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2011年卒、30社受けてSEになった僕の就活体験談

今から15年以上前。
僕は大学で情報系の学科に所属していました。
そして、3年生で就職活動をしていました。
2011年卒の代です。

最終的には独立系のIT企業から内定をもらい、SEとして社会人をスタートしました。

これだけ書くと、
「情報系の勉強をして、そのままIT企業に就職した」
という割と順調な就活に見えるかもしれません。
でも実際は、そんなに綺麗なものではありませんでした。

30社くらい受けて、最終面接まで残ったのは2社。
内定をもらえたのは、そのうち1社だけです。

「自分の実力で内定を勝ち取った!」
というよりは、
「何度もふるいにかけられて、なんとか最後まで残った」
僕の感覚としては、こっちの方が近いです。

なので、この記事に「内定を取るための就活ノウハウ」はほとんどありません。
どちらかというと、失敗談に近いです。笑

それでも、2011年卒の普通の大学生がどんな就活をして、どうやってSEになったのか。
15年以上前のことを思い出しながら、書いてみようと思います。


中学生の頃、個人ホームページを作っていた

僕が通っていた大学は、偏差値は50くらいの工業系の大学です。
そもそも、なぜ情報系の学科に進んだのか。

振り返ってみると、中学生の頃からITに興味があったことが大きかったと思います。

当時、仲の良かった友達の影響で個人ホームページを作っていました。
Yahoo!ジオシティーズというサービスを使っていましたね。
ホームページ内にはBBS(掲示板)、お絵描き掲示板を配備して、面白いフラッシュ作品のリンクとか貼ってました。

…きっと若い人には伝わらないですよね。
でも、同世代の人にとっては懐かしいワードだらけだと思います。笑

そんな趣味もあり、パソコンを触ることには慣れていたので、高校では理系コースへ、大学も情報系へ進みました。

ただ、
「将来は絶対にSEになるぞ」
というような明確な目標があったわけではないんです。
ITには興味ある。だったら理系かな…。大学も情報系かな…。
そのくらいの、軽い感覚でした。

今振り返ると、その後長くIT業界で働くことになる僕のスタート地点は、中学生の頃に作った個人ホームページだったのかもしれません。


大学3年の10月頃から、就活が始まった

僕が就職活動を始めたのは、大学3年生の10月頃だったと思います。

友達と情報を集めあって
「とりあえず合同企業説明会に行ってみると良さそう。」
という情報を得て、参加してみました。

広い会場にたくさんの企業がブースを出していて、そこに大勢の大学生が集まっている。
とはいえ、大学3年生の僕には会社の良し悪いなんてよく分かりません。

「あ、この会社名は聞いたことある」
くらいの感覚で参加して説明を聞いていました。

正直、説明の内容はほとんど理解できませんでした。
でも、同じようなリクルートスーツを着た大学生を大勢見て、
「就活ってこういう感じなんだなぁ」
という雰囲気だけは感じました。

就活サイトは、リクナビ、マイナビの2つに登録しました。

当時の就活の流れは、
就活サイトで説明会を予約
→説明会に履歴書またはエントリーシートを持って参加、提出
→書類選考が通れば一次面接の案内がくる
→…
という流れでした。

説明会と同じ日に適性検査も実施する企業も多かったです。

そして、当時は紙の履歴書を提出していました。
全部手書きで、ハンコも押して、写真も貼ります。

同じような内容を何枚も書いて、書き間違えたらやり直し…。
「ハンコは失敗しやすいから、本文書く前に押した方が良い。」
という、今では聞けないようなアドバイスも受けました。笑


2011年卒、かなり厳しい時代だった

僕は2011年卒です。
就活をしていたのは、リーマン・ショックの影響がまだ残っていた時期でした。

就活が厳しいという話は、当時も聞いていましたが、
「自分はいま歴史的に就職が厳しい時代にいる」
とは思っていませんでした。
僕にとっては初めての就活で、比較対象がありませんからね。

でも、気になって当時の就職内定率を調べてみました。

…2011年卒、思いっきり底。
15年以上経った今になって、
「結構すごい時期に就活してたんだな」
と改めて思いました…。


とにかく数を受けた

そんな状況だったこともあり、
僕の就活は最初こそ大手企業を選んでエントリーしていましたが、徐々に「とにかく数を受ける」というスタンスに変わっていきました。

正確な数は覚えていませんが、
最終的には30社くらい受けたと思います。

書類選考は、そこまで落ちなかった記憶があります。
問題は一次面接です。ここで結構落ちました。

最初の頃は「まあ、しょうがないよね」くらいの感覚でした。
でも、それが何社も続くと少しずつ焦ってきます。

書類は通る、面接を受ける、落ちる。
また別の会社を受けて、また落ちる。

「このまま内定をもらえなかったらどうしよう」
という焦りも、少しずつ出てきました。


人生初の面接でダメ出しされる

特に印象に残っているのが、就活で1番初めて受けた面接。
面接官と1対1の面接でした。

面接官は人事部の女性でした。20代後半くらいですかね。
初めてなので、
(難しいこと聞かれたらどうしよう…)
と、とても緊張しました。

面接内容はもう覚えていませんが、そこまで難しい質問はされた記憶はありません。

面接官から、
「面接自体は以上です。何点かフィードバックしますね。」
と言われ、
(お、そんなのもあるんだ…)
と聞いてました。

そこで言われたフィードバックは覚えています。

「履歴書ですが、印鑑の汚れがありますよ。」
「あと、修正液は使わない方がいいですね。」

ごもっともですね…。
今の僕なら「修正液くらいいいじゃん。」とは思いますが。笑

そして指摘は続きます。

「『リーダーをやらされた…』と言っていましたが、
 『任された』とか『率先してやった』と言った方が良いですね。」

これは本当にその通り。
嘘でも「立候補しました」くらい言っておけばよかったです。
就活初心者の僕は、正直すぎました。笑

そんな一社目でした。
当然、その会社から内定をもらうことはありませんでした。


15年前の履歴書が出てきた

今回、この記事を書くにあたって、昔の履歴書を引っ張り出してきました。
「記念に…」と、残しておいたんですよね。

履歴書そのものは、いろいろ書き込みもあるので載せられません。
ただ、せっかくなので大学3年生の僕が当時どんなことを書いたのか、一部だけ紹介します。

【在学中に力を注いだこと】
私が在学中に力を注いだことはダンス部での活動です。
(中略)
私は上達には何度も練習することが大事だと思い、本番の二週間前に部内で仮発表会を行うようにし、早めに振り付けを完成させました。
また、自分一人でも練習時間を増やすために部活以外にも進んで練習し、100点満点の状態で本番に臨みました。
この経験から技術を身につけるには「継続すること」「自主的に動くこと」が大切だということを学びました。

【自己PR】
私はやるべきことに対して前向きに取り組むことができます。
(中略)
例えば学生時代にやっているファミリーレストランのアルバイトでは、覚えることが多く、作業も忙しくてとても辛かったのですが、続ければ自己成長になると思い、家でメニュー表を何度も見たり、仕事でのミスをメモに残し同じ失敗をしないように心がけ、早く仕事に慣れるように努力しました。

文章や言葉遣いは色々直した方が良さそうですが、内容はそんなに悪くない気がします。笑

当時の僕は、これを一生懸命考えて書いていたんですよね。
そう考えると、少しだけ当時の自分を応援したくなります。

ちなみに、この履歴書にも書いていたファミレスのアルバイトは、大学時代に3年半ほど続けていました。
当時どんな仕事をしていたのかは、こちらの記事に詳しく書いています。↓



30社くらい受けて、最終面接まで残ったのは2社

そうやって面接に落ち続けながらも、就活を続けました。
最終的に30社くらい受けて、最終面接まで残った会社は2社。

そのうち1社から内定をもらいました。
大学4年生の4月頃だったと思います。
独立系のIT企業でした。

初任給は23万円。
当時としては、普通より少し良いくらいだった記憶があります。

内定をもらえたことは本当に嬉しかったです。
それまで何社も受けて、何度も落ちていますからね。
ようやく
「とりあえず就職はできそうだ」
という安心感がありました。

ただ、
「第一志望の会社から内定を勝ち取った」
という感じでもありませんでした。

内定をもらったあとも、就活を続けようと思えば続けられました。
もっといろいろな会社を見て、自分に合った会社を探すこともできたと思います。

でも、正直もう疲れていました。
説明会に行って、書類を書いて、面接を受けて、落ちて、また次の会社を探す…。
それを半年近く繰り返していましたから。

「この会社もそんなに悪くなさそうだし…」
「もうここでいいかな。」
そんな気持ちもあって、その会社に入社することを決めました。

こうして僕の就活は終わりました。


今なら、もう少し就活を続けても良かったと思う

あれから15年以上経ちました。
今でも、
「内定をもらったあと、もう少し就活を続けても良かったな。」
と思っています。

当時の僕は、仕事についても、社会についても、あまり分かっていませんでした。
せっかくなら、もっといろいろな企業を見てから決めても良かった。

ただ、だからといって、その会社に入ったことを後悔しているわけではありません。
そこでSEとして働き始めて、いろいろな経験をさせてもらいました。

今回こうして振り返ってみても、
僕の就活に「こうすれば内定が取れる」みたいなノウハウはありません。

就活の環境が厳しかった。
最初の面接ではダメ出しされた。
面接で何度も落ちて焦った。
それでも次の会社を受けて、なんとか内定をもらった。

「自分の実力で内定を勝ち取った」
というより、
ふるいにかけられながら、なんとか最後まで残った。

やっぱり僕の中では、そんな就活だったと思います。
そして2011年、僕はその会社に入社し、新卒SEとして働き始めました。

就活中は「SEとして働く」ということが実際どういうことなのか、まだほとんど分かっていませんでした。

そこから僕は長くSEとして働き、その後、社内SEへ転職することになります。
社内SEへ転職したときのことは、こちらの記事に書いています。↓

新卒で入ったIT企業で、実際にSEとしてどんな仕事をしていたのか。

それはまた、別の記事で書いてみようと思います。

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