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追記:SPIのTRPG「ダラス」について

今回はですます調になります。

先週の「ダラス」の記事ですが、煽りすぎとまで言われつつ、多くの方に注目頂き本当にありがたい限りです。

私のNoteの目的は今のところですが、(ボード)ゲームというニッチな存在において、まだわずか50年程度しか経っていないにも関わらず忘れ去られたり、誤った理解が蔓延していることを、微力ながら今のうちに出来るだけ発掘し記録しておきたいという意図によるものです。(たとえば、はなやま玩具の「バンカース」が、 ”Finance and Fortune (1932)”の翻案である可能性が非常に高いことを指摘したのは初めてだと思います)。

ダラスのレビュー記事にについて

Xにて「本邦初のレビュー」とか書きましたが、以下の通り、コマンドマガジン173号の「新シミュレーションゲーム批判序説 第16回・孤独な巨人、ジム・ダニガンのシミュレーションとゲーム Part11-ダニガン、その他ゲーム-」(2023年10月:高梨俊一著)にて既にレビューされておりました。謹んでお詫びします。高梨氏はご承知のとおり、日本のウォーゲーム・TRPG黎明期からのプレイヤー、ライター、ゲームデザイナーですが(本業は大学教授)、私とは違い同時代を実際に見てこられた方と言う点で権威ある文書だと思います(と同時にほぼ私の記事と近似した見識を書かれていて、個人的にはほっとしました)。

興味ある方はどうぞ。アマゾンKindreの電子版ならゲームは付いてないですが安く購入できますし、Unlimited対象ですのでそちらなら無料で読めます。

またさらに遡り、ぢぇいぢぇい氏が2019年に個人サイトにてダラスのレビュー記事を記載されておりました(現在はアーカイブのみ残存)。こちらもご本人からご連絡いただくまで知らず、不明を恥じる次第です。

タクテクス3号に「ダラス」が記載されなかった経緯

私の先週の記事を読んでいただいた、ゲームデザイナー・著述家である岡和田晃氏が上記高梨氏と連絡を取って下さり、同号にダラスが記載されなかった経緯が確認できました(本当に、ありがたい事この上ないです)。Xへのリンクなので消えるかもしれませんが、全文はこちらです。ようは、高梨氏は「ダラス」の存在を知っていたが敢えて掲載しなかった(日本人には合わず失敗作だったから)ということです。

「ダラス」の日本語マニュアルは作られたのか?

高梨氏の上記コメントでもう一つ注目すべき点として、1980年の段階で、ロールプレイイングゲームとしての「ダラス」が何か理解できたのは高梨氏だけかも知れないし、ホビージャパン編集部も知らなかったかも、という点です。

また、あの記事投稿後に、同時代に既にゲーマーだった方からいくつかご連絡いただきましたが、「ダラス」のパッケージは当時店頭では見た事がなかったか、あっても日本語マニュアルは添付されていなかったということです。

結局未だ藪の中ですが、上記を勘案すると、やはり「ダラス」の日本語マニュアルは作られなかったか、作られても駄目だと判断されて販売されなかった公算が大きいと思います。

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