【難関大学受験】共通テスト80%超えへ、科目別残り5か月でやるべきこと
2027年1月の共通テスト本番まで、残り5か月ほどになりました。
難関大学を目指す受験生、共通テストで8割以上を狙う受験生にとって、この時期の過ごし方が本番の得点を大きく左右します。
我が子も受験生の時、共通テストは苦手ながらも目標を84%以上に定め、この時期は共通テスト演習に集中していました。
ここでは、2026年度の実績を踏まえながら、残された時間で何を優先すべきかをまとめます。
まず認識しておきたいこと
共通テストに関して、7割前後までは、基礎を固めて共通テスト形式に慣れれば、多くの科目で十分に届きます。ただし8割の壁は性質が違います。
知識量ではなく、時間内に本文・図表・設問・選択肢を正確に照合し、誘導に沿って処理しきる力が問われる領域です。
つまりこれからの5か月は、「知識を増やす時期」から「処理の精度とスピードを仕上げる時期」への切り替えが必要になります。
夏の総復習が一段落したこのタイミングで、この意識を持てるかどうかが、秋以降の伸びを分けます。
国語:根拠探しの速度を上げる
2026年度は前年から平均点が10点以上下がり、資料や複数の文章を関連づけて考えさせる設問が目立ちました。
8割を狙う受験生がこの5か月でやるべきは、選択肢を選ぶ前に「本文のどこに根拠があるか」を一言で説明できるかを、時間を計りながら確認する練習です。
古文は引き続き得点差がつきやすい分野なので、単語・文法の抜けをこの時期にもう一度洗い出し、11月以降は演習だけに集中できる状態を作っておくと安心です。
情報:直前の詰め込みでは間に合わない
情報は2年目にして平均点が12点以上下がった科目です。
難関大を目指すなら8割を狙える水準まで仕上げたいところですが、この科目はプログラミング的思考やデータ分析まで範囲が広く、直前の追い込みでは対応しきれません。
残り5か月のうち、遅くとも10月までには一通りの範囲を終わらせ、11月以降は共通テスト形式の演習に時間を使えるよう、今のうちに逆算した計画を立てておくことをおすすめします。
理科:どちらに転んでも対応できる土台を作る
物理が2年連続で難化し過去最低クラスの平均点を記録した一方、化学は易化するなど、理科は科目間の振れ幅が大きい状態が続いています。
「今年はどちらかが易しくなるはず」という期待に頼るのは危険です。
この5か月では、得意科目をさらに伸ばすことより、苦手分野の穴を埋めることを優先してください。
模試の結果に一喜一憂せず、基礎から標準レベルの抜けを潰しておくことが、本番でどちらの科目が難化しても崩れない土台になります。
数学:初見の問題文への耐性をつける
7割前後までは通常の対策で届きますが、8割以上には、公式や解法を知っているだけでは足りません。設定を素早く読み取り、誘導に沿って正確に処理する力が必要です。
特に数学Ⅰ・Aは基本問題であっても読み取りと処理の正確さで差がつきやすい傾向があります。
残りの期間は、解いたことのある典型問題を繰り返すだけでなく、時間を計って初見の問題文に触れる機会を意識的に増やしてください。
9月・10月の模試を、単なる判定確認ではなく「初見対応力を測る場」として使うと効果的です。
英語:基礎の上に情報処理力を重ねる
リーディングは基礎力と形式慣れで7割前後まで狙えますが、8割の壁を越えるには、本文・図表・設問を短時間で照合し、根拠を持って選ぶ力が欠かせません。
日常的な文章やメール、レポートを題材にした実用的な出題が続くと見られているため、単語・文法の積み上げと並行して、文章全体の目的や設問の意図を素早くつかむ練習をこの時期から取り入れておくといいでしょう。
基礎が固まっていない場合は、9月中に語彙・文法の総点検を終え、10月以降は実戦演習に軸足を移すペース配分をおすすめします。
この5か月の進め方
大まかな目安として、9月から10月前半は各科目の基礎の抜けを最終確認する期間です。
10月後半から12月は共通テスト形式の演習を積み重ねる期間、直前1か月は仕上げと弱点の再確認に充てる、という3段階で考えると計画が立てやすくなります。
難関大志望者は、共通テスト対策だけに偏らず、二次試験対策も並行して進める必要があるため、共通テストに割く時間の配分を早めに決めておくことも大切です。
模試の平均点や偏差値は、あくまでその時点での目安にすぎません。
本番の共通テストは、模試とは違う難易度や出題傾向で来ることが珍しくないという前提を持ちながら、科目ごとの「型」に頼りすぎず、初めて見る問題文にも対応できる読解力と処理力を、残りの5か月で少しずつ育てていくことが、8割超えへの一番の近道になります。
がんばってください。あなたの目指す未来を心から応援しています。
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