50代、筋トレをやめてみた── 「鍛える」から「ほぐす」へ、体との付き合い方を変えた
40代の頃、筋トレにハマった。
「筋肉は嘘をつかない」
頑張った分だけ結果が出る。
大人になっても成長できる、その実感が楽しかった。
メニューを決めて、回数をこなして、少しずつ負荷を上げる。
やればできる。
できるようになれば、もっとやりたくなる。
ところが50代になると、なんだか様子が違ってきた。
同じように頑張っているのに、疲れが残る。
体が重い日は、やる気まで出ない。
「無理しないでおこうかな」
そう思うと、今度はサボっているような気になる。
「痛みやハリが残るなら、ストレッチや、凝りをほぐすことをもっと意識してみて」
トレーナーにそう言われて、
「それなら、ちょっと休んでみるか」
と、筋トレはお休みすることにした。
鍛えるのをやめても、意外と大丈夫だった
朝起きたら、肩を回す。
背伸びをする。
凝っているところがあれば、少しほぐす。
余裕があれば、フォームローラーを使って、全身をゆっくりほぐすことも。
以前なら「運動した」とは、とても数えなかったようなことばかりだ。
でも、それで意外と調子がいい。
今の体には、このくらいがちょうどいい
1|朝は3分だけ動かす
カーテンを開けたら、まず深呼吸。
肩をゆっくり回して、背伸びをひとつ。
それから、軽くストレッチ。
無理に長くやらない。
3分で終わる日もある。
2|「鍛える」より「ほぐす」
日中ときどき肩や首を回す。
凝っているところをゆっくり伸ばす。
基準は「何回やったか」ではなく、気持ちいいかどうか。
3|姿勢をときどき思い出す
スマホを見ながら丸まった背中。
ショーウィンドウに映った自分の歩き姿を見て、
「え?」
とギョッとすることがある。
そんなときは、姿勢リセット。
背筋を伸ばして、胸を少しひらく。
気づいたときに、戻す。
4|疲れきる前に休む
「疲れたら休む」ではなく、「疲れきる前に休む」。
休むことも、体を動かすことと同じくらい、今の私には必要らしい。
何もしない時間も予定のうち。
堂々と休むのも、案外むずかしいのだけれど。
頑張り方を変えただけ
今でも、体を動かすことは好き。
ただ、40代の自分に合っていた方法が、ずっと同じように合うとは限らない。
鍛える日があってもいい。
ほぐすだけの日があってもいい。
何もしない日だってある。
頑張るのをやめたのではなく、頑張り方を変えてみた。
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