところでした。
次のバトンを渡します
「い」から始まるバトンを次の方へお渡ししたいです。バトンを受けとってくださるなら、企画記事もぜひ読んでみてください!
ご紹介したい方は他にもたくさんいらっしゃいますが、今回はまず、3人の方をご紹介したいと思います。
・1人目:KIKKAさん
【JINYOKUの勝手に紹介文】
双子をほぼワンオペで育てながら、管理職としてキャリアも着実に築いている、とても素敵な方です。仕事については、女性ならではの視点や、管理職として感じるリアルな葛藤や気づきがあり、育児については、思わずほっこりするような日常の一コマも。
キャリア、育児、暮らし、美容、旅まで。がんばる毎日に、少しだけ余白をくれるような発信をされています!
・2人目:GrowthStreetさん
【JINYOKUの勝手に紹介文】
GrowthStreetさんは、20年にわたる外資キャリアと資産形成の実体験をもとに、「人生の利回りを上げる」考え方を発信する書き手です。キャリア、資産、健康、体験、人間関係、思考を切り離さず、一つの行動から複数の価値を未来へつなぐ「クロス複利」を体系化。努力の量ではなく、人生の密度と選択肢を高める視点を届けています!
・3人目:ゆらゆらさん
【JINYOKUの勝手に紹介文】
小説とエッセイを通して、日常の中にある小さな気づきや、言葉にしきれない感情を丁寧にすくい上げている方です。代表作『幸せの閾値をあまり上げないようにしている。』では、豊かさを足し続けることではなく、今あるものの価値に目を向ける視点が静かに残ります。すべてを語り切らない文章だからこそ、読み終えたあとに自分自身の「足る」を考えたくなります!
・勝手に4人目笑:ねむみ😪さん
【JINYOKUの勝手に紹介文】
肩の力がふっと抜けるような、やわらかな文章が魅力の方です。転職を決めた日々や仕事のこと、何気ない日常を、自分らしい言葉でゆるやかに綴られています。クスッと笑えたり、「その考え方、いいな」と思えたり。気づけば次の記事も読みたくなる、そんな居心地のよさがあります。
以下の記事のタイトルに、一瞬にして心を持っていかれました!w
この企画が、素敵なご縁をつなぎながら広がっていくことを願っています!
JINYOKU
