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【南アルプス深南部】黒法師岳〜丸盆岳テント泊30km|カモシカ平と笹原の核心ルート

静かな山に、もう一度入りたくなる理由があります。

黒法師岳から丸盆岳へ。
笹原の稜線と、カモシカ平のテント泊。

水を背負い、重い荷物で歩く30km。

きつさも含めて、
「また来たい」と思える山行でした。


はじめに

黒法師岳・丸盆岳は、
南アルプス深南部に位置する静かな山域です。

一般登山道とは違い、

・長いアプローチ
・笹原の急登
・水場の確保

など、事前の判断が重要になります。

この記事では

・実際のルート状況
・水場とテント地(カモシカ平)
・1泊装備での体感

をまとめています。

深南部を歩いてみたい方の参考になれば嬉しいです。


山行概要

山名:バラ谷ノ頭・上西平山・黒法師岳・丸盆岳
山域:南アルプス深南部
日付:2024年11月23日〜24日(1泊2日)
天候:晴れ → 夜間降雪

コース
 1日目:林道戸中山線駐車場 → シブロク歩道 → バラ谷ノ頭 → 水場 → 上西平山 → 黒法師岳 → カモシカ平(泊)→ 丸盆岳(ピストン)
    2日目:カモシカ平 → 等高尾根 → 林道 → 駐車場

距離:30.4km
累積標高:約3050m
行動時間:約18時間(2日間合計)

体力度:★★★★☆(ロング+テント泊経験者向け)


コース全体図

黒法師岳を中心に、丸盆岳とカモシカ平をつなぐ周回ルート。

バラ谷ノ頭〜上西平山、
そして黒法師岳周辺の笹原がこのルートの核心です。


この山を選んだ理由

当初は別の深南部ルートを予定していましたが、

・夜間の降雪予報
・渡渉リスク
・日照時間

を考慮して計画を変更。

その中で選んだのが、
カモシカ平をベースにしたこのルートでした。

結果的に、

「深南部らしさ」をしっかり味わえる山行になりました。


コースの様子と感想

登山口〜バラ谷ノ頭

林道戸中山線からスタート。

序盤は歩きやすい区間ですが、
徐々に傾斜が強くなります。

バラ谷ノ頭に出ると、
一気に視界が開け、南アルプスの展望。

この時点で雪が見え始め、
季節の変化を感じました。

黒法師岳

バラ谷ノ頭〜上西平山(水場)

ここで一度大きく下り、
水場で補給。

水量は豊富で、
しっかり確保できる重要ポイントです。

水を担ぐと一気に重量が増え、
ここからの登りがこの日の核心の一つになります。

上西平山(水場)

上西平山〜黒法師岳(笹の急登)

上西平山からの登りは、
笹を掴みながら進む急登。

荷物が重い状態ではかなり消耗します。

黒法師岳は
何度来ても印象に残る山。

静けさと笹原の広がりが特徴的です。

黒法師岳(笹の急登)

黒法師岳〜カモシカ平(テント泊)

アップダウンを越えてカモシカ平へ。

設営後はゆっくりとした時間。

この「山の中で過ごす時間」こそ、
このルートの魅力だと感じました。

夜は降雪。

朝にはうっすらと雪景色になっていました。

朝にはうっすらと雪景色

丸盆岳(アタック)

夕方のタイミングで
丸盆岳へ。

この時間帯にしか見られない光が広がり、
遠くには伊豆方面まで見える展望。

深南部の中でも、
特に印象に残る場所の一つです。

カモシカ平

深南部の判断は、尾根ごとにまったく表情が違います。
丸盆岳東尾根を直登した際の詳細は、こちらにまとめています。

▶︎【丸盆岳東尾根|激薮+残雪期の核心記録(32km / ±3,437m)】


2日目 下山(等高尾根)

朝はゆっくりスタート。

雪はすぐに溶け、通常コンディションに。

等高尾根は単調ながらも長く、
最後の林道歩きは体感的に長く感じました。


コース状況・注意点

・バラ谷ノ頭〜上西平山はアップダウン大
・笹の急登(上西平山〜黒法師岳)は滑りやすい
・水場は重要(確実に確保推奨)
・カモシカ平はテント適地

注意点

・荷物重量で難易度が大きく変わる
・ルートは明瞭だが体力消耗が大きい
・天候変化(降雪)に注意

※2024年11月時点


関連記事

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振り返り

距離や標高差以上に、

・荷物の重さ
・笹の登り
・静かな環境

が印象に残る山行でした。

それでも、

また来たいと思えるのが深南部。

歩くたびに、少しずつ理解が深まっていく感覚があります。


おわりに

静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。

派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

これまでの山行記録はこちら
▶ マガジン「一座ずつ、山行記録」

▶︎深南部をじっくり歩いた2泊3日の大周回はこちら|寸又峡〜黒法師岳周回

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