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FIREも億り人も目指さない── 50代からの「使いながら整える」お金の話

わたしだって、ちょっとはFIREに憧れていた。
働かなくてもいい自由。
朝のアラームに追われない、あの感じ。

投資は、時間を味方につけるのがいちばん強い。
そうわかっているからこそ、
「もっと早く始めていたら」と思うこともある。

もし、あの頃にNISAがあったなら。
もし、もう少しだけ知識があったなら。

そんな“もしも”は、いくらでも出てくる。
でも──それを言い続けても、時間は戻らない。


いまの自分の立ち位置

気がつけば、わたしは
「資産を増やすフェーズ」よりも、
「使いながら暮らすフェーズ」に入っている。

“億り人”になることも、もう目標ではない。

もちろん、お金はあったほうがいい。

でも、
“どこまで増やすか”よりも、
“どう使いながら続けるか”。

そちらのほうが、いまの自分には現実的だ。

FIREや億り人を目指さない理由

人生ゲームなら、
ゴールしたときに一番お金を持っている人が勝ち。

でも現実は、少し違う。

最後の瞬間に
一番お金を持っていたとしても──
それを使う時間がなければ、少し寂しい。

むしろ、途中で使いながら、
心地よく暮らしが続いていくほうがいい。

現実のルールは、
“最後に残すこと”ではなく、
“途中でどう使うか”にあるらしい。

「使いながら運用する」という考え方

いざ考えてみると、
お金は「貯めること」よりも
「使うこと」のほうがずっと難しい。

減らしたくない。
でも、使わなければ意味がない。

この矛盾の中で、どう折り合いをつけるのか。

そこでたどり着いたのが、
少し怖さもあるけれど、
「運用しながら使う」という考え方だった。

減らさないことを目指すのではなく、
減りにくくしながら、静かに使っていく。

たとえば、配当や分配金の一部は使い、
残りはまた、静かに回しておく。

それくらいの循環が、
これからの自分には合っている気がしている。

50代からの投資は遅いのか

投資の世界では、
時間を長く味方につけるほど有利だと言われる。

そう聞くたびに、
「それを言われても、もう50代なんですけど」と、
心の中で小さくつぶやく。

でも、人生100年と考えれば、
50代からの10年も、まだひとつの時間だ。

最大限には使えなくても、
少しだけ借りることはできる。

若い頃のように、増やす時間には
少し足りないかもしれない。
でも、整える時間なら、まだある。

増やすより、続ける

これから目指したいのは、
大きく増やすことよりも、
暮らしが途切れないこと。

お金があるから安心なのではなく、
安心して使える状態があること。

そのために、少しだけ増やし、
少しずつ使っていく。

そのバランスの中で、
暮らしを整えていく。

わたしが選んだお金との距離感

いまの自分の時間に合った
お金の使い方を選ぶと、
ゴールはFIREや億り人ではなさそうだ。

増やしきることよりも、
続けていくこと。

そのほうが、
わたしには少しだけ、しっくりくる。

──いまは、それでいい気がしている。


最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
少しでも響くものがあれば、“スキ”で教えていただけるとうれしいです。

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