沁みるセリフノート:『ユミの細胞たち3』より── ハートフィーバータイムには、悲しいけど年齢制限がある
파트 피버 타임은 슬프지만 연령 제한이 있다.
── ハートフィーバータイムは、悲しいけど年齢制限が存在する能力だ
「ハートフィーバータイム」とは、一時的に感情が爆発する状態のことらしい。
恋をすれば一直線。寝不足でも走れるし、少しくらい無理しても、勢いで押し切れる。
“このときめきは誰にも止められない”── そんな無敵モード。
けれどこの能力、悲しいことに30代半ばを過ぎると消えてしまうという。
どうりで、最近は無理が効かない
寝る時間も惜しんで遊んでいた頃の自分が、ちょっと信じられない。
推し活だってそう。
以前は遠征も全通も、ほとんど勢いでこなしていた。
推しは、よく効くサプリみたいな存在だった。
「会いたい」が体力を追い越し、なかったはずの時間まで生まれていた気がする。
でも今は、体力や回復力、翌日のダメージまで計算する。
ライブ配信という選択肢も、もう“妥協”ではなくなった。
日常も同じ。
寝不足が続けば、やる気が出ないし、食事を抜けば、すぐにパワーが落ちる。
昔みたいに、ドキドキやワクワクの勢いだけでなんとかすることは、もう難しい。
삶이 너무 건조하달까?
── 人生が味気ないのよね
이 몸의 건조함이 좋아.
── でも、この味気なさが好き
若い頃は、感情が激しく揺れることそのものが、“生きている実感”だった。
恋愛も、仕事も、人間関係も、ジェットコースターみたいに忙しかった。
でも今は、感情が大きく揺れないことが、少し楽でもある。
激しい刺激より、静かな安心。
ユミの心に久しぶりに入ってきたのも、情熱的な誰かではなく、小さなマルチーズだった。
わたしの場合、それは、ぬいぐるみを連れて歩く小さなおさるさんかもしれない。
「かわいい」は、理屈を飛び越えて心に入ってくる。
しかも、暗証番号なしで、心に入れてしまうことには年齢制限がないようだ。
もう、勢いだけでは生きられない
感情がジェットコースターみたいだった頃より、今のほうが気楽な日もある。
ハートフィーバータイムは終わっても、
“静かな安心”は、案外悪くない。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
少しでも響くものがあれば、“スキ”で教えていただけるとうれしいです。
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