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「人を幸せにする経営」とは何か~坂本光司先生の講演から

昨日参加した「人を大切にする経営学会・関西フォーラム」では、
学会長・坂本光司先生による『人を大切にする経営学用語事典』刊行記念講演が行われました。

坂本先生は、なぜこの事典を発刊しようと考えられたのか、そしてどのように使ってほしいのかを90分にわたり語られました。

本来、経営とは——
社員や協力会社、顧客、地域社会など、関わるすべての人を幸せにすることが目的である。
それにもかかわらず、なぜ職場で幸せを感じられない人が生まれてしまうのか。
理不尽なリストラや下請いじめなどが起こってしまうのか。
なぜ、障がい者が働けないのか。
先生は、そうした人々の声や苦しみを真摯に受け止めながら、
正しい経営とは何かを問い続けてこられたとお話しされました。

その探究の軌跡として生まれたのが、「人を大切にする経営」でした。
そして、大事なことは「あり方」であって、やり方を追求するだけでは短期的に幸せになっても継続できないし、やり方はあり方の間違いを修正もできない。
「あり方」、すなわち経営への向き合い方や姿勢そのものが大事であると至りました。
そのことを広めていくこと、それが今回の『人を大切にする経営学用語事典』の刊行につながったのです。

講演の間中、坂本先生の熱い思いに、会場の空気が引き込まれていくのを感じました。

私自身、事典編纂事務局の一員として、このプロジェクトに関わらせていただきました。
事典には1000の用語が掲載されています。そのすべてに精通することはできませんが、
「人を大切にする経営」という言葉の広がりと奥行きに触れながら、
多くの学びと気づきをいただいた時間でした。

それぞれの会社や、成り立ちも、業種も、規模も全く違います。
しかし、“人を幸せにするための経営”というエッセンスが入ったら、どんなに変わっていくだろうか。改めて、そう感じた一日でした。


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