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豆苗は、いつも光のほうを向く── 窓辺の、小さな春

春の光は、少しやわらかい。
窓辺にできた陽だまりを見ると、なんとなくそこで一息つきたくなる。
犬や猫が、日向を見つけて丸くなる気持ちが、ちょっとわかる。

窓辺で育てている豆苗も、いつも光のほうを向いている。
朝、鉢の向きをくるっと変えてみる。
「今日は、こっちね」

しばらくすると、
細い茎をぐっと伸ばして、また葉っぱを窓のほうへ向けている。
「あ、ちゃんと、わかるんだ」
そう思うと、なんだか健気でかわいい。
向きを変えられても、豆苗には関係ないらしい。

今日も陽だまりのほうへ。
春の窓辺で、せっせと伸びている。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
少しでも響くものがあれば、“スキ”で教えていただけるとうれしいです。

季節の小さな景色を、もう少し。


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