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CES 2025 C Space Campus ⑥ Interviews Day 2-1(1月8日)

CES 2025 C Space Campus ①は、メイン会場と地下の会場について、解説してきました。両会場での講演の前後で、C Space Studio 2025 Interviewsの席に登壇されている方も多いと思いますので、できる限り、触れていくようにします。
ここからは、1月8日、二日目のインタビューです。C Space Campus ⑥~⑨の4回に分けて展開していきます。
今回は、日本にオフィスを持つ企業さんが過半数です。ご関心のある企業があれば、HPでより日本語で情報を収集することもできます。
お一人のインタビューは、概ね10分ですが、ダイジェストと筆者の意見等を交えて、展開していますので、途中、休憩もはさみながら、閲読いただければ幸いです。


C Space Studio 2025  Interviews Day 2(1月8日)

Pinterestさん CTO, Patt Madrigal

PinterestさんのCTO、マット・マドリガル氏のインタビュー。
ビジュアル検索への注力、特にGen Z世代へのアピールに注力。
AIの活用により、ユーザーの好みを理解し、広告主向けのクリエイティブなツールを提供することにフォーカスしています。
ポジティブなオンライン空間(positive space)であり続けるための取り組み、AIが人間の創造性をどのように支援できるか。

2025年を「ビジュアルディスカバリーの年」と定義し、ユーザーがまだ知らない好みをPinterestで見つけられるようにすることを目指しているそうでうす。
ビジネスのpolicyとphilosophy(基本理念)は「not time on site but time well spent on site」とし、「サイト上での滞在時間」ではなく、「サイト上で有意義に過ごした時間」を提供したい、というコメントはとても腹落ちしました。
日本で、ピンタレスト・ジャパン株式会社さんができてから、はや20年強となりました。今後、Pinterestで有意義に過ごせる時間、自問自答してみたいと思いました。

The Trade Deskさん,CRO Jed Dederick

The Trade DeskさんのCRO、ジェッド・デデリック氏のインタビュー。

広告主が公平かつ透明な環境でプログラマティック広告を購入できるよう支援。
ライブスポーツでは、ディズニーとの提携を始め、オリンピックもNBCのアプリで、exclusive programmatic partnerとなっています。
これまでマネタイズが難しかったコンテンツに対する広告掲載にも注力しており、Spotifyとの連携を通じて、デジタルオーディオ広告の可能性を広げようともされています。
広告主、コンテンツクリエイター、プラットフォームのすべてにとって有益なエコシステムを構築することを常に意識されていることが伝わってくる企業さんです。

 The Trade Deskさんの日本オフィスは、GINZA SIX の入居時にお伺いしたことがあります。またベンチュラはロサンゼルス在住時、車で何度も通ったことがありましたが、本社がロサンゼルス郊外のベンチュラにあることを存じ上げていたので、創業時より、とても馴染みがありました。
同社は、DSPのトップランナーから、今やプログラマティク取引のミッドフィルダーとして、ハブとして、いわゆるエコシステム上、欠かせない中心的な存在になってきました。
以前、同社のEラーニングで幾つか資格を取得したことがありましたが、オープンな教育環境を構築され、ファンを増やす仕組みづくりがとても上手な企業さんです。
Eラーニングのコンテンツも、対談やフランクな講演内容が多いので、かしこまって勉強という感じにならないことにとても好感が持てました。

Instacartさん, VP of Adsproduct, Allie Miller

Instacartさんの広告プロダクト担当VPであるアリ・ミラー氏のインタビュー。
日本でご存じない方が多いかと思いますので、HPのリンク先でご確認ください。 https://www.instacart.com/

Instacartさんのトップページ

同社の事業をオンライン食料品とeコマースの技術企業と説明しました。Instacartさんは、小売パートナーとブランドパートナーを結びつけ、AIや機械学習を活用して、広告主が規模を拡大し、効果的な広告購買を可能にするエコシステムの構築を目指しています。
特に、複数の小売メディアネットワークの管理における課題を解決し、データに基づいた信頼性の高い測定を提供することに重点を置いています。
実店舗での広告展開を可能にするスマートショッピングカート「Caper cart」の進化や、オムニチャネルでのデータ活用による、よりパーソナライズされたショッピング体験の実現に向けた取り組みが説明されていました。

AdsWizzさん, Head of Global Business Development, Anne Frisbie氏  

アドウィズさんのグローバルビジネス開発責任者であるアン・フリスビー氏のインタビュー。
同社はオーディオ広告とコンテンツ収益化のための技術プラットフォームを提供。 オーディオ広告への支出はリスニング時間に比べてまだ少ないのですが、今後の成長余地が大きいと考えています。
ポッドキャストの台頭が広告主の関心を高めているので、アドウィズさんとしては、オープンなエコシステムを構築し、高度なターゲティング技術を提供しているそうです。
インタビュー内では、プログラマティック広告の進化や、コンテクスチュアルターゲティング、ムードターゲティングといった最新の広告手法についても、ポジティブな見解が示されました。

METAさん, COO, Reality LabsDan Reed

メタさんのReality LabsのCOOであるダン・リード氏のインタビュー。
メタバースがAIを取り入れて、次のステージに進もうとしています。AIを搭載したレイバンのスマートグラス(将来的なAIグラス)が、リアルタイムに「real-time language translation」(同時翻訳)できてしまう。

LVCCの会場内で、Ray・BanとMetaの展示ブースの横を通りました。
スマートグラスをかけてみたい、と思っている方はとても多く、かなりの行列になっていました。アメリカでは、お店で購入しようと思っても、予約しないと、すぐに手に入らない状況とも伺っています。
ディスプレイを拝見したところ、確かに、Ray・Banさんブランドのサングラスって本当にかっこいいです!
他のサングラスブランドさんが、スマートグラス市場に参入してくると、もっと普及しそうな気がします。

Ray・BanとMetaのスマートグラス
Ray・BanとMetaのスマートグラス
Ray・BanとMetaのスマートグラス

ARグラス(眼鏡)は、MX リアリティ スクリーンを通して、あくまでグラスの世界。ディスプレイではありませんが、様々な技術が次世代のコンピューティングプラットフォームに加わり、違和感のない眼鏡のような存在となれば、日々の生活や仕事、コミュニケーションを大きく変えていくきっかけであり、可能性をも秘めています。

NBAのようなスポーツ、エンターテイメントの世界で展開。
フィットネス、教育、そして生産性をあげることなど様々な場面で考えられるとの説明。
LVCCの会場で、メタさんのARグラス(眼鏡)は、ORION(オライオン)と称し、Orionを一度はかけてみたい、というアメリカの方々で行列ができていました。ビデオパススルーではなく、物理的な視界に映像を重ねられるARグラスの人気度はものすごくありました。

Xさん, Global head of Marketing Angela Zepeda氏,

Xさんのグローバルマーケティング責任者であるアンジェラ・ゼペダ氏のインタビュー。
技術革新やAI分野での進展、広告主との連携について議論するために、CESには参加しているそうです。
Elon Musk氏による買収後のXの変革、動画コンテンツやオーディオコンテンツへの注力、そしてShopifyとの連携によるショッピング機能の統合と矢継ぎ早に新たな策が施されています。
他のプラットフォームとの差別化要因としては、ユーザーの積極的な参加とエンゲージメントを強調されていました。
イノベーションが起きにくい状況では?と司会者が訪ねたところ、以前、ヒュンダイさんのCMOだったが、伝統的な会社でも、ヒュンダイのイノベーションは素晴らしものだった。そして自動車業界のスピードに比べて、プラットフォームビジネスの変化のスピードはもっと早く、Xさんではイノベーションが続いていく感じでした。
Xさんが、常に変化を求めていく姿と次々に発表のある新サービスや提携等が続いている状況は、日本で見聞していたものよりも、はるかにポジティブかつアグレッシブ、と感じました。

CES 2025 C Space Campus Interviews Day 2(1月8日)は、以下もあわせてお読みいただければ幸いです。