見出し画像

見積を合計金額で選べないのは、判断力の問題ではない——同じ名前の仕事でも中身が違う

複数の見積書をもらったけれど、会社ごとに書き方が違う。合計金額だけを見て決めてよいのか不安になる。

判断力の問題ではありません。同じ名前の仕事でも、含まれる範囲が違うのです。

安い順に並べる前に、含まれる仕事を並べる

作業範囲や追加費用の条件を先に並べ、合計金額はあとで見ることを対比した図

金額の列だけ作ると、入っていないものが見えません

後から追加になる分を足すと、順番が入れ替わることがあります。

比べる列は五つ

作業範囲・納期・追加費用・修正回数という比べる列を並べた図

作業範囲、納期、追加費用の条件、修正の回数、保守や引き渡し後の扱い。

各社の書き方に合わせず、こちらの列に揃えます。

書いていないことは、聞く

空欄を見つけて未記載と書き、決めた理由を一行残す三段階の図

「含まれていない」のか「書き忘れ」なのか読み取れません

空欄のまま比べると、いちばん説明が少ない見積が安く見えます。

決めた理由を、一行残す

金額以外で選んだならその理由を書いておく

あとで「なぜ高いほうにしたのか」と聞かれたときに答えられます。

AIには、比較メモの型だけ頼む

複数の見積書を比べるための、空のメモの型を作ってください。実際の会社名、金額、案件名は渡しません。列は「作業範囲」「納期」「追加費用が発生する条件」「修正の回数」「引き渡し後の扱い」「合計金額」にし、中身は空欄にしてください。合計金額を左端に置かず、範囲の列を先に並べてください。書かれていない項目を「未記載(要確認)」と書ける形にしてください。どれが良いかの判定はしないでください。専門用語を使わずお願いします。

今日の一歩

手元の見積を並べて、修正の回数が書いてあるかだけ見てください。抜けていることが多い項目です。

同じ条件で出し直してもらってよい

比べられない形で届いたなら、条件をそろえて再提出を頼む

失礼にはあたりません。相手も比べられたほうが伝わります。

あわせて読みたい

比較メモの作り方はサイト側に置いています。
複数の見積書を、同じ条件で比べるメモに整理する|やさしいAI仕事術

比較や検討をまとめて整えたいときはこちら。
議事録・報告書まとめセット(中身を読んでから決められます)

関連する回:
予約システムを入れても楽にならないのは、選び方を間違えたからではない——いまの受付を書き出していない
締切に間に合わないのは、着手が遅いからではない——待ち時間を自分の時間として数えている

いいなと思ったら応援しよう!