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エッセイ|私は今日も、反発心を抱きながら、子どもを育てる

「こう言っておけば正しいのかな」
子どもの頃、私の頭の中は
そんな言葉でいっぱいだった。

特に、母に、何かを訊かれて答えるときは。
「こう言えば、機嫌を損ねないかな」
いつもそうやって考えて、でもいつも失敗した。
考えても、考えても、
私は、母を怒らせてしまう。

今思えば
母は、私に怒っているようで、
違うものに怒っていたのだろう。
(言ってしまえば、八つ当たり。)

でも、子どもの頃は
そんなことわからなかったから
「私がダメだから、
お母さんを怒らせちゃうんだ」って
そう思い込むことで、
その理不尽を飲み込もうと頑張っていた。

「親の言うことがきけないの⁉︎」
振りかざすのは、いつもそれで。

なんで、親だというだけで
子どものことをジャッジできる、
言うことをきかせることのできる立場だなんて、
信じることが出来たんだろう。

私は、今は娘のいる母親になったけれど、
結局、親子だって
一つの人間関係だなぁ、って思う。

他の誰かとの関係を作るときに
「私の言うことがきけないの⁉」なんて言葉は、
そうそう使わないと思うのだけど、
親になったとたん
偉そうにそんなこと言えちゃうんだから、
不思議なものだよね。

子どもとの関係は
ただの一つの人間関係で
でも、とても大事な、人と人との関係。
子どもにとっては、特に
人生で初めて出会う、大きな関係なのだから
気負わずに、思い上がらずに、丁寧に、
信頼し合える関係を育てていきたいな、って思う。

辛かったことも
悲しかったことも
だから、私はこう考える、って
そう思える糧になっている。

なーんて、今は思えるのだから
娘との新しい人間関係には、本当に感謝している。

私の辛かった、悲しかった記憶を
昇華させることができるのだから。

ああいう親にはなりたくない、っていう
そういう強い反発心で
私は、今日も子どもを育てている。


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娘を育てながら、考えていることをもう一つ。
▶︎ 小さなわたしを抱きしめて、愛おしい私が始まる

母との思い出を。
たんぽぽが咲いていた

もう一人の母への想いを。
一ヶ月だけ、私はあなたの子どもだった

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