【灯火杯3rd 灯火賞】さよならさん 受賞インタビュー
先日、結果発表された「第3回 灯火杯 in2025夏(灯火杯3rd)」。
今回は、見事グランプリに相当する「灯火賞」を受賞されたさよならさんに、受賞作品について伺ってきました。
▽さよならさんの灯火賞 受賞作品▽
ちなみに、受賞インタビューの様子は、さよならさん視点でも書いていただいているので、こちらもぜひ読んでいただけたらうれしいです。
*特に次回受賞を狙っている方はぜひ。
さよならさんの書き方
今回の灯火杯エントリー作品に限らず、さよならさんは最初に構成などを考えてから書き始めるのではなく、書いていく内に最初に決めたテーマを通して、「自分の内側に引っかかっているもの」にアプローチしていくということでした。
これ、正にわたしが内省記事を書くときの流れと同じでした。
わたし自身も、公式の投稿企画とかはガチガチに構成を練って挑むほうなので、かなり衝撃でした。
*とは言え、さよならさんのケースは、個人的にはかなり特殊な例だと思うので、しっかりテーマを絞って構成や展開を練るほうが、総合的な成績は出しやすいのではと思います。
切り札は「ぬけがら」

今回のテーマ「エール × 夏 × 気づき」ですが、大きく分けると、いくつかの切り口があったかと思います。
例えば、フォロワーさんなどの読んでくれる人から得るもの。
あるいは、書くこと自体が自分に対してのエールになっているというもの。
もしくは、らいおんさんの作品のように、書いたnote自体との対話という目線もありました。
そのなかで、さよならさんがテーマに設定した夏→せみ→ぬけがらのテーマ設定が、今回の決め手になったのかもしれません。
わたしは、人が書いた痕跡を見ると、途端に色々な気持ちが湧きあがってきます。それは、文章ですらなくてもいいのです。
算数セットの一つ一つの部品に押されたスタンプでも。
▽算数セットと名入れについては
月刊tote4月号へ寄せたエッセイに綴りました▽
ふとちょっとした用事で子ども部屋に入り、開かれたノートにメモに視線を落とすとき。
色々な想いが込められたのだろうと思うと、勝手に色々な想像が膨らみます。
さよならさんの作品に心打たれたのは、この作品に「ならなかった」ほうにフォーカスされていたからでした。
というのは、選出コメントなども触れさせていただいた部分でした。
ない、ものがある
禅問答みたいな話ですみません。
さよならさん、日本語というか言語学的な視点が大好きとのことでした。
ん、この辺からわたしも、一気にさよならさんに食いついていました。
わたしも、てにをは一つでメチャメチャ悩んだり修正するほうです。
例えば、英語文法では、I have no Idea.という形で、アイディアがないのではなく、「ないことを持っている」という言い回しになります。
持っていないのではなく、「無」を持っているみたいな言い方ですね。
ただ、日本語でも、ないことを前提とした言い回しは少ないそうでした。
というお話を聞いて、頭をフル回転させて、駐車場やお部屋などの「空き」を思い浮かべていました。とは言え、それも一時的な状態でしかなく、未来にまた「満」になる可能性があるんですよね。
本体「じゃないほう」にもかかわらず、不可逆で、それでも一つの言葉となっている。「ぬけがら」という言葉の特異性に惹かれたという、さよならさんのお話に心を掴まれました。
ちょうど、最近東洋哲学的な考え方の本に触れていたこともあり、「空(くう)」とは何かとか、「色即是空」を雲の移り変わりに投影しているわたしにとっては、この「抜け殻にこそ本質がある」というがあまりに刺さったのでした。
ベストアシスト賞 蒼玉うまみさん
創作大賞や今回の灯火杯。
そのどちらも、なかなか書くのに苦労したり、そもそも書くことに対して迷いや戸惑いがあったというさよならさん。
創作大賞にしても灯火杯にしても、参加を薦めてくれて、励まし続けてくれたのが、蒼玉うまみさんということでした。
「無職教」のみなさんにも、たくさん励ましやアドバイスをいただいたということで、本当に凄いですよね。傍から見ていても、その勢いと持ってらっしゃる実力、裏付けにただただ圧倒されるばかりです。
今回の灯火賞の受賞も、結果発表のnoteの通知を見る前に、うまみさんから教えてもらったそうです!特に賞金等はありませんが、「ベストアシスト賞」を、わたしからうまみさんに贈呈させていただきたいと思います!
▽灯火杯にエントリーいただいたうまみさんの作品▽
今後、ご自身の方向性をより確かにエッセイを発信されていくというさよならさん。
今後の作品にも注目ですね!
▽創作大賞に応募されている、さよならさんのエッセイ▽
固定記事にも設定されているエッセイで、全体のテイストがスキです
灯火賞を狙う方へ
今回のさよならさんの作品を含めて、改めて過去の灯火賞 受賞作品のみなさんのことを思い返していました。
そこで思ったのは、戦略や文章スキルも当然お持ちの上で、突き抜けたのは「その人の想い」なのかもしれません。
*もちろん、選ばれないほうにフォーカスを置く主旨ではないので、「選ばれなかった方が想いが足りない」ということでは一切ありません。
ただ、わたし自身が割と作戦や戦略を練るのが好きなので、凝ったものにしようとしても、わたしの意表を突きにくいという構造的なものがあるのかもしれません。
とは言え、主催者としては当然自身の作品や好みに標準を絞ってほしいですし、テーマをどう組み合わせるかの妙をぜひお見せいただきたいという思いも本音です。
とは言ったものの、このままだとどうしていいのか、かえって困らせてしまうと思いますので、もう少し方向性を絞りますね。
【なかなか筆が進まないという方向け】
エール
特別、誰かへのエールを意識しすぎないでも、ご自身のモチベーションに繋がったという体験が、結果的に読者の方にも波及するケースが多いと思っています。
秋
あくまで「秋ならでは」であればと思うので、ご自身の写真フォルダや季語を調べるとヒントが見つかりやすいかもです。
*凛花さんの月刊toteへ寄せるエッセイを書く際に、わたしがやっていることでした。
アート
「自分なりのアート(表現)」という文脈でも大丈夫ですし、アート(広義)に触れたり体験して思ったことなどでもOKです。
特段4thのテーマにしていませんが、内省や第3回のテーマになった「気づき」はわたし自身の大きなテーマになっているので、灯火賞を狙い撃ちにする方はぜひご参考いただければと思います。
さよならさん、改めて受賞おめでとうございました!
ちょうど悩まれていた時期に、今回の受賞が希望の一つになったとのことで、本当にうれしい限りです!!
よろしければ、ぜひ次回灯火杯4thも、うまみさんとご一緒にまたエントリーいただけたらうれしいです!
▽灯火杯4thの企画告知noteはコチラ!▽
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