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🏫#6 「見えない表情」との向き合い方〜マスク越しでも心は通じる〜

こんばんは。
なおの「ちょっと人生が楽になる話」に来てくれて、ありがとうございます。

11日は母の日でしたね。
みなさんは、お母さんに何か感謝を伝えられましたか?

私は実家に帰って、お寿司をごちそうしました。
月に一度の帰省なので、両親に会うのは年に12回。
この12回という数字、多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれですが、私は「少ないなあ」と感じています。

両親も60代。あと20年生きると仮定しても、会えるのはあと240回ほど。
そう思うと、親孝行できる時間って意外と限られているなと実感します。
だからこそ、一回一回を大切にしたいと改めて思いました。

さて、今回のタイトルは
「マスクの世界〜どう子どもたちと保護者と関係を築いていくか〜」です。

(前回の記事はこちら
No.5小学校教諭2年目スタート〜第2章コロナ禍編〜|なお/「ちょっと人生が楽になる話」/元小学校教諭/現専門学生(栄養士)

コロナ禍に入り、やっと再開した学校教育。
その中で、なおに立ちはだかった“マスクの壁”。
どうやって子どもたちや保護者の方と信頼関係を築いていったのか――
少しだけ、のぞいてくれたらうれしいです。


目次

1.マスクの壁と、静かな教室
2. 「楽しい」を子どもたちに届けたくて
3. 保護者とのつながり 〜学級通信の日々〜
4. 読者のあなたへ 〜不器用でもいい〜


1.マスクの壁と、静かな教室

コロナ禍で大きく変わったのは、やっぱりコミュニケーションでした。
マスクが当たり前になった世界。表情は見えず、目元から気持ちを読み取るしかありません。

感染を防ぐために、子どもたち同士の会話もなるべく控えるように——

  • 机の間隔は2メートル

  • 給食は黙食

  • グループ活動は禁止

そんな日々の中で、どうすれば子どもたちと心の距離を縮められるか?
そして、学校を「楽しい場所」と思ってもらうには?

自問自答しながら、2年目の私はその答えを探し続けていました。


2. 「楽しい」を子どもたちに届けたくて

2年目の私がたどり着いた答えは、**「一緒に遊ぶこと」**でした。
それが、子どもたちと心を通わせる一番の方法だと思ったんです。

1年生は、集中力が長く続きません。
授業中も、姿勢が崩れたり、気がそれたりする様子がすぐに見てとれました。
だからこそ、授業の中にストレッチや手遊びなど、“余白”を入れて、楽しみながら学べる工夫をしていました。
私のクラスには、このやり方が合っていたように思います。

休み時間は、鬼ごっこやボール遊び。
子どもたちと一緒に汗だくになって遊ぶ日々。
(低学年だからこそできたことかもしれませんが――)

でも私は、「コロナ禍でも、学校って楽しい」
そう思ってもらいたかったんです。
それが、私のいちばんの願いでした。


3. 保護者とのつながり 〜学級通信の日々〜

学校行事が減り、保護者の方に学校の様子をどう伝えるか――
1年生の保護者なら、きっと不安でいっぱいだったと思います。

そこで私は学級通信を書くことにしました。
タイトルは「ひまわり」。
みんなが同じ方向を向いて、ひとつにまとまってほしいという願いを込めました。

初めての懇談会で、
「これから毎日、学級通信を発行します」と宣言。
言ってしまったからには、やるしかない。
そう決めて、毎朝4時に起きて学級通信を作り続けました。

毎日書くのは、正直とても大変でした。
最初は1時間近くかかっていたのが、徐々に内容が洗練されてきて、最終的には20分ほどで書けるようになっていました。

続けるって、すごい。
そう実感できた経験でもあります。

ある日、欠席した家庭に連絡をしたときのこと。
「いつも学級通信ありがとうございます。子どもたちの様子が伝わってきて、毎日楽しみに読んでいます。夕飯のとき、子どもと話すきっかけにもなっています。先生もお身体、大切にしてくださいね。」

この言葉が本当にうれしくて…。
私の思いが伝わっていたこと、そして子どもが家で学校のことを話してくれていること。
心から感激しました。

「やってよかった」
そう思えた瞬間でした。


4. 読者のあなたへ 〜不器用でもいい〜

コロナ禍で、コミュニケーションの場がぐっと減ったと感じています。
そして今、伝え方に悩んでいる人も、きっとたくさんいるのではないでしょうか。

でも、気持ちの伝え方って、ひとつじゃない。
得意な方法で伝えたって、いいんです。

  • 言葉で伝えるのが得意な人は、言葉で

  • 手紙や文章が得意な人は、文字で

  • 行動で示すのが得意な人は、その姿で

それぞれが自分の「得意」を活かして、思いを届ければいい。
そして、周りはそのやり方を認めて、受け止めてほしい。

みんな、不器用でも、一生懸命に生きています。
もっと、「生きやすい」世の中になりますように。


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No.3心が折れたその先に、小さなが|なお/「ちょっと人生が楽になる話」/元小学校教諭/現専門学生(栄養士)
No.4 なんとか乗り切った一年目の終わり─ 教員1年目、あの春の日の記憶 ─|なお/「ちょっと人生が楽になる話」/元小学校教諭/現専門学生(栄養士)

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