見出し画像

【第4回ZINE講座】いよいよ大詰め!タイトル・表紙デザインを考え、ディレクションを学ぶ/9.14文学フリマ大阪せ-03〜04


6月から始まった、江角悠子さんによるZINE講座。

第4回の今日は、ZINE構成要素のうちの、原稿以外の部分である台割(エッセイの掲載順など)、タイトル、表紙デザインを検討した。

プロのデザイナーさんが同席!

この日の講座には、江角さんが懇意にしているデザイナーの方も同席。私たちが考えたタイトル案やデザイン案を形にするお手伝いをしてくださるのだという。
最初にこれまでの実績の紹介として、そのデザイナーさんがデザインした本や冊子などを見せてもらった。
出版物の読者層や、タイトルから連想される世界観に合わせて、それぞれにぴったりとくるデザインに仕上がっている本や冊子たち。そのセンスを目の当たりにして、こんな風に表現できたらしあわせだろうなあ、と最初から感心というか感嘆していた。
この方が私たちのZINEに携わってくださるのか…!本当にありがたく、ぜいたくな経験である。

しかし、私は所謂「ジャケ買い」で書籍の購入をしたことがない。
これまで、デザインの観点で出版物をあまり見てこなかった。
しかし、このデザイナーさんが作られたものは、見た瞬間どれも素直に「素敵!読んでみたくなる!」と思った。やはり作ったものを「手に取りたい」と思ってもらうには、デザインという第一印象も大切なのだ。これからは読み物をデザインの視点からも見てみたいと思った。

ZINE講座を受けて、紙媒体を見る上での新しい世界を学んでいる。視点が広がっていて、とても楽しい。

タイトルを考える

この日最初に取り組んだのが、タイトルを考えるグループワーク。
まず、タイトルで考慮する点が示された。

・読む前に、本の「世界観」が伝わるか?
 →タイトルは、ZINEの世界観・空気感を一瞬で伝える重要な看板
・内容を象徴する言葉を選ぶ
・声に出したときのリズムは?(五感がいいと印象に残る。五七調、語尾
 を揃えるなども効果的)
・他に同じタイトルはないか?(検索して調べる)

ZINE講座資料より

グループワークでは、3人グループとなって、この日までに自分が選んでいたタイトル案を共有した。

タイトルにどんな意味を持たせたいか
すでにある本やマンガ、映画等の作品とかぶっていないか
タイトルから連想される読者層は?
表紙のデザインにどういう影響が出そうか

この辺りを考慮して、3人としての案を出した。
グループワークで改めて気付いたのが、タイトルによって表紙のデザインがかなり変わってくるということ。
当たり前だけれど、タイトルの重要性を感じる。

グループワーク後は、全員でチャットも交えて話し合いが行われた。
講師の江角さんを中心に、忌憚のない意見が飛び交う。
全員の知恵が結集されると、タイトル一つでもこんなに色々な方向に変化していくのか…!その展開がとても面白かった。

グループ内で「これがいいかも」となっても、また違う意見が出ると「なるほど確かに!」と思ったり
副題として考えられたワードをタイトルにしたくなったり
皆が入れたいと思っていた要素は、タイトルではなく帯に入れても伝えられるんではないかと意見が出たり

様々な意見が飛び交った上、タイトルが決まった。ZINEが完成していく実感が、じわじわと湧いてきた。

表紙のデザインを決める

続いては表紙のデザインについて。
タイトルが文字なのに対し、表紙のデザインはイメージ的なもの。
前回も学んだけれど、このような作業(ディレクション)はとにかく「自分の思いやイメージを言語化すること」(自分の頭の中を相手に伝えること)が大切だ。

ディレクションはZINE作り以外の場面でも活きてくるという。
人に仕事を依頼する時
プロジェクト進行、イベント企画などの全体管理をする時
美容院でなりたい髪型を伝える時
確かにどれも、自分のイメージを言語化する力が大切だ。

前回の講座と繋がるけれど、

・自分の思いを言語化する
・それを誰かに伝える
・全体の方向性を整える、形にする

ZINE講座資料より

ZINE作りで学んでいるこれらのことは、人生のディレクションの練習なのだ。
“わたし”という人生のディレクターになろう!という江角さんの言葉に、毎度のごとく「人生の勉強の講座に来たのか?」と思った。間違いなく、エッセイを作ることを通して、私は人生について学んでいる。

デザインについては、その日までに受講生同士で出し合った案を、受講生のまみちゃんが雰囲気やコンセプトごとにまとめてくれていた。
その中から「しあわせ」を連想できそうなデザインを話し合って決定していく。

デザインが決まるまでの江角さんとデザイナーさんのやり取りが、またとても面白かった。

まずは雰囲気や基調になる色について、受講生が出した案を見ながら、デザイナーさんのイメージを膨らませていく。
なんとなく方向性が定まったら、タイトルの入れ方も考慮した上で、表紙の色合いやイラストについてイメージを共有していく。

「こんなイメージ」という言い方で始まったやり取りが、段々と具体的な色やグラデーション、イラストを入れるかなどに言及され、形が見えてくる。(デザイナーさんが見せてくれた「ピンタレスト」のサイトが、ビジュアル化をとてもスムーズにしてくれそうだった!)
デザイン案があがってくるのが、とても楽しみになった。

デザイナーさんに聞いてみた

表紙のデザインを決めるプロセスと並行して、デザイナーさんから、オーダーする上でのアドバイスも聞くことができた。

・出版物の内容が決まっていること(とりあえずデザインしてくれ、が一番困るらしい笑)
・できるだけビジュアル化すること

デザイナーさんの言葉より

やはり、「自分の頭の中をできるだけ明確に相手に伝えること」だった。

私はこの講座を受講して、いつか自分でもZINEを作ってみたい、という思いが強くなった。
けれど、自分の中でイメージを持ち、「これがいい!」と決めることにずっと苦手意識がある。(美容院のオーダーしかり。。。)
おそらく、「自分のイメージが世間と合っているか」の自信のなさと、「美的センスがないからお任せした方が楽だ」という他人軸の生き方がそうさせている。
理想を描き、それをビジュアル化したり、人に伝えたり、ということもあまりしてこなかった。

けれど、今日の講座を通して、ちゃんとイメージできるようになりたい、そしてそれを口に出してみたいと思った。
最初は拙い表現でも、言葉にしているうちに「そういうイメージなら、こういう色やデザインがありますよ」など言ってもらえるはずだから。
その繰り返しで、言葉やセンスを磨いていけばいいのだ。

自信がなくても、人生をディレクションしたい


前述の通り、人生はディレクション次第で如何様にもなるらしい。
だったら、なりたい姿を描き、なるための手段がわからなくても「こうしたい」を口にしよう。
詳しい人が情報をくれるかもしれない。
こんな方法があるよ、と教えてくれるかもしれない。

前回の講座以上に、「言語化」、「とにかく言ってみる」ことの重要性を肌で感じた。

自分で決めて受講したとはいえ、自分が書籍の出版に関わることが、未だに不思議である。
けれど、エッセイを出版するという夢が叶う日は、確実に近づいている。
同時にこの夢が叶った時、人生のなりたい姿についても、より具体的に描けるようになっていたいと思った。

18人で一つのアンソロジーZINEを作成するというこの講座。
9月14日の
文学フリマ大阪で、販売予定です!!

ZINE講座について、これまでのレポ記事はこちら↓↓



いいなと思ったら応援しよう!