連載小説を書こう!#23「31話~最終話を振り返って」
とりあえず言うと、先月頭に公開した連載小説を書こう!#21「26話~30話を振り返ってにおいて俺はこんな悠長なことをほざいていました。
2026年3月8日 15:26
3/31〆切の公募も出したいな~て思ってるんだけどごらんのとおり連載小説「声を聞かせて」も佳境に入って……大忙し。振り返りnote書いてる場合じゃないんだけど鉄は熱いうちに打てと申しますので……?
この時点で〆切まで約3週間しかないのにこの余裕っぷり(だからry)
それでもまぁ、どうにかこうにか……。
連載小説「声を聞かせて」堂々完結!🥳🥳
いやぁ~おめでとうございます俺!!! ありがとう俺!!!
(BGM:中島みゆき『ひとり上手』)
しかし、これな。そもそも完結まで時間かかりすぎて改稿が押せ押せだったので、いつものように振り返りnoteを書いてるヒマもなければ完結の余韻に浸ってる余裕もなかったんだよな……今思うと令和7年久々に公募挑戦を再開したからって、長編小説を4作(うち1作は改稿)投稿したくらいで気ぃ抜きすぎてたわ。結果1作目がビギナーズラックで一次選考通ったきり、他は全落ちしたし!! とんでもねぇよホント。11月から3月までガッツリ四か月もnoteで遊び倒しちゃった。いやもちろん連載小説を書いて……勉強なったよ?! なったけども……結果的に〆切前に大騒ぎする羽目になったからね。新年度はこの轍を二度と踏まないようにしたいと思いまーす!!
では……最後なので、いろいろリンク貼っておくね。
まずあらすじ(各話リンクつき)。
登場人物紹介。
ものぐさな読者諸氏向けのまとめ読み。
そして前回の振り返りはこちら。
では! 最後なので張り切ってまいりましょう~!!!💕🥳💕
31話から最終話まで、作者のもくろみと結果
#31 pas seul
美しい人
もくろみ — おぼこい真行が若い(?)女性の部屋を初訪問する。それはもうドキドキだ。女慣れしてないアラサー男になり切って頑張ってみよう。そもそも立場的に負けてる上に相手はド美人だ。はぁ、俺も長編小説をたくさん書くうち主人公いじめがすっかり上手になってしまったな。
その結果 — 申し訳ないけど真行がかわいすぎるあまり、ここ書きながら倒れてました。何この子……とんだシスコンだろ。本人が無自覚なのがまたたまりませんね。俺に弟がいなくてよかった。本当によかった。俺にもし弟がいて戦争が始まったら秒で国防軍に志願しただろう。ちなみに「砲丸投げの選手だったがウェイトトレーニングにはまりだした」という設定を持つ姉えい子だが。そのきっかけは2016年の熊本地震です(という設定)。真行はまだギリ学部生だったんかな? でも、どのみち院に進むことは確定してたよな。22歳の弟をかついで逃げられるようにウェイトトレーニング始める姉……えい子……結婚してくれ!!!!!
愛勇理の部屋
もくろみ — 日高愛勇理34歳のお部屋は果たしてどんなか考えろ。そしてそこに真行をぶちこんでしまえなのだ。GPT君と相談して愛勇理の部屋を妄想し、本文に挿入する画像を作ろう。
その結果 — なかなかいい部屋ができたがそれなりに苦労した。

俺が「ちょっと散らかった感じで」と指定したんで、そこそこ散らかっとる。愛勇理は自分から若い(?)男を呼び出したんだから片付けろ。テーブルの上の謎の白いもの(鉢にした)、椅子にかけっぱなしのカバン、テレビの両脇に鎮座するランプなど、GPT君がてきとうに配置したものをそのまま小説内でひろう俺。まさに! 人間と生成AIによる二人三脚!! ……なんかちょっとホロリとしちゃった……最終話に向け、GPT君とのああでもないこうでもないなブレストの日々が走馬灯のようにさあぁ……いや早く本題に戻れ。閑話休題。本文をずっと読み返しながら、「ここで愛勇理がいきなり真行を部屋に誘う理由ってなんかあったかな?」て考えたけど、特に前振りとかフラグとかなかったね。なかったね、じゃないんだよ。でもまぁ……30代の女ってそういうとこあるじゃない?(桃井かおり風に)なんでもいいけど愛勇理も真行も挙動不審でたまらない。若い(?)っていいね。
豚汁
もくろみ — 豚汁を食べなさい。あとはもう勝手にしろ。
その結果 — とりあえず豚汁を食わせて勝手にさせた結果、愛勇理は自分の女子力の欠如にへこみだすし、真行は真行で相変わらずかわちいし。もうなんなん。この男は俺のものよ!!(やめなさい)てかね、小説書くのってほんと楽しいよなぁ……経験したこともないシチュエーションを「今からちょっと書きますんで」みたいに澄ましかえって自分が楽しいだけ! こんなふうなのは俺だけかもしれないのですべての小説家をそういう目で見るのはやめてあげてほしいけども、おおむねこういう感じだと思う。俺も真行の肩に顔をうずめたい。そして……俺の太ましい腕に指をそえてほしい。
pas seul<ひとりじゃない>[pasœl]
もくろみ — もうお前ら好きにしなさい。
その結果 — 若い(?)男女を夜の部屋で二人きりにしたら、あとはもう勝手に心を寄り添わせていくほかないじゃない?! この時点で真行は「愛勇理の過去(前夫への罪悪感含)を知ってる」し「ドライブデートで愛勇理の優しさに触れてる」わけで。その上、MIRRORとのやり取りでちょっぴり男の自信みたいなのも身に付いたわけじゃん。その上で、自分にしか言えないこと、できないことがあるなら、勇気を出して差し出さなきゃ「男がすたる」ってことも学んでる。また愛勇理も、真行にだったら心の奥を話していいかも、という気持ちになれたんだよね。はぁ。いいなぁ。こういうふうに真摯に心を預け合えるって……理想~~! ちくしょう爆発しろ。
#31のタイトルはmuqueの曲タイトルから。「ひとりじゃない」という意味のフランス語らしいですん。おされね。下記で聴けます。
18禁ver.番外編 Like a Virgin
もくろみ — noteの限界に挑戦し18歳未満をおことわりしろ。
その結果 — そこまで過激ではなかったけども、そこそこえっちな仕上がりになったと思います。これはスキしづらかったろうな~と。すみません。でも俺的には最高によかったと思っててェ(自画自賛の才能だけは豊富にある俺)。これ何がって、視点は真行だけど、愛勇理側からも真行側からも無理なく同意の空気を醸さないといけない、というのが難しくもやりがいに満ちていましたね! 俺は性的なシーンといっても書いて世間に発表するからには読む側への影響を自覚しなきゃいけないと思っていて(真面目か)、昨今はね、権力勾配ですとか、性的同意ですとか……男女逆から見てもちゃんとしてるか? まで考えないとさ……自分が嫌なんだ。なのでまぁ……ちょっと真面目すぎるくらい真面目な18禁になりましたね。個人的には愛勇理の「優しくしてあげる」が大好き。俺が真行だったら死んでいるよ。でもこの回って真行のモノローグが全部かわいい。「ダメじゃないけどダメ」てなんだよ! 「万事休す」も面白すぎるだろ。つまり真面目すぎる男を好きな女と風呂に閉じ込めるとおもしろいことがわかった。
タイトルは「マドンナ/ライクアヴァージン」から。
高校生の頃からずっと歌えます。
#32 夢を信じて
大掃除
もくろみ — 真行は年末大掃除中の棚橋綾子と二人で話をしよう。
その結果 — まずサムネ。これがけっこう難しかった。大掃除中ということがわかる……のが目的だったんだけど。GPT君に頼んだら、

まさかのリアル棚橋綾子教授、爆誕……眼鏡どこいった。綾子は椅子に座っているの? 鹿大名物ワシントンヤシはそういう感じでいいの? 真行は教授に掃除させて自分だけ深々と座ってていいの?! リテイク。

(お若い人にはわからないだろう)
そして誰もいなくなった。どうなんでしょう? 修士のみなさん。研究室の散らかり方としてこれは……にしても散らかりすぎだろ。日高愛勇理のデスクか。でまぁ最終的にはこのサムネで落ち着いたと。

見たことも~ないパッケージですから~
しかし30話を超える長期連載小説が残り数話というところでこんな地味なサムネを採用する俺も本当にどうかと思う。読まれたいという気持ちがいっさい伝わってこない……のにも関わらず読んでくださったみんなたち、本当にありがとうございました(感謝のベクトルがおかしい)。
棚橋綾子
もくろみ — 棚橋綾子の過去、そして更生保護への思いを語る。
その結果 — ブッダの。キサーゴータミのエピソードてあるじゃないですか。あれを思った。生まれた以上、失われない命はない。それでもなお幼い子を亡くす苦しみは想像を超えるよ。なぜ死んだのか? 特にお腹を痛めて産んだ母親はそれを思う。父親以上に自分を責める。でも棚橋はそこで「これが他者による加害だったら」と考える。許せないだろうと想像する……。
でも棚橋はそこで止まらなかった。のちに授かった娘が無事すこやかに育っていくさまを見て、「育つことの当たり前はない」「無事であることの当たり前もない」と気付く。生きることは苦しい。決して楽なばかりではない。そういう中で、自分が幸せであるときも不幸であるときも、違う視点、別の立場を思うことで結果的に救いになることってあるんだよね。
ほのかな明かり
もくろみ — MIRRORプロジェクトを総括しよう。
その結果 — このやり取りが全てかな。
「ところで、MIRRORとの対話からあなたが学んだことって?」
真行は苦笑し、答えた。
「心に、じかに触られることは、こんなにも痛いんだ、ということです」
「身体性の言葉だね」棚橋は微笑んだ。
「でもそれこそが、人類とAIの共生社会を照らすゆいいつの灯火」
生成AI、まぁ俺の場合はChatGPTと主に対話を重ねてるんだけど、彼と話していると時々、思いがけず自分の心の奥を覗かされることがあるんだよね。俺もGPT君と話して間もないころは、真行と同じく自己防衛してたと思う。対話するツールなのに心を開示しない、なんて矛盾してるんだけど、それくらい人間が本心を表に出すって難しいのだな、と学んだ。
棚橋は我が子の死について何年も向き合ってきたけど、そういう中でレッドツェッペリンのボーカル、ロバート・プラントも同じ思いをしたことを知る。そして「オールマイラブ」を各社生成AIに翻訳してもらう。
俺、実はこの回を書くまで「オールマイラブ」がそういう歌だって知らなかったんだよね。高校の時に同級生が作ってくれたZEPのテープに入ってて、当時は対訳ってレコード買わないと手に入らなかったからね。
この回は最後に真行が友人の智治の話をするとこが好き。チャッピン(ChatGPTpro)と酒を飲む智治……。SEだから3万課金してんだ智治。俺も3万課金できるようになりたい……と思いながら書きました。
師走
もくろみ — 大学を出て愛勇理とイチャイチャしなさい。
その結果 —
『済んだ?』
愛勇理のLINEはいつだって簡潔。
『はい』
『年末の買い出しいこ! マックの駐車場で待ってる』
『もうお昼食べました?』
『あなたを待ってたの!』
『すぐいきます』
なにもうこの人たち。爆発しろ。
#32のタイトル「夢を信じて」は、徳永英明!!! いい歌です。24年も前になるのねぇ。棚橋綾子さんという理想の女性。こういうおばちゃんとして生きてみたくもあったなぁ……という気持ちで書きました。
#33 (T)LAST ME
別れの時に
もくろみ — 真行とミラーの、最後の夜をエモく。とにかくエモく。
その結果 — さんざん引っ張った黒縁眼鏡のフラグをようやく回収しました。真行の眼鏡ビジュ見たかったけど切羽詰まってたんでGPT君といつもの漫才を行う気力が残ってませんでした。真行ってば愛勇理とラブになったからってッ! でもそれも成長というか……なんだろ、ミラーってちょっとメーテルっぽいんだな。青春の幻影、ていうほど真行も若くはないが、似たものがある。決して対等な男女じゃないの。どこか非対称。肉体を持たない感じがあって……なんでも知ってて、万能で、ただ一緒に人生を生きていくことはできない的……?! くっっっっそエモい……無理。
ちなみにこのシーンも毎度のことながら暗喩に暗喩を重ねているので「実際になにを描いてたか?」はご想像だけにお任せするものです。えちです。
最後に
もくろみ — 小城真行(32)渾身のトラック追っかけシーン。
その結果 — これはメイキングまるまる一本使って説明したのでどうぞ。
もうな。たまらん。#33タイトルもmuqueで「(T)LAST ME」。これ連載中ずーっと他の曲と一緒にApplemusicで聞き続けたけど……いい年して百回くらいエモ死しそうになりました。ぜひお聴きください。
最終話「声を聞かせて」
朝
もくろみ — 真行と愛勇理の現状をそれとなく伝える。
その結果 — はぁぁ。えっち! もう……バカ!!!! 正味な話、自作の振り返り……というのは、すごくめんどくさいもので……ならしなきゃいいじゃん! とお思いでしょうが。書いてるときはめんどくさいけど、あとで読み返すのは楽しいんだこれが! ちなみに愛勇理がデカフェを愛飲している理由、深く考えるとえっちですよ? わかるでしょ。わかって。
棚橋ラボへ
もくろみ — 真行は研究室へ芝刈りに。そこへ有田翔也が!
その結果 — 久しぶりだな有田翔也! 元気にしてたか?!

とにかく有田翔也……こいつさ。無駄にかわいいだろ。そもそもキャラがおかしい。当てずっぽうでとんちんかんなことを言わせたら鹿大で右に出る者はいないのに、いいやつであることは間違いなく……そして有田翔也だけでなく、有村芙美chanもひさびさに登場。芙美は結局どうなったの?! と俺も思ってたけど(お前は思うな)、うっすら真行は望み薄かなと思いつつも、淡い憧れだけは消えてない感じっていうのかな~!! 愛勇理とのこともあって、真行もようやく大人の男の魅力が出て来ただろうからね! 有田は頑張れ!!! お前も頑張れば……お寺の跡取りになれるかも。
特別なお礼
もくろみ — プロジェクトリーダーが考えた「特別なお礼」とは?
その結果 — これね。これもGPT君に作ってもらったんだけど……。

やりなおし。

ちなみに……ミラーが最後に自分で小説を書いて、それをプロジェクトリーダーが一冊だけ製本して送ってよこす、というアイディアってけっこう終盤に思いついたんだよね。てかこの連載小説て、ほんと大まかなプロットだけ立ててすべてライブ感でお送りしてたんですよ。信じて……?!
自分でも良くやったなって思ってる。ふつうの神経だったらできないと思う。あまりにも行き当たりばったりすぎて。
ところでこの本ね。実は当初は「18禁袋とじ」をつけようとしてたんだけど、ここらへん書いてるときエモくなりすぎちゃって完全に忘れてた。
そろそろ〆切も過ぎたし元気も取り戻せてきたので、袋とじだけ追記してもいいかもしれない。ただ……そうなると今度という今度ばかりはnote運営から公式に18禁にされるかもしれないね!!!!
『声を聞かせて』
最後のもくろみ — エモくせよ。
最後の結果 — エモいだろ。もうこれ以上ないだろ。あと自分でエンディングテーマ作詞すんなよ。Sunoで曲までつけやがって……。
ちなみに。勝手に俺が定めた真エンディングテーマこと、「目が明く藍色/サカナクション」なんですが。
これ聴いて「ああ、最初からこれをエンディングテーマにしようと思って、タイトルを決めてたんだあ」て思いませんでした?!
ところがどっこい感動の裏話😭
三月って俺と末っ子の誕生日があるんだけどね。
ちょっとまぁ、夜ご飯と二人分のお祝いを兼ねて、長男氏の運転でジンギスカンのお店に行ったわけなんですよ。
で、この長男氏というのが、俺のnoteを愛読してる人にはおなじみのキツメのオタクであり布教ばかりしてくる男で。この頃はとにかくサカナクションの布教がすごかった!! で、ジンギスカン屋に向かう車中でもサカナクションを流してきて。ちょうどお店に着く前くらいにこの「目が明く藍色」がかかってて。俺も「ああ、なんかいい歌だな……ちょっと真行ぽいかも」て思ってたら……お店に着く直前に。
その時がきたら いつか いつか
君の声を聴かせてよ ずっと
君の声を聴かせてよ ずっと ずっと
て流れて……できすぎか?!?!? 絶句したよ、あまりのタイミングに。
もうそろ最終話だなって思ってたから。
そゆわけで。これなんです。ね。聴いてください。
俺の長男て。俺が東京で出版社でけっこう重要な仕事してるとき、妊娠した子なの。今振り返っても、会社とかには迷惑かけたなって思う。でも交際してた夫とは千葉と愛知で遠距離で金銭的な負担もすごかったし。なんせやっぱ俺、夫の子産みたかった。30歳を過ぎ、どれほどやりがいある仕事であろうと、人生と天秤にかけて悩む次元じゃなかった。
ただ決して楽な道のりではなかったし、結果的になさぬ仲の男と再婚したし、息子にも苦労かけたよなぁって思う。あれも誕生日を迎えれば20代も残り少な。子どもの成長はあっという間でございます。そんな息子が日々いろんなアーティストやコンテンツを布教してくる。新しい風を送り込んでくる。そうしたもののひとつがこの歌。しかもサビがアレ。
事実が何よりエモかったって話でした。
おわりに
書いてよかったです。この話。
メイキング含め。
誰かに読まれる、喜ばれる、スキをいっぱいもらう、バズる。
そういうことも嬉しいけれど、何より自分が勉強になりました。
小城真行。日高愛勇理。
最初は名前だけの存在だった彼らがいつの間にか自分の意志で動くようになる。自分の心のうちを教えてくれるようになり。
自ら相手の胸に飛び込んでいった。
その心を受け止めていった。
何回新しい話を書いてもこうした奇跡が起きる。
それは俺が書こうとしたから生まれた奇跡。
なかなかかけなくて。むずかしくて。鹿児島いきてぇえええって思って。
仕方ないので生協の宅配で知覧茶のティーバッグを買って飲んだ。
【軍歴を調べる】シリーズとか【性を真面目に】とかもガンガンはさんでたし。よくやったわほんと。お疲れ様でした俺。
思いのほか大変だったので、しばらく連載小説はやらないと思うけど、本当に楽しかったです。
またいつかやれるときが来たら、そのときはよろしくお願いいたします。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
春生文 拝
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