chipsynth SFCで80sシューティング風BGM
当初は生楽器風の音をFM音源で作ってスーファミ音源化しようと思っていたのですが、最近はチップチューンに傾倒していたせいかシンセサウンドの方がしっくりと来るみたいです。自分が作っていて楽しいかが大切なので、自分が好きなゲームミュージックをスーファミ音源で作るみたいな感じになりそうです。
この結論に至るまでは色々なアプローチを経ているのですが、以前にも書いた様に「やりたい事」「思っている事」の更新速度が速く、今書いている事も直ぐに過去のものになってしまうかもしれません。
一部音色が篭っているので改善を考えつつ取り敢えずアップしてみました。今回もFM音源+エフェクターで作った音色をソースにしています。波形容量は制作経験のある16KBで考えていたのですが、意識して作らないとあっという間に数10KBに膨らんでしまいます。
実機制作時は16KB以下でも結構良い音(主観です)に出来ていたのですが、作っていて楽しいかと言うと16KB縛りはシンドイかなと、それで現時点では32KB縛りで考えています。朧げですが32KBが標準的なスーファミサウンドと認識していた記憶があるのと、出したい音と切り詰め作業のバランスが丁度良い塩梅かなと思っています。
スーファミサウンドをチップチューンとするかは意見が分かれそうですが、音色作りはチップチューン作りの面白さ(あちらを立てればこちらが立たない、みたいな)に十分通じるものがあります。
メロディーは元々3音色ほど使っていたのを一つに絞って使い回しています。篭っているので改善しようと思っているのですが、試しにローカットしてみると貧弱に感じられるので、どう言う音作りが正解なのかもう少し検証の必要がありそうです。
削った音色は他にもあり、メロディーにレイヤーするシンセストリングスもその一つだったのですが、同系の音色(SAW系)でレイヤーしても効果的ではないと判断しオケヒットを使い回すことにしました。ストリングス系は容量を食うので節約にはなるのですが、それなりに良い音に出来ていたので勿体無かったですね。別の機会に活用出来ればと思います。
ドラム系ではスネアやタムはペラペラになりがちなのでハイハットが節約対象になったのですが、ループが多少雑でも成立するので4KBだったものを2KBに詰める事が出来ました。曲中に出て来るノイズ音色もハイハットで、サンプルをノイズに変換する機能を使っています。シンバルにも使い回したのですが、エコーエフェクトを使う事で上手くバリエーション化出来たと思います。ハイハット大活躍ですね。
ドラム系以外ではバッキングのアナログシンセ6KB→2KB、オケヒット5KB→2KB、ディストーションギター7KB→4KBが「かなり贅沢」な部類の音色で、これらの音色は大きく切り詰める事になりました。
ディストーションギターはあまり目立たないので4KBでも使い過ぎ感があるのですが、短くすると歪みが感じられなくなります。サンプリング周波数を落とす事で対処したのですが、その分篭ってしまいメロディーと同様に改善が課題となっています。勿体無いので元の7KB使った贅沢音色でデモを作ってみました。
ちなみにレイヤーしている矩形波はVK-2を使っていて、PX7で作ったself FM音色(モジュレータのフィードバックを再現)をVK-2のFM入力に入れて作ったものです。回りくどい作り方かもしれませんが、培って来たノウハウを詰め込むのもスーファミ音源化の楽しさに繋がっています。デモンストレーションに留まっていた音を活用する機会になっているとも言えますね。
・鋸波系シンセリード→1919Byte
・矩形波系シンセリード→3431Byte
・ベース→2981Byte
・バッキングアナログシンセ→1847Byte
・バッキング矩形波→209Byte
・ベル→234Byte
・オケヒット→1874Byte
・ディストーションギター→3575Byte
・バスドラム→1181Byte
・スネア→2171Byte
・タム→3548Byte
・ハイハット/シンバル1701Byte
波形ファイルの詳細なサイズです。トータルで30KB強だと思っていたのですが(波形を入れたフォルダーのサイズ)改めて個別に足してみると24671Byte=24KB強でした。6KBとは言え音作りの設計に関わって来る差があり、実際こうして波形サイズを並べてみると設計が上手く行っていない様にも見えます。切り詰めた音色もある中で矩形波リードに3KB使っているのも変かもしれません。これは最初の方に書いた「結論に至るまでの色々なアプローチ」に起因するのですが、その過程で出来たものが最適化されていないと言う事です。そうした過程も書いてはいるのですが、やっている事思っている事の更新速度が速いので纏めるのが難しいです。スーファミサウンドについてはまだ書きたい事もあるので、併せて記事に出来ればと思っています。しかしKB単位に熱くなれるのもレトロゲームならではですね。
音作りについて関連のある記事も紹介しておきます。
VK-2を使ったカスタムFM音源
LegendでFMサウンドを再現してみた
(記事後半のLegendの入力を使った音作り)
セルフFM
