CES 2025 C Space Campus ⑨ Interviews Day 2-4(1月8日)
いよいよ、C Space Campus Interviewsの最終回です。
今回は、FOXさんと連携したTubi(トゥビ)さん、農機具で著名なJohn Deere(ジョンディア)さん、アメリカンフットボールのチームで、ラスベガスに拠点を移したラスベガス レイダーズさんなと、多岐に渡る分野の方々のインタービューです。
Tubiさん CEO Anjali Sub氏
TubiさんのCEO、アンジャリ・スー氏のインタビュー。
アメリカで最も視聴されている(2024年MAUが9700万)無料ストリーミングサービスとして、そのビジネスモデルは100%広告サポート。
・視聴者(ビューアー)ファースト。
多様なストーリーテリングへのアクセスを容易にし、特に若い世代の視聴者のニーズに応えることに重点を置いています。
従来のハリウッドのエコシステムでは見過ごされがちなコンテンツを積極的にサポートし、ニッチな興味やファン層を重視しています。
・広告主にとって、他のプラットフォームではリーチできないコードレス(Cordless)層、ジェネレーションZ(GenZ)、ミレニアル世代(Millennials)、多文化オーディエンスへのアクセスを提供する貴重な存在です。
念のためですが、コードレス(Cordless)層とは、テレビをほとんど見ない、または持っていない層を指します。特に、スマートフォンやPCでのネット動画視聴が中心になっている人々を言うことが多いようです。
「Niche is core」ニッチ市場こそがコアマーケットだと語っているのは面白い発想です。
CES 2025 C Space Campus ⑤ Interviews Day 1-4(1月7日)に、FOXコーポレーションさんのジェフ・コリンズ氏の回がありますので、あわせてお読みいただけると良いかと思います。
4年前にFOXコーポレーションさんがTubiさんに投資。
John Deereさん Global Director of Strategic Public Relations and Enterprise Social Media, Jennifer Hartmann氏,
ジョン・ディアさんの広報責任者ジェニファー・ハートマン氏のインタービュー。
LVCC(ラスベガス コンベンション センター)の西ホールで、大規模農業向けのトラクター(16台のカメラ)をご覧になった方には、イメージしやすいのですが、新システムの中心にあるのは、NVIDIAのGPU。
これにより高度な画像認識システムで、ミリ秒単位での障害物認識が可能となり、作業の安全性と効率性が向上。
農業の世界とNVIDIAのつながりは、とても新鮮でした。
ブランド戦略として、まずは約200年にわたるブランドの伝統を守りつつ、変化する労働市場や若い世代へのアプローチが必要。
現在、アメリカの農業従事者の平均年齢は58歳で、若い世代が、地方から都心へ移住してしまっています。若者たちに、そのまま定住してもらうため、人手が足りない中で、まず「農機具の自動化、自動運転技術は必須」。
若者へのアプローチは、TikTokなどの新しいソーシャルプラットフォームを活用。現在ソーシャルチームのメンバーは5人。
「チーフトラクターキッド(Chief Tractor Kid)として、9歳のソーシャルメディアスター Jackson Laux さんとチーフトラクターオフィサー(Chief Tractor Officer) Rex Curtissさんをキャラクター」にユニークな取り組みを通じて、ブランドの認知度を高め、技術革新の意義を伝えていることにも触れています。
コーポレートカラー、グリーンとイエローなので、この2色の帽子をかぶってもらい、アイコンとし、ジョン・ディアさんのコンテンツだと認識してもらえるようにしています。
同社は日本ではヤンマーさんと一部、協業されていますが、ヤンマーさんの「ヤン坊マー坊」も今や9代目です。農業とキャラクターの関りを考えると奥は深そうです。
地方の労働力不足では、人々が寝ている深夜に、農機具が自動で活動してくれるメリットを享受できるようにしてきましたが、奥地の農村部ではStarlinkとの提携により、接続改善につなげています。
MarsさんとMars Snackingさん, Lead Chief Marketing Officer and Global Chief Growth Officer Gülen Bengi氏
マースさんのCMO兼マーススナッキングのグローバルチーフグロースオフィサーであるギュレン・ベンギ氏
日本では、お菓子で、スニッカーズ、M&M's、ペットフードで、ペディグリー、カルカンで有名です。
顧客との接点は、Right Engagement、Right Time, Right Offer
顧客とのQ&A等で、既に生成AIの活用も注意深く、進めています。
持続可能性への取り組みとして、チョコレートやカカオ等、二酸化炭素排出量削減の目標にも触れ、起業家との連携についても触れました。CMOとしてマーケティングリーダーの役割が進化し、消費者の変化に対応するために、より包括的なスキルセットが求められているという見解も示されました。
the Las Vegas Raiders ,Senior Vice President of Marketing Kristen Banks氏
ラスベガス・レイダースさんのマーケティング担当シニアバイスプレジデント、クリステン・バンクス氏のインタビュー。
2024年2月11日、第58回スーパーボウル(アレジアントスタジアム)の開催による経済効果や地域貢献を踏まえ、2025年のブランド戦略として、チームの伝統を再認識し、ファンとの繋がりを強化。AIや観客の感情分析といった技術トレンドをマーケティングに活用する展望や、若い世代のファンへのリーチに向けた施策とスポーツマーケティングの現状と未来についてコメントされています。
スポーツマーケティングに興味のある方にとっては、とても参考になる話がたっぷりありました。



アレジアントスタジアムへ
GWIさん, Chief Research Officer Jason Mander氏
リサーチ会社であるGWI(GlobalWebIndex)さんのチーフリサーチオフィサーであるジェイソン・マンダー氏のインタビュー。
日本でGWIさんをご存じない方が多いかと思いますので、URLを記載しておきます。
世界中の数百万人の消費者を対象に実施したオンライン調査を通じて、デジタルライフやライフスタイル、ブランドとの関わり方、価値観などのデータとインサイトについて解説しています。
インタービュー内では、日本のメンタルヘルスについての事例もあげています。健康とテクノロジーの融合、そしてZ世代の注意持続力に関する意外な発見などが取り上げられています。
「スマートホーム」への関心は、旅行の外出期間中、日常、外出する際、映画を見に行く時など、「スマートセキュリティ」に向かって拡大中。
ジェイソン・マンダー氏の幅広い知見と面白い視点からのコメントがとても有益なインタービューでした。
Xperiさん, Senior Vice President and General Manager of Connected Car, Jeff Jury氏
C Space Studio 2025 Interviewsは以上です。
CES 2025 C Space Campus Interviews Day 2(1月8日)は、以下⑥~⑧もあわせてお読みいただければ幸いです。

