40代のコレステロールが下がらない原因、夜のポテチが犯人だった話
健康診断でコレステロールの数値が引っかかって、卵もお肉も控えているのになぜか下がらない——心当たりがなくて困ったことはありませんか?私もまさにそうでした。卵アレルギーがあってお肉も苦手で、コレステロールの摂取量は少ないはずなのに、40代後半からLDL(いわゆる悪玉コレステロール)がじわじわ上がってきていたのが気になっていました。
卵もお肉も控えているのに、LDLが毎年上がってきた
母がコレステロールの薬を飲んでいるので家族性のものかな、とも思っていたし、もしかしたら更年期のせいかなとも感じていました。女性ホルモンのエストロゲンは、コレステロールを材料にして作られています。さらに血液中のコレステロールを回収してくれるはたらきもあって、更年期でこのホルモンが減ってくると、コレステロールが消費されにくく、回収もされにくくなって、血中のLDL値が上がりやすくなってくるんです。※1
野菜もよく食べているし、まあしょうがないかな……と正直あまり深く考えていなかったのですが、毎年毎年上がってくるのでさすがに気になってきて、自分の生活を見直してみることにしました。
ポテチにはコレステロールが入っていないのに、なぜ上がるのか
見直してみて思い当たったのが、夜のポテチでした。残業で夕食が遅くなる日が続いたころに、仕事終わりにコンビニでポテチを買って食べる習慣がついてしまったんですね。
ポテトチップスなどのスナック菓子に使われている油(パーム油など)には飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。これが肝臓のLDL受容体を減らしてしまい、コレステロールの回収能力をストップさせてしまうんです。ポテチ自体にはコレステロールが入っていないのに、LDLが上がってしまうんです。 ここが見落としやすいポイントで、私もずっと気づいていませんでした※2。ポテチをやめてみたところ、数値は落ち着いていきました。
夜のポテチの代わりに探したもの
がんばった時ほど夜に無性にジャンクフードが食べたくなる感覚はありませんか?それは、日中の疲れやホルモンバランスの乱れで、脳が手っ取り早い癒し——ドーパミンを求めている状態なんです。食べた瞬間ほっとする感覚、私にもありました。
リラックスはやっぱり必要なので、ポテチの代わりになるものを探してみました。 ポテチの魅力ってサクサクした食感・強い塩味・旨味の3つが同時に来るところだと思うので、どの欲求が強いかを考えて選ぶようにしています。サクサク感が欲しいときはレンコンやきゅうりのスティック野菜、旨味が恋しいときは塩昆布やかつおであえた野菜やだしのきいた温かいスープ、体ごと落ち着かせたいときは豆乳ココアを飲んでいます。
食事に気をつけているのになぜか下がらない、そのなぞの答えが夜のポテチにあるとは思っていませんでした。コレステロールが気になっている方の、少しでも参考になればうれしいです。
参考文献
※1 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」https://www.j-athero.org/jp/general/ge_guideline/
※2 Mensink RP et al. (2003) "Effects of dietary fatty acids and carbohydrates on the ratio of serum total to HDL cholesterol and on serum lipids and apolipoproteins" American Journal of Clinical Nutrition 77(5):1146–1155.
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