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AI生成が発達した今、必要な能力は『ストーリーを作れるか?』です


AIでイラストを作りたい。
キャラクターを作り上げたい。

マンガを完成させたい。動画を。
キャラクターソングを。

AIは、クリエイターのやりたいこと、作りたいものを叶える機能を、どんどん実装し始めています。

そして、ツールを導入して、プロンプト打てば、まず生成は実行される。


つまり、誰しもがコンテンツを作ること自体はカンタンになりました。


さてそうしますと、次の不満が露呈し始めると思うんです。


作れるまでは、分かった。

『どのくらい、自分の理想に近いものを実現できる?』


これが、AIが発達した時代において、次なる課題として浮き彫りになってきていると感じます。


そして、ぼくはどんな分野のコンテンツであろうと、問われる能力は一つだと思っています。

それが、『ストーリーを作れるか?』という能力です。


あらゆるコンテンツには、ストーリーがあります。

静止画一枚にすら、あります。


ストーリーを考えられないなら、優れたコンテンツなんて作れない。

そう言ってもいいと思います。


で。

ストーリー考えるなんて、無理だよ〜💦


と、引っ込む必要はありません。

ないです。

ぼくは、そう思ってます。


ぼくなりのやり方ではありますが、

ストーリーって、作れるんです。


ただ、順序がある。


今回は、『ストーリーを作る』ことが、なぜ今のAIが発達した時代に必要なのか?

そして、ストーリーが作れないとコンテンツはどうなってしまうのか?


ストーリーを作ることは、本当にできるのか?

その、作り方はどんな流れなのか?


これらを書いていきます。

AIツールがあれば、もう今や顔を同じにすることは難しくありませんね。

でも、生き生きと動かすかどうかは、人間側の課題なのです。


その点について、詳しく知りたい方は是非最後まで読んでみてください。



✔︎ 観る側に『物語』を届けるのが、芸術の本来の目的


芸術とは、お堅く言えば『時間の流れを凝縮して、コンテンツにしたもの』と言えます。


要は、起承転結だったり、序論・本論・結論だったり。

時間の流れ。
物語』を届けることです。


4コマも、そうですよね。

書いてある時間は四つしかない。

でも、人はその断片をつなぎ合わせて、頭の中で時間の流れを解凍して再現しています。


時間をフリーズドライにして、パッケージにしてお渡ししてるようなモノなんです。

それを、観る人の頭の中で水で戻して、ふやかして、時間の流れが溢れ出る。


芸術は、時間の流れを詰め込んで届けます。

そして、観た人の中で『物語』として再編成できるように作るモノです。


風景画や写実絵にだって、実はストーリーがあります。


要は、『描いた人が何を観て、何を表したいと願ったか?』という物語です。

これは空想の物語というよりは、クリエイター本人が感じ取ったストーリーを、そのまま筆に表しているんです。


パラパラマンガにも、ストーリーがあります。

マンガ、小説。
言わずもがなですよね(笑)


音楽にだって、流れがある。
それは、メッセージというストーリーです。


クリエイター本人に、ストーリーなんて込めてないという認識があったとしても。

人の手と心を介している以上、

何を見て、どこを削ぎ落として、どの部分を残したか?

という過程の中で、そのクリエイターさん自身の物語は宿るモノです。


論文にすら、厳密に言えば残りますよ。


ただ、AIで作らせると、そう易々とはいかなくなるんです。


何を残すか、どれを切るか、どこから見せるか。

ここの判断をAI任せにすると、あなたという存在が消えかねない。


というのが。

ストーリーやメッセージが無い状態でも、AI生成でコンテンツを作ること自体は、できます。


でもストーリーが何らかの形で込められていなかったら、

雑多に積み上げられた木クズのように扱われても、おかしくない。


だって、『作れる』こと自体が、AIの発達によって珍しくもなくなってしまったからです。


おかしなハナシです。

人が手で作るなら必ずと言っていいほど宿る『物語』が、


AIに作らせるようになってからは、意識的に物語を込めないと、生成物に宿らなくなってしまっている。

AIによって、ぼくらは何を得たか。


逆に、何を意識的にやる必要が出てきたか?

それが、〝ストーリーを意識的に作る〟ことというのが、ぼくのこのnoteでの主張なのです。


もし、溢れるAIコンテンツをあなたが見て『つまらない』『心にそんなに残らない』と感じるなら。


たぶん、そのコンテンツから〝物語〟が見えてこないからではないでしょうか?


✔︎ ストーリーの無いコンテンツは『一瞬で流れていく』

以前、クリエイターさんのキャラクターをお借りして、

ぼくのスタイルでイラストを描かせていただくという企画をやってみたんです。


結果として、無名なのに4名の方からリクエストをいただけるという、嬉しい結果になりましたし、

これをキッカケに交流が大きく広がりました。


まあ、それはそれとしてなのですが。


この4名の方のリクエストを、noteで紹介させていただいているのですが。


この時作った4枚全て、ぼくが意識的に組み込んだものが、

ストーリーが見える一枚のイラストにする

ことでした。


要は、イラストに描かれているのは一瞬を切り取った『スナップショット』のようなもの。


その前後に何があったのか?

何が原因で、このシチュエーションなのか?

誰が、何をして、今こうなっているのか?


この『時間』の流れを、一枚のイラストで分かるようにするべく、心を砕きました。


時間軸の流れが一貫することは、

キャラクターの顔が同じであること、可愛いキャラクターであること以上に重要です。


教科書の右下とかに、パラパラ漫画描いてみたこと、ありますか?


大体、あれ棒人間でしょ?(笑)

顔まで丁寧に描き込むことは、少ないでしょう?


でも、パラパラと動かす中で、動きが生まれて楽しくなる。

これ、実に象徴的な答えです。


人は可愛いとかデザインがいいものを見たい。

でもソレ以上に。

時間の流れ。ストーリーが見たいんです。


そこが押さえられて初めて、キャラクターのデザインとかが効いてくる。

無論、キャラクターが定まってストーリーが生まれてくるというのも事実ではありますが、


キャラを作り込んでも、ストーリーを作ることをほったらかしていたら、

毎日大量に雪崩れ込んでくる情報のシャワーの中に、

そのキャラクターのコンテンツは混じりかねません。


そして、印象に残らない情報群を、人は数日と待たずに忘れます。


SNSで流れてきた可愛い画像、スキやいいね押したとしても、

それ、2〜3日して覚えてますか?


たぶん、忘れてることの方が多くないですか?


現代の我々って、そうなんです。

印象に残らない情報は記憶に負荷をかけないために、忘れるように出来ている。


物語がないコンテンツって、忘れられやすいんです。

かわいい、なんて今やAI使えば、ワンポチ🐶で作れるからです。


価値はあるかもしれないけど、その人でなければならないという固有の価値には、もうならないんです。

だから、ぼくはリクエストのイラストには、ストーリーを入れ込みました。


むしろ、可愛さとかよりまず優先したのが、物語をどれだけ表すことが出来ているか?

です。


それが功を奏したのかは分かりませんが、

大変嬉しいことに、4名の方からはお褒めの言葉をいただくことができました。


印象に残ったことを、思わせる感想をくださった方もいらっしゃいます。


この企画で、ぼくはさらに確信を強めたんです。


コンテンツには物語があるべき。
 
それを、どんな形で表現するか?


それが、芸術の根本の一つであり、

AIの発達によって、より意識的に取り組む必要があることだと。


✔︎ ストーリーは一般人であろうと、作れるもの

あんま、一般人とかいう言い方良くないんですが💦


まぁ、社会人としてまじめにお仕事をされて娯楽は適度に、

専業としてクリエティブな畑にいない方、という意味での一般人とします。


まあそれでいけば、ぼくだって今は一般人です(笑)

ただのバーテンダーであり、たまにセラピスト、ですから(笑)


で。

ストーリーって、作るのはそれほど難しくありません。


原作者とか作家さんが耳にしたら、ブチのめされそうですけど💦


でも、古典を遡れば分かるんです。


例として、落語ですが。


落語って、話してる内容を文字に書き起こしてみると、

大して面白いこと言ってないんですよ。


少なくとも、文字の並びを読んでガハハ、と笑う内容じゃない。

笑わせてるのは、演出と間とテンポ、トーンだったりします。


ストーリーは、何てことはないモノも多い。

たまに発想が面白い奇想天外なモノもあるにはありますが、

その言葉の選び方は、得てしてそれほど狙って笑わせようとしてない。


あるとしたら、着眼点の面白さです。


で、ストーリーって、この最初の着眼点から広げていくことで、割と生まれていくんです。


で、大事なのは、

ストーリーの時点で『面白い、魅力的なもの』を作ろうとしないこと。

ハードルが上がるだけだからです。


ストーリー作りが難しいと感じてしまう理由の多くは、ここにあります。


物語を考えてみる時点で、水準を高く見積りすぎるからです。


面白くするのは、あとの〝加工〟の時で問題ありません。


例えば、🔻の一コマを見てください。

カレは、カノジョは001』より


これにしたって、

『恋愛相談を、恋愛対象の本人にしたらどーなるんだろ?』

という、ふとした発想を起点に描いたものです。


セリフだけで言うなら、全く面白いことは書いていないです。


単に、因果をロジカルに辿る。

そして、どこかで着地させる。


ストーリーってまずは、そんなんでいいんですよ。

カフェで、友達と喋ってて『例えばさー』で出てくるレベルの、スタートラインで十分なんです。


この次から、ストーリーはどう作るか?

というお話になりますが、

ここでは、こう定義します。


例えばさー』から始まる何気ないハナシに、筋道立ててオチをつける。

⬆️ストーリー作りって、コレだと考えてください。


✔︎ 起点はラテラル、ゴールはロジカル


ここで、ラテラルシンキングと、ロジカルシンキングというコトバを引っ張り出します。

ビジネスにも、たまに出てきますね。


ラテラルシンキングとは、前提を疑ったり、発想の視点をズラすことで全く違う論点を立ち上げる思考法のことです。


先ほどの例に出した、

恋愛相談を、恋愛対象本人にしたら、どーなるんだろ?

というのも、コレにあたりますね。


普通、恋の悩みって友達とか占い師さんに相談しますよね。

恋してる相手に直接相談するとか、あんまり無いと思います(笑)


ぼくが描いてる漫画はコメディなので、暴走したカノジョが、恋してるカレ本人に対して、

『あなたを落とす方法を教えてください!!』


と言ってます(笑)

だいぶおかしいw


で。

この起点が生まれたら、そこからはロジカルシンキングで組み立てるんです。


ロジカルシンキングは言葉の通り、

論理的に、客観的な事実や状況に照らし合わせて結論を導き出す思考法ですね。


つまり、発想時点では奇抜で構わないんですが、

そこから生まれていく人物の反応や思考は、論理的である必要があります。


ゴジラが現れるなんて、現実で見たらナイですよね。

でも、前提としてあの巨大な爬虫類が目の前にいたら、

その状況を受けてリアルな反応を描かないと、物語は成立しません。


ラテラル➡️ロジカルは、ここでもやはりあります。


つまり、飛び出してしまった奇抜な前提に、筋道を立てて着地させる。

これが、ストーリー作りのオーソドックスな流れです。


⬆️これは、ぼくの漫画のvol.001の2コマ目ですが。


あなたと付き合う方法は!?

と聞かれたカレが、


付き合うって、具体的には?

と返します。


単に鈍感なラブコメ男子のようでもありますが、

すでに前提として、


『あなたと付き合うために、
あなたを落とす方法を、
あなたの口から聞かせてください』

と、ワケの分かんないことを言われてるわけです(笑)


付き合うって、何か違った意味なのか?

と受け取っても、心理的には不自然ではありません。

前提条件が不自然すぎるからです(笑)


つまり起点がズレているから、そこから論理的に組み立ててもズレが収まらないように書いています。


喜劇の基本です。

スタートだけが狂ってて、そこからはみんな真剣そのものなんです。


何も、喜劇に限ったことではありません。


魔法使いのヒロインがいたら?

精霊と会話ができる主人公なら?


やることは同じです。

突きつけられた前提に対して、当人や周囲のリアルな反応を書くこと。


やはり、ラテラル➡️ロジカルですよね。


そして、道中に再び、

そのリアルな反応の中で、こんな事件が起こったら?

と、視点を少しずらしてトピックを立ち上げると、

それがストーリーの中で次の山場として浮かび上がります。


そしてまた、ロジカルに。

3コマ目。踏み込んだカンケイを言うも、声が小さい。


4コマ目。声が小さすぎたため、前半の言葉を受けて、今の関係性と同じとカレは答える


5コマ目。
善意と純度100%の処刑宣告(笑)


vol.001も、そのように進みます。

冒頭で既におかしく、

論理的に立て直す中で次なる爆弾がロジカルに置かれて、次の波紋を生む。


総じて、セリフだけで見ると大して面白いことは言っていませんね。


演出と構図、

そしてそこから初めて、AIの生成による描画という要素が入り込んできます。


ストーリーがあるからこそ、AIによる生成で印象的に仕上げられるわけで。


ですから、ここで再度結論です。


ストーリーは、割と難しくない。

そして、ストーリーのないコンテンツは印象に残りづらく、忘れられやすい。

AI生成においてはそのストーリーを、意識的に組み込む必要がある。


顔が一致したとしても、その根幹のストーリーが考えられていなければ、

なんか違う』という感想として、あなたの心に残ったりもするでしょう。


で、ぼくはどちらかというと、こう思います。

顔とかじゃなくて、プロンプトの甘さとかじゃなくて。


物語〟が無いからじゃないか?
背骨が抜けてるからなんじゃ?

ってね。


別に、顔が違うからやり直し、とか。

そんなオニみたいなジャッジ、あんまり観る側はしてないと思うんですよ。


するとしたら、物語がない分、そっちしか見るポイントが無いからなんじゃないですかね。


まぁ、許容量超えて別人なら、流石にアカンのですけど(笑)

そこら辺は、もうAIツールもだいぶ洗練されてきましたよね。


だとしたら、やっぱし我々がやるべきなのは、

ダルマに目を書くように。
仏像に目玉を入れ込むように。

キャラクターに『ストーリー』を込めることなんだと思うんです。


ですから、GPTとかで『このキャラ、例えばさー』みたいなとこから、会話してみてください。

起点がちょっと面白いな、と思ったら、その流れでロジカルにストーリーを決めてみるといいですよ。


そして。

キャラクターの〝人格〟が定まると、よりストーリーは導き出しやすくなります。


ちなみに、ぼくのnoteでは〝キャラクターの一貫性と人格を育てる〟というメソッドを紹介しています。

ぜひ、お目を通してみてください😊🔻


今回の例に使った漫画を1Pに収めたのは、こちらのnoteです🔻


今回は、ここまで。

ではでは✨✨

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