20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その6) ~朝日は雲隠れ、子供たちは商魂逞しく~(163日目)
この記事は、カンボジアのアンコールワットを巡る6日間の旅の四日目、2000年2月9日の記録です。
<注意>
今から20年以上昔のお話ですので、当時の彼の国の様子を伺い知ることはできても、とても現在の旅のご参考になるようなものではありません。
もし、これから彼の地へのご旅行をお考えの場合には、現在の最新の情報については、必ず外務省のサイトや旅行会社の公式サイトなどでご確認することをお勧めします。
前回の記事はこちら。プリア・カン、プノン・パケン山の観光と、アプサラの舞を見ながらの夕食
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その5)~夕日の後は象のフン避けゲーム~(162日目)
4回目の記事はこちら。アンコールワット周辺の寺院群のうち、バンデアイスレイ、プレループ、タプローム寺院を見学
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その4)~赤い砂岩の女神たちとの出会い~(161日目)
3回目の記事はこちら。アンコールワット内を観光します。
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その3)~回廊を歩けば地雷の跡、夕日に染まる世界の中心~(160日目)
2回目の記事はこちら。シェムリアップのホテルで食事をしてアンコールワットの観光へ。南門から、いよいよ内部へ入ったところまで。
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その2)~ついにアンコールワットの地を踏む~(159日目)
1回目の記事はこちら。カンボジアのシェムリアップ空港に到着、手荷物検査を受けるまで。
⬇︎20年前の写真が語る!アラカンいんこのカンボジア珍道中記(その1)(158日目)
曇り空に挫かれた日の出見学
朝5時半出発、真っ暗な中を、再びアンコールワットに向かう。日の出を見るためだ。

アンコールワット参道正面にて日の出を待ったが、厚い雲に遮られてお日様を拝することはできなかった。
手前の蓮の池周辺では、朝早いというのに、早速土産物売りの子供たちが群らがってくる。
絵葉書を1ドルで購入した。




明るくなってきたので、車でホテルに戻り、朝食をとる。
フランスパンが美味しくておかわりをする。ほんとうに、なんて美味しいのだろう。
バイヨン寺院での再会
8時半、アンコールトム内の、バイヨン寺院に向けて出発する。
バイヨン寺院は12世紀創設の仏教寺院で、アンコールトム(大きな町の意)の中央に位置する寺院である。

アンコールトムの南門で車を降り、観世音菩薩を写真に収めていると、昨日プノンパケン山で絵葉書を売っていた少年が近づいてきて、
「昨日会ッタネ」
と言う。
どうやら、プノンパケン山は夕刻の稼ぎ場所で、日中はアンコールトムにターゲットを移すらしい。

アンコールトムの南門参道の両側には、神々と阿修羅がナーガの胴体を引き合う像が、ズラーっと並んでいる。


神々と阿修羅(悪神)が、大蛇(ナーガ)の胴体を綱として引き合い、綱引きをしながら海中を掻き回し撹拌して、1000年が過ぎて海は乳海となった。
そして、そのなかから天女アプサラや神妃ラクシュミーが生まれ、最後に不死の薬「アムリタ」が得られたという。
並ぶ石像たちは皆、この天地創造神話「乳海撹拌」をモチーフとしているという。

遺跡巡りは続く
バイヨン寺院に入り、戦いや生活のレリーフのある回廊をぐるっと廻り、裏手の日本人による修復作業現場をちょっとだけ見てから、パプーオン遺跡へ向かう。









パプーオン遺跡は、11世紀中頃に建てられたヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院跡。
パプーオンとは、「隠し子」という意味を持つ言葉らしい。
その昔、カンボジアの王妃がこの寺に我が子を隠してシャムの軍隊から守ったという伝説によるものである。
かつては3層のピラミッドで、バイヨンよりも大きく、金箔が貼られてまばゆいばかりだったというが、いまは破壊されて、巨大なぼた山と化している。
東塔門を入ると約200メートルほど、円柱に支えられた「空中回廊」が続くのが特色だ。

王様気分を味わう寺院の頂上

昔の王宮周辺部には、城壁に囲まれた王宮跡のまわりに、王宮の祭事に使われたヒンドゥー教の寺院ピミアナカスや、軍隊を行進させたゾウのテラスなどの遺跡が揃っている。
ピミアナカスでは、ガイドさんが
「建物の上に登ってみる?」
と聞くので、早速登ってみた。
正面の階段は急で危険なので、後部の階段から登る。
上は、崩壊が進んでいて瓦礫の山といった感じだった。
昔は王様が戴冠式や結婚式の儀式の時に登るのみで、一般の人は
近づくことさえもできなかった寺院らしい。
時代が変わったおかげで、今は、しもじもの者である私らも登ることができるわけである。

まるでなにかの美しい物語の中に紛れ込んだような気がしたものだ。
寺院上部には、幅1メートル、高さ2メートルほどの擬似回廊がかたちづくられている。
崩れかけた内部は、ひとが一人通るのがやっとという感じで狭いが、なんとも神秘的で、まるで別世界のようだった。
寺のてっぺんから下を見下ろすと、ガイドさんがこちらに向けてのどかに手を振っていた。
寺院の脇には、広大なプールのような沐浴用の池(女池、男池)があり、地元の子どもたちが裸で泳いでいた。
クロマーのファッションショー
ライ王のテラス、ゾウのテラスを見学する。
その昔は、王様がこのテラスから下を行進する軍隊を見下ろしていたわけで、なんともスケールが大きい。

太陽はすでに真上に近づき、暑くなってきた。
ガイドさんも、首に巻いたクロマー(マフラーの一種)を腰に巻いたりしていたが、頭にぐるぐると巻きつけ直したりしている。
「巻き方を変えたの?おしゃれだね。」
と褒めたらはにかんでしまい、
「暑いから…」
と、何やら言い訳をもごもご言ったかと覆うと、すごい勢いでどんどん歩いていってしまった。
クロマーの巻き方にも色々あるらしく、帰りの車のなかでガイドさんが実演してくれたところによると、女の人はおてもやんふうにぐるぐると頭に巻きつけ、男の人はターバンのように額を巻いた後に頭の後ろで縛るのが基本らしい。
昼食タイム
すっかり暑さにばててホテルに戻り、昼食をとる。
メニュー
・海苔、香草、ひき肉のスープ
・ナマズに針生姜と大豆のソースかけ
・肉厚ピーマンと豚肉の炒めもの
・インゲン、キノコ、人参の炒めもの
・ミルクフルーツ
今日はここまで。
一休みした後は、東南アジア最大の湖、トンレサップ湖へと向かいます。
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