来世まで持っていく思い出になったゲーム【月姫】について
おはようございます、シエルロス……及び月姫ロスの疑いがある紺色わさびです。
”◯◯ロス”とは、一般的に尊い作品を視聴あるいは読了してしまったことで”続き”を失ったオタクが罹患してしまいがちな喪失病のことである。
Googleで調べてみたところオタクに限らず普通に生きている人間でも似た状態に陥ることがあるようだが、こちらは作品が終了だとか完結しただとかいうパターンに限らず、推していた俳優やその他著名人が結婚したり死去されたりした場合にもなるとのこと。言われてみれば、こちらの方が言葉として正しい気がする。
とても哀しい。寂しい。寒い。
心の底から続きを求めてしまうほどに、『月姫』は素晴らしい作品でした。それこそ、比較する意味も必要性もないけれど個人的な好き嫌いで言うならFateシリーズよりも他人にオススメしたいと思えるほどに。
さて、開幕からどんよりしたテンションでお届けする今回の記事は前回に引き続き『月姫 -A piece of blue glass moon-』について。
こちらは2000年発売の『月姫』のリメイク作品として20年以上の年月を経て発売されたSwitch、PlayStation4対応のビジュアルノベルゲームです。
あれから一週間、シエルルートをノーマルとエクストラ両方やってきたのでその感想をズバーっと語っていこうと思います。
本日もよろしくお願いいたします〜!!
メインの感想
……本当に良い時間を過ごさせていただきました。
アルクェイドルートを進めていくと、”吸血鬼”や”真祖”など自分では知った気になっていた単語や世界観について詳しく教えてもらえることが純粋に楽しくて、物語の中で志貴が興味を抱くとアルクェイドも嬉しそうにノリノリで講義をしている、そんなやりとりを眺めるのも微笑ましい気持ちになれて、ファニーヴァンプの虜になっている自分がいることに気付いた時の驚きは凄まじいものがありました。

ブルアカのアスナとFEのシトリニカもこの人で、心から楽しそうにしている雰囲気を作るのが唯一無二の演技だなぁと
彼女について知りたい、彼女の喜怒哀楽をもっと見たい、彼女ともっと一緒に過ごしたい。あれ、私はいつの間にアルクェイドのことをこんなにも好きになっていたのだろうか、と。
アルクェイドにどんどん天秤が傾いていく中で、終盤も終盤に忘れているようですが私もいるんですよといった調子で登場したシエルがこれまでの出番無しを精算する勢いで怒涛の活躍を見せるのも面白いんですけれども。

今はアルクェイドルートの未回収ENDを拾い集めているところなのですが、改めてこちらのルートでのシエルとの絡みを読むのも彼女本人のルートとは異なる良さがあって、何とも言い難い表情で画面と睨めっこをする時間が続いております。
諸々の発言内容を鑑みると、流石にどのルートでも志貴に情緒ぶっ壊されるアルクェイドと異なり、シエルの方はアルクェイドルートだとそこまで志貴に執着は無さそうというか……単純にロアの転生先がハッキリして毒気が抜かれて生来の人の良さが発揮されているような感じがしますね。
とはいえ、仮に志貴がロアを切っていなければシエルルートと同様のことが起こっていたかもしれないとするなら、”一応あなたまだ容疑者ですので”の空気も無くはなさそう……?
地味にこのルートの後のノエルがどんな余生を過ごしたのかも気になりますが、あの”自認”博士に絡み付かれなかっただけでもお釣りが来るレベルの幸せでも不幸せでもないルートに進めたのかなぁと思わなくも……ない。

もう少しだけ”シエルルートクリア後のアルクェイドルートの話”が続きますが、放課後の校舎を散策していた時に出てきたこの上級生も再度見てみるとシエルらしさがすごいですね。
シエルルートでデパート地下の祭壇にいた時も同じ姿だったので(間違っていたらすみません)、認識阻害をかけているとこの姿に見えるという認識で正しいでしょうか。
ここのシエルが校庭から志貴を追い出そうとする理由……。

未回収だった選択肢で展開される物語にはその瞬間でしか見られないイラスト差分も沢山あって、こういう新しい発見があると月姫ロスも少しだけ治癒していく気が紛れるのでありがたい。
眼鏡ェイドがかわいい。人を選びそうな派手めのデザインなのに、何故この姫君は易々と着こなしてみせるのだろうか。
全く困ったものですよね、これじゃロアの執着にもうんうん頷くしかなくなってしまいます。あのカーナビゲーターみたいなヤツ、元凶も元凶のくせして最期は晴れやかに旅立っていきやがって……。

今度からはそういうことも気にしてプレイしたいので月姫2はよはよ
アルクェイドルートを進めている時は、こういうビジュアルノベルゲーム自体が初めてだったということもあってBAD ENDを迎えないことだけに注力し、道中の選択肢による差分を楽しむという意識があまり無かったのだろうなぁと。
見てくださいよ、このアルクェイドの可憐なドレス姿を。
てっきりヴローヴ戦でしか見られないものだと思っていた昨夜までの私の姿はお笑いだったぜ。あの頃は怒らせないようにご機嫌取りをしないとみたいな考えもあったので、こちらから自発的にアルクェイドに興味のあることを要求するという考えが一切無かったのでしょうね。
そりゃ志貴がこれ見せてあれ教えてって言ったら喜んで応えてくれて当然ですよ。そりゃそうですよ。
というかシエル以外は割となんでもセーフだったな、この真祖。

そして、見逃せない(本当は見過ごしたフリをしたい)のがこのやたらと博士呼びさせたがる異常者。
十中八九、続編(完全版?)での活躍が期待される要注意人物。人物……人物。人物? 人物であってほしいなぁ。現実は非常である。
基本的におちゃらけ選択肢は往々にして良い選択だったとなることが多い中で、このキャラクターを前にふざけた行動をとることだけは明確に命取りとなるので注意どころではない警戒が必要。
見返してみると、あまり嘘はついていないし誤魔化しも試みていない様子なのが末恐ろしい。徹底的に後出しジャンケンなだけというか、気付けないのは気付けない人が悪いよねというイメージがあります。
何ならワザとイカれた態度をとっている節まである。私は異常者で危険なので私を相手にする時は心して慎重に行動してくださいね、みたいな。
秋葉や屋敷組との関係性の深いところが気になって仕方がありませんが、彼女たちが騙されている側・利用されている側に回り続ける想像も出来ないので何かしらの利害関係の一致があるのだろうなぁと。
その辺りも、もしかするとアルクェイドルート及びシエルルートで考察の材料は揃っていて気付ける人は現段階で気付いているのかもしれませんが……私は未熟者なのでまだまだですね。

余談ですが、こちらの『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』という作品は月姫を好きになった人は是が非でもプレイするべきゲームなのでしょうか?
まぁ”なのでしょう”けれども。
それは聞くまでもないのでしょうけれど……いや言われるまでもなく購入確定しているのだけれども。
こちらは、月姫の各ルートクリア後の物語と考えていいのでしょうか?
正直なところ公式サイトを見ただけでも翡翠や琥珀が戦っていたり牛若丸やマシュの姿があったりとギャグテイストな空気がむんむんして、かと思えばバチバチのネタバレ的存在たる死徒ノエルの姿があったりとびっくりする内容となっているのですが……。
まぁでも月姫ロスを癒すためなら何でもしますので、これも今月か来月には購入してプレイするぞーって意気込みです。
さて、ここからは本格的なシエルルートの感想に入りたいと思いますが、以降は2種類のシエルルートのネタバレが含まれますので、まだプレイされていない方にはオススメ致しません。
ご了承くださいますようお願い申し上げます。
……………何から話し始めたものでしょうか。
”とても楽しかったです”も”感動しました”も、当然のこと過ぎて感想としては弱い気がしますものね。
完成度の高い物語であったことは疑うべくもない事実であります。
2種類あれば読み物としては当然かもしれませんが、ノーマルエンドを読んだ後で迎えたエクストラエンドの尊さやそこに在る幸福をより一層深く味わうことが出来て余韻も一入だなぁと思いました。
ですが、ノーマルよりエクストラの方が単純に結末として上かというと、正直に言って”そんなこともない”ですよね?
……まぁその、新参のシエル推しとしましてはシエルが生きて志貴と添い遂げてくれるエクストラエンドほど素晴らしいものはないなと言わざるを得ないのですが、それはそれとしてシエルは志貴のために、志貴はシエルのために、でその先の未来に続いていく結末も美しいというか哀しみを抱えながらも立ち上がる人間の強さを感じて良いなと思うわけです。
あと、やはりマーリオゥ含め教会サイドの登場人物の良さが一番感じられるのも個人的にはこのノーマルエンドだと思っていて、対するエクストラエンドの方ってその……彼らは、えっと……その、ねぇ?
というかこれは単純な疑問なのですが、SNS上だとノーマルとトゥルーとよく言われているのを目にしておりましたが、ゲーム内だとあくまで後者は”extra”と表記されているのですよね。
志貴とシエルのラブラブエンドという意味では確かにトゥルーなのかもしれません。……けれど、果たしてトゥルーとエクストラは同じものの呼び方の違いだと思って良いのでしょうか?
続編(完全版?)となる物語では今回スポットが当たらなかった翡翠や琥珀の話がメインに据えられることが予想されるため、ルートがひとつしかなかったアルクェイドはともかくシエルに関してはここで打ち止めの可能性も無くはないかもしれませんが、なんというか、ノエルとの軋轢とかマーリオゥ辺りの謎も含めてもっと解決するべきこと沢山あるよね? というのも正直な感想としてあるにはあるのです。
これに関しては「そうだったら良いなぁ」という、ただシエルの物語をもっともっと沢山見たいが故の妄想でしかありませんけれども。
そうだったら良いですよね!?
話は変わりますが、シエルルートのED『Believer』。希望と期待に溢れていて素晴らしい曲だと思いました。
『生命線』も『ジュブナイル』もすごく好きで、特に『ジュブナイル』の方は初めて聴いた時からループ再生で一日中聴き続ける日もあるくらい気に入っておりまして、どちらも総耶の夜を想起させながら主役となるヒロインの生い立ちや感情が歌詞やメロディから伝わってくるのが最高すぎます。
個人的には『ジュブナイル』の各所に鐘の音? に似た音が流れるのが素敵だなぁと感じておりますねぇ。
“No enough”→“No escape”→“No fear”のところが特に狂わされる。
で、話は『Believer』に戻りますが、こちらは夜らしさのあるOP曲2種に対して総耶の街がようやく迎えることの出来た夜明けがイメージとして伝わってきて好きです。
すごーく希望に溢れている感じがしますよね。
……………そうか、そうですよ。
何が問題って、遠野家の問題がシエルルートでは解決していないじゃないですか。
これを解決する必要があるかどうかで言えば、あくまで吸血鬼との戦いを描いた物語であるシエルルートである以上はロアとの決着もアルクェイドとの一大喧嘩も済ませているので確かにないかもしれません。そもそも翡翠や秋葉ルートの立場が薄くなりますしね。
ですが、色々なことがあって色々なことを解決したけれど、いざ遠野家に帰ってみると侵入したら代償に命を取られる父親の書斎やご存じ阿良句博士がのうのうと居座っているのですよ???
…………いやぁ、それはちょっと怖過ぎませんか?
ノーマルエンドでは遠野家との別れもきちんと済ませて日本を旅立とうとしているところまで描かれており、こちらは正式な手続きを踏んだ上で物理的に距離をとっているので割と安心安全というか、原因は残っているけど志貴とは関係のないこととして処理されているような雰囲気があります。
いずれ破裂する爆薬が自宅に仕込まれているものの追尾性能はついていない、みたいな。
対してエクストラエンドは神話級の争いを終えた次の日〜で話が終わっているので、私の見落としでなければED後に一先ず遠野家で何らかの話し合いがされる必要があると思うのです。仮にそこまで小難しいことをせずとも、何かしら筋道を通すことはしなければなりません。
そうして遠野家のこと、ロアのこと、自分の過去など様々なことに何らかの解決か解消を行なって初めて志貴は志貴としてシエルと共に人生を歩めるようになるのではないかと。
まぁ百歩譲って遠野家の問題は離れればセーフ理論で「知ーらねっ!」が通じるとしてもですよ、ノエルに関しては熟考の余地があると思います。
本ルートのヒロインであるシエルが遠野家にとっては部外者ですので、そちらに関しては遠野家関係者のルートで……というのは分かります。
しかし、本当の意味でシエルが過去に区切りを付けられるとすれば、それはどんな形であれノエルと正面から本音で話し合って互いに互いの夜明けを迎えることだとも思うのです。
シエルルートでのノエルの結末も最期を迎えてようやく思っていた気持ちをぶつけ合えたことも物語としては美しいし、当然あれはあれで自業自得だから仕方がないところもあると理解した上で、ノエルルートとかって話ではなく単純にシエルとノエルの”口”喧嘩は必要なのではないかなぁと。

でも、閉じ込められて人として老いるか吸血鬼として殺されるかの2択しかないのを自業と呼べるのか問題はある
……本音で語り合ったとて二人が和解するべきとまでは思いませんし、それが簡単に叶うとも思っておりませんが、この二人に関しては本音をぶつけ合って本気で嫌い合うべきと考えているだけです。
というより、そんな展開を読んでみたいという気持ちがあるだけですね。振り上げた拳を下ろすことが出来ない状態で本音を振り絞っても悲しいだけじゃないですか。
あと、半分以上が自業自得とはいえノエルを吸血鬼にした存在がのうのうと人として暮らしているなんて仮にシエルが知った日には、どうなるのでしょうね?
だとして、だとして。……だとしても、最初からノエルは阿良句博士関係なく落ちるところまで落ちていくほど追い詰められているというのがなぁ。
ここまで長々と妄想や勝手な期待を書き連ねましたが、要するに更なるシエルルートが欲しいなという話でした。
というわけで話は変わりますが、皆様シエルの衣装だとどれが一番好きですか?
私は悩みに悩んだ結果……修道服がすごく背徳的で良いなと思いました。王道の制服姿も捨て難いが、やはり修道服がまるで彼女の仕事着を見ているみたいな感覚になれてとても好きです。上半身のラインがくっきり浮かび上がる無限の叡智も当然外せませんよね。オプションパーツの眼鏡の有無が選べるのも素晴らしいと思います。確かに制服の胸元リボンもチャーミングです。眼鏡が最も似合うのは制服姿でしょうね。おそらくカレーを食べている姿もこれが一番かと。何より絶対領域が露出している点が他2種と比較して戦闘力の高さを底上げしている所以でもあります。何より制服姿の良いところは『志貴に接触するために着用している』という点でしょうか。うーん、なるほど中々やりますね。その意見に反論することは難しい。確かに、たとえシエル本人も仕事関係なく学生として過ごす日々を楽しんでいるという前提があったとしても、志貴(推定ロア)を探るために選んだ格好というのは背徳ポイントが高いです。困りましたね……ふっふっふ、制服教と修道服教の皆々様。もしや完全武装の戦闘服ver.をお忘れではありませんか? き、貴様は……完全武装の戦闘服ver.教信者!? くくく、先ほどから何を話し合っているのやら。あなた方はよほど衣装にこだわっていると見える。なんだとぅ……? 私に言わせれば、あなた方は制服が好きか修道服がえっちかで競っているようにしか思えませんな。ほう、続けろ。ではお言葉に甘えて……良いですか、確かにシエル先輩の美しさは修道服で倍増し大人の魅力をむんむんに出しつつも肌の露出を極限に抑えることで若干の背徳感を感じさせることが出来ているかもしれませんね。なるほど確かに魅力的だ。先ほどの『仕事中の彼女を見ているみたいでゾクゾクする』というのも中々にニッチな好みが味わえて面白い。制服姿もシエルの肉体年齢に適した服装だけあって最も似合っているのが制服と言いたくなる気持ちもわかるし、事実私にもそういう気分の日は存在している。これは嘘でも誤魔化しでも何でもない。何より制服の良いところは接する場面が多いこと、そして背景にある茶道室の存在によるところが大きいと私は思うのだが、如何かね。なるほど……茶道室か、確かにそれは考えていなかった。そうだろうとも、茶道室での二人きりのひととき。放課後に親友にも内緒でこっそり内緒の話をする時間、刺激的でドキドキ、密室大サービス、うむ素晴らしいな。しかし、だ。先ほどの話に立ち戻ることになるが、やはり君たちは衣装そのものの良さや背景事情で競い合っているに過ぎないのだよ。シチュエーションは大事だ。例えば水着がいかに魅力的であろうともオフィスビルを背景にすれば一気に台無しになってしまうように、全てはバランスで成り立っている。
↓もう少し続きます。
つまり、付加価値のようなものだよ。仮にだが、制服姿が好きな貴様は弓塚嬢のことも好きなのではないか? ……ああ、その通りだ。そうだろうとも、何故ならそれは”制服を着用している女子が好き”という罪を背負って生きているからだ。そして修道服が好きなそちらの貴様はノエルにやましい気持ちを抱いたことがないと言えるのか? ぬ……言われてばかりなのも癪だから反論させてもらうが、そんな完全武装好きの貴方はノエルを全く良いと思わないとでも? そんなことはない、ただ順番の話だよ。言ったはずだ、衣装そのものの良さや背景事情で競い合っているようにしか見えない、と。ここで最も重要なのはシエルの良さをより引き出しているのはどの衣装なのかという点に尽きるのだ。でなければ、そもそもシエルで比較する必要がないだろう。それは違うぞ、それは違う。いいか、完全武装ver.教信者。貴方の言っていることは正しい。けれど、大事なところを見逃している。ほう、続けろ。もちろんだ、いいか。完全武装ver.のシエルは肩も絶対領域も胸元も露出していてシエルの瑞々しい成長期の肢体の良さを十全に発揮している、それは認める。シエルのビジュアルを愛するということは外付けの衣服ではなく肉体そのものに目が向くはずだと言いたくなる気持ちはわかる。でもな、根本的なところでそれは間違っているんだ。いいか、シエルの体が素晴らしいのはわかる。けれどそこを突き詰めるとロアと同化した時のシエルの格好が一番良いということにならないか? ああ、もちろん極端な話をしている自覚はある。それは中身がシエルでもあり”ロアでもある”、と。だが、そういうことなんだ。だから何事も極端に突き抜けてはいけないんだ。更に言うとだな、着用している衣服にはその時々の精神が表れているんだ。なん……だと? 気付いたようだな、そうだとも。制服姿のシエルは頼り甲斐があって接しやすい上級生の面が強く出ていて、更に言うとかつて体験することのなかった日本の学生として過ごせているという内心ウッキウキで食堂のカレーを堪能するスーパー可愛いセンパイなんだ。修道服の方はというと、こちらは完全に仕事モード。守るべき存在、守られるべき存在に対してどこまでも優しく、断罪すべき対象にはどこまでも冷酷に文字通り代行者として感情を排斥した実利の仕事人。それが修道服のシエルだ。なんかほら、制服姿のシエルは何か手伝いたくなる可愛さがあって、修道服のシエルには罪を告白して頭撫でてほしくなるだろう、そういうアレだ。……つまり、そういうことか。そういうことだ。完全武装ver.のシエルの良さとは決死の覚悟、奉仕の極地で痛みを食いしばる代行者シエルの気高さそのものだと言える。まぁ先ほど貴方が私たちのことを完全には否定しなかったように、私たちも貴方のシエルの瑞々しさこそ至高だという考えは肯定しよう。そもそもどれを一番愛しているかが議論の種であって、どれかを選んだらそれ以外は愛していないのかというとそうではないはずだ。……ふっ、俺の負けだ。いや、僕も負けていたんだ、最初から。はっはっは、私もだよ。何故って、これ全部独り言だからね。

色々と考えてみた結果、私は修道服が好きだなぁ〜と思いました。
まぁでもこれ人それぞれですよね。まさにFGOでどの再臨段階が一番かを議論するようなもので、一概に正解が生まれないからこそ美しいというか。
衣装繋がりの話になりますが、そういえばシエルの完全武装とマシュのシールダーの衣装がよく似ている気がするのは偶然なのでしょうか?
マシュの方はどこかで元となった没デザインがあるという噂を聞いたことがありまして、これがシエルなのかなぁと思いきやそうでもないようなので。そもそも没になっておりませんし。
……デザイン担当の方の趣味?
その辺りは限定版に付属する設定資料集を読めば何か書かれているのでしょうか。今回はDL版での購入だったので、改めて限定版も購入したいんですよね……こんなにハマるのなら最初からガッツリお金出しておけばよかったのにね。
更に言うと、発売から既に4年も経過してすっかりメディアミックスも落ち着いた後なので今から後追いでフィギュアやらアクスタやらを買おうと思っても軒並み販売期間終了している問題も……。
無駄な出費を抑えられて良かったと思う自分と、後追い勢は諦めるしかないんですかと叫ぶ自分が内心でせめぎ合っている。これは由々しき事態。
とりあえず限定版はANIPLEXさんで購入検討するとして、他だとfigmaのアルクェイドとシエル、それから1/7スケールの制服ver.が出来良さそうで欲しくなっちゃいますね。あとはアクスタくらい?
ただ、どれも再販待ちウォッチリスト待機になるので、その頃には熱冷めてそうなんだよな……。
月姫熱が冷めるというわけではなく、オタク特有の好きなものにお金を使いたい欲というか。あの厄介な衝動ですね。
具体的には展示したシエルを前に眼鏡のレンズ光らせて「style……」って呟きたい欲求が。

うーん………………………うん。
Amazonさんやら楽天市場さんやらで少し値上がりしたものを購入することも出来なくはないけれども、やめときます。
でも欲しい気持ちは抑えられないしなぁ。無駄と分かっていても突き進みたくなる時はあるというもので……うーん。
本格的に長くなってきたので、この辺りで御開きにするためにも『月姫 -A piece of blue glass moon-』の次回作への期待を込めた話を最後にちょこっとだけしたいと思います。
事前に説明した通り、『月姫 -A piece of blue glass moon-』は2021年に発売された作品。既にこの神作が世に出てから約5年の年月が経過しております。
『月姫 -A piece of blue glass moon-』にはアルクェイドとシエルそれぞれと共に歩んでいけるルートが収録されておりますが、リメイクの構想には大元の月姫と同様に仕様人姉妹の翡翠と琥珀、そして妹の秋葉やさらには今回のリメイクではファンの方には申し訳ないが影が薄く感じられたクラスメイトの弓塚さつき単独のルートも用意されているようですね。
昔からの月姫ファンの方々はこの月姫Rが発売された頃からず〜っと次回作を待ち続けているようで、新参者の私としては本当にその忍耐に感服致すところです。
見たい、続きが知りたい。奈須 きのこ 氏のインタビューも読みましたが、なるほど確かにオリンピックを待つような気持ちで待ってほしいという言葉通り……ですが、だとすればそろそろ続報が来ても良い頃ということに?
中でも私が特に気になるのは翡翠と琥珀のルートです。秋葉に関しては少しだけ触りを見た記憶があるのでなんとなく予想がつくところもあってアレなのですけれど、仕様人の子達に関してはまずふたり別々のルートになっているところに闇を感じる(過去という名の闇がそれぞれ別で存在する?)のと、あとは単純に志貴に対してとても優しくしてくれているからです。
唯一、眩病月の秋葉と琥珀には恐怖を感じずにはいられずにいられませんが、あれはまぁ私の推測通りなら志貴が普通に悪いので仕方がないということで。

阿良句が誰のルートに絡んでくるのかも気になりますし、私もこれから待ち人として亡霊と化そうと思います。
そして、上記四名の個別ルートに加えてアルクェイドのもうひとつのルート、欲を言えばシエルのトゥルーエンド(?)がひょっこり生えてくるととても嬉しいなぁと思う次第です。

廊下に出たら確定演出みたいな感じで楽しい
シエルルートが増えなくてもいいので、シエルとの会話や分岐がもっともっと沢山増えてくれればそれだけでも嬉しいのです。何卒……なにとぞ。
あの絶体絶命に飛び込むようなラストバトルほどではなくとも、普通にヴローヴ戦の時のような代行者来る! と言わんばかりに凛々しいシエル先輩を見られればと思います。
改めてという話でもありませんが、FGOで終章が配信開始された頃に”FGOはこれで終わってほしい”と主張していた方々の気持ちが今になってようやく理解出来るというか、あれは決してFGOが嫌いなわけではなく(中にはそういう人もいるかもしれないけれど)ただ純粋に自分の好きな作品や続きを求める作品に集中してほしい、本腰を入れられる環境にしてほしいという気持ちの顕れだったのですね。
私はFGOが大好きなのでアフターに入ってからも末長く続いてくれると嬉しいと今でも思っておりますが、個人的には月姫コラボ! やってほしいなぁと。いやいや、違いますよ。別にシエルの霊衣が欲しいなんて思っておりませんよ。本当ですって。あわよくば修道服と完全武装と制服の3種類実装してほしいなんて思ってないですって!!
まとめ
さて、本日は『月姫 -A piece of blue glass moon-』シエルルートの感想を思うままに書かせていただきました。
アルクェイドルートで今まではどこか知らない界隈の話だった月姫の世界観が魅力的かつ身近なものになり、さらにシエルルートを通ることでこの話の始まりや続きに触れてみたくなる、そんな素晴らしいゲーム体験だったと思います。
特に見た目と性能(FGOにおける)だけで好きになったシエルのことを深く知ることが出来て楽しかったです。本当の名前はエレイシアということ、彼女の強さの理由、優しさや委員長気質にも繋がる芯の強さなど、ひとつひとつの台詞や行動により沼に引き摺り込んでくる……おそろしいキャラクターだとは思いませんか?
ということで本人のルートだけあって致死量の魅力に触れましたが、その中で最もシエルとはこういうキャラクターなのかと感じた部分があります。
それは全体を通じて描かれてきた贖罪の精神、終わらない罪滅ぼしの旅。思えば序盤のヴローヴ戦の頃から「恨んでくれて構いません」と言っていたのだなぁと再走時に気付きました。
あれは突き放すではなく自分は恨まれて当然だ、恨まれるべき人間なのだと思っているが故(おそらく)ですよね。あの場面の志貴にとってシエルは”自分を助けてくれたヒーロー”なのに、自分をわざと悪い人間に見せようとしていた。だからこそ最後の最後まで絶対に自分のことを恨もうとしなかった志貴に心を開いたのだろうというのはなんとなく伝わりますが、それはとても寂しいことです。シエルを真の意味で許してあげられる人はノエル以外みんないなくなってしまっているのですから、それって本当に終わりのない自戒の日々ですよね。
ちなみに感想のところで触れる機会が無かったのでここに書き残しますが、エクストラエンドの終盤で出てきた精神体のロアは本当になんだったんですか?
急に登場してきて素っ気のない悪態をつきつつも良い感じに志貴の知識面のフォローをこなしてくれる……正直に言います、少しだけロアのことが好きになりましたよ。
”終わりよければ全て良し”ではないですが、決して志貴本人に好意的というわけではないとしてもあんな極限の場面で最適な補助をしてくれただけで好感度は鰻登り。ちょろいプレイヤーだなぁと思いますよ、自分でも。
「ベルトコンベアーだ」じゃあないんですよ。吸血鬼のくせに例え話が上手すぎる。流石は転生する吸血鬼だけありますね。正直色々とお前が元凶なんだぞと言いたい気持ちは無くはないが。
敢えて私的な感情を口に出すとすれば、文字通り一心同体の精度でシエルのことを知っていることに嫉妬してしまうというところでしょうか。
私も「エレイシアは相変わらず魔力操作が雑だな……」みたいな感じで後方元カレ面したい。
……さて、こうして書き続けていくと”まとめ”だというのにまた長くなりそうなので、一旦この辺りで一区切りとさせてください。
この記事で言いたいことは『月姫という最高の世界と出会ったこと』、『シエルルートが楽しかったこと』、『月姫の続きが早くみたくなったこと』。この三つです。本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。『MELTY BLOOD』を始めたりフィギュアを購入したり、何かしら動きがあった時はここで語ろうと思っておりますので、その時は是非ともよろしくお願いいたします。
また、月姫に関するコメントや『自分はここが好きだった』みたいな話があればそちらも書いてくださると嬉しいです。月姫の話がしたいです。
さようなら〜、良い1日を!!

次はまほよかな
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