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高校生の勉強法に迷ったら、得意な「動詞」から逆算する

高校生の進路指導を8年間してきて、よく聞く悩みの一つが、「勉強しているのに、なかなか伸びない」というものです。

そうした悩みを持つ人ほど、YouTubeなどSNSで紹介されている勉強法を試してみるのですが、「最初はやる気が出たのに続かない」「自分には合っていない気がする」と感じて、途中でやめてしまう人が多いように感じます。

しかし、それは意志が弱いからではなく自分に合っていない勉強法を無理に続けようとしているからだと、僕は感じています。

では、どうすれば「自分に合う勉強法」を見つけられるのか。その考え方を、この記事で紹介していきます。

◾️ 勉強法とは何か?

そもそも「勉強法」とは何でしょうか。
たとえば、「英単語を覚える」場合を考えてみます。

  • 単語帳を眺める

  • ノートに何回も書く

  • アプリで確認する

これらは勉強の行動ですが、それだけでは「英単語を覚えた」とは言えません。英単語の勉強で本当に目指したいのは、「英単語を見た瞬間に意味を思い出せる」、「時間が経っても覚えている」といった状態です。

つまり、勉強とは、ただ何かをやることではなく、今の自分の状態(現在地)から、目指したい状態(ゴール)へ変えていくことが勉強です。

このように考えると、勉強法とは現在地からゴールにたどり着くまでの道筋」と言うことができます。

◾️ ゴールまでの道筋は1つではない

英単語を覚えるというゴールは同じでも、状態を変える方法は一つではありません。

  • 何度も見たり、書いたりして覚える

  • 類義語や反対語と関連づけて覚える

  • 例文や長文の中で、文脈ごと覚える

  • 絵や場面をイメージして覚える

  • 音声を聞いたり、声に出したりして覚える

つまり、同じ「英単語を覚える」というゴールでも、そこに向かう道筋はいくつもあります。

大切なのは、自分にとって「入りやすい道筋」はどれかを考えることです。

自分に合う勉強法とは、流行っている方法をそのまま真似することではありません。同じゴールに向かう複数の道筋の中から、自分の得意なことを入口にできる道筋を選ぶことです。


◾️ 世の中にある勉強法は、型で分類できる

世の中には、さまざまな勉強法があります。たとえば、英単語を覚えるという勉強法だけでも下記のような方法があります。

一見すると、どれも別々の方法に見えるので、「結局、どの勉強法が正しいのか」と迷ってしまう人も多いのだと思います。ですが、これらの勉強法は、まとめると共通の型があります。

たとえば、英単語を覚える場合で考えると、主に次のような型があります。

①反復型

何度も触れて、記憶に残す方法です。

②関連づけ型

新しい知識を、すでに知っている知識や別の知識とつなげて覚える方法です。

③文脈型

単語だけを切り離して覚えるのではなく、例文や文章、問題の中で覚える方法です。

④イメージ型

文字だけで覚えるのではなく、図や絵、場面として覚える方法です。

⑤音声型

音・リズム・発音・耳を使って覚える方法です。

このように整理すると、世の中にある勉強法は、完全にバラバラなものではありません。名前は違っていても、どのように理解し、覚えようとしているのかを見ると、いくつかの型に分けることができます。

◾️ 「得意なこと」から「型」を決める

では、どの「型」で勉強するのがいいのか。

それは「得意なこと」から考えてみましょう。

なぜなら「得意なこと」は、自分が自然に使いやすい「頭の動かし方」だからです。「得意なこと」の見つけ方は、以下の記事をご覧ください。

たとえば、図にすることが得意な人は、文字だけで覚えるよりも、関係や流れを見える形にした方が理解しやすいかもしれません。聞くことが得意な人は、文字を眺めるよりも、音声を聞いたり声に出したりする方が入りやすいかもしれません。

「得意なこと」と「勉強法の型」の対応表は以下をご覧ください。

これは、「得意な型を使えば必ず覚えられる」という意味ではありません。あくまで、最初に理解へ入るときの負荷が下がるということです。

得意なことは、あくまで入口です。大切なのは、その入口から入ったあと、最終的に「思い出せる」「解ける」「使える」という状態まで進めることです。

まとめ

今回は、「得意なこと」と「勉強法の型」を公開しました。この記事が役に立った方は、「スキ」や「コメント」、「フォロー」で応援していただけるとうれしいです。

この記事で紹介したのは、主に「わかるための勉強法」です。しかし、効率的な学習にはあと2つの要素が必要です。「自分を点検するための勉強法」「続けるための勉強法」です。さらに、教科・科目ごとに求められる力も「動詞」で整理することができます。

皆さんからの反響があれば、これらのコンテンツも順次発信していく予定です。


「得意なこと」から、学部・学科を選択する方法はこちらをご覧ください。


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