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ポケットのくしゃくしゃ「note版ペイ・フォワード プロジェクト」企画

小学生の頃だったと思う。あまり話をしたことがないクラスメイトから手紙をもらった。
薄い緑色の便箋を開くと「これは幸福の手紙です」から始まる文が、ものすごく丁寧な字で綴られていた。便箋の端っこには葉っぱが絡まったイラストがあって、何だかとても大人っぽい便箋だなぁと思った。
1週間以内に同じ文面で7人に手紙を送らなければ──
ここまで思い出して、何だったっけ?不幸になるとかそういう話じゃなくて、海外に住む病気の人が関係する話だった気がする。というのも、「チェーンメール」と聞くと必ずセットで、金髪で青い目で青い縦縞のパジャマを着た男の子がベッドに臥せっている姿がついてくる。脳みそのどこかに刷り込まれた断片が何十年経っても作動しているらしい。

手紙をもらった翌日、『りぼん』の付録のとっておきの便箋を使って書いた7枚をポケットに入れて学校へ行った。
いつもわいわいする友人に「これね…」と渡そうかどうしようかと迷っているうちに給食の時間となった。ポケットを上から触るとがさがさとする。まだ誰にも渡せていないのだ。
ポケットに手を入れると、朝は尖っていた折った便箋の角がへなへなとしていて、その少しやさしくなった角を指でいじった。
──どうにかこれを誰かに渡さなくてはいけない。
5時間目は国語だった気がする。先生の音読する声を聞いてひらめいたのだ。
5時間目が終わると、さささっと先生の机に近づいた。プリントやノートが山となっている一番下にさっと1枚の手紙を入れた。
放課後、図書室に行き、目についた本の間に1枚を挟んだ。しわしわとなり、少し湿気った手紙はあのあと誰かに読まれたのだろうか?
ポケットの残りの手紙はあの後、どうしたんだっけ?

百さんから、3人の人にコメントをしてその人たちを記事内で紹介するという「note版ペイ・フォワード プロジェクト」企画のバトンをいただきました。
ふとあの図書室のことを思い出しました。
今回のこの3つのバトンは右往左往しながらも、ちゃんと素敵なクリエイターの皆さんに届けたいと思います。

さくら餅さんの記事です。
スタバで指さしオーダーができる件について書かれています。小さなことからすこしずつで世界が変わるのかもと思える記事です。

さくら餅さんの終戦の日に書かれたこちらもぜひ。

前回の文フリで一緒にお店をやってくださったレモンさんの記事です。
静かな決意と編み物への愛が伝わります。

あぁ。考えに考えたつもりなのですが2人しか紹介できませんでした〜。
さくら餅さん、レモンさん、よかったらお繋ぎください。絶対に繋がなくてはいけないという決まりはないので、どうかご無理なさらずに。。。


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