CES 2025 C Space Campus ⑧ Interviews Day 2-3(1月8日)
マーケティング、デジタル広告、アドテク、マーケテクに精通している方々の貴重な話が多々あります。
今回は、リテール業界で著名なターゲットさんの小売メディアネットワークであるRoundel(ラウンデル)、ヨーロッパの広告会社ハバスさんのグループ内企業、ハバスヘルスさん、そして、3大ネットワークのNBCユニバーサルさんから今年、来年のビッグイベントを通じた戦略を学びます。
お一人のインタビューは、概ね10分ですが、ダイジェストと筆者の意見等を交えて、展開していますので、途中、休憩もはさみながら、閲読いただければ幸いで
C Space Studio 2025 InterviewsDay 2(1月8日)
Roundel Partner Solutionsさん, VP, Roundel,Matt Drzewick 氏
ターゲットの小売メディアネットワークであるRoundel(ラウンデル)のVP、マット・ドゥルゼウィッキ氏のインタビュー。
Roundelは、ウォルマートコネクト(Walmart Connect)が競合にあたりますが、ターゲットの顧客とブランドを結びつけ、顧客体験を重視した広告を提供しています。
店舗とオンラインの連携を重要視し、広告はターゲットブランドのイメージを維持するよう努めています。
ブランドパートナーと緊密に連携し、オフプラットフォーム広告にも注力。
AIを活用したクリエイティブ制作も行ない、直近では広告主が直接広告を購入できるセルフサービスプラットフォームの提供を開始。
アメリカのリテール業界各社のリテールメディアへの進出意欲は、日本の流通業界の熱意とスピードの差はかなり広がっているように感じます。
Havas Health Networkさん, Global Chief Creative Officer Eric Weisberg氏
Havas Health NetworkさんのグローバルCCO エリック・ワイスバーグ氏のインタビュー
健康分野における創造性の融合(Creativity Convergence)について
あらゆるブランドがヘルスブランドになりつつある現状を指摘し、女性の健康への注目の高まりに関して、Superwomen reportの発行等の説明をしてました。
また、ブランドが信頼できる情報源となる可能性や、包括的な取り組みの重要性も強調。
広告に頼らないメディア消費が増え、気候変動対策としての全固体電池技術が健康にもたらす影響についても大変重要であることを言及しています。
iHeart Digital Audio Groupさん, Conal Byrne氏
iHeart(アイハート)デジタルオーディオグループさんのCEO コネール・バーン氏のインタビュー。
CES 2025でのオーディオ広告の過小評価と、特に放送ラジオの驚くべきリーチと効果について熱く語っています。ユーザーは、ぐるっと1周して、オーディオに戻ってくると信じているそうです。
消費者のメディア消費の約3分の1がオーディオであり、その大部分が自動車内でのラジオ聴取である点を強調。
小売店訪問直前のラジオ広告のターゲティング効果にフォーカス。
新鮮な視点で見ているところが、何よりいいです。
さらに、ポッドキャスティングとラジオの補完的なリーチや、マーケターと消費者の間に存在する認識のずれ、そしてローカルと全国的なアプローチの重要性についても注目しているようです。
バーン氏は、AIがオーディオ業界のグローバル化が進むと予測。
また、広告ターゲティングの精度は「Tailor and target advertising」で、向上し、貢献する可能性が高いとして、楽観的な見通しを示しています。
Variety Intelligence Platformさん President & Chief Media Analyst, Andrew Wallenstein氏
Variety Intelligence Platformさんの会長兼チーフメディアアナリストであるアンドリュー・ウォーレンスタイン氏のインタビュー。
C Spaceでは、Varietyさんは、スポンサーをされていることもあり、ロゴの掲出を始め、登壇者も多く、とても元気でした。
「Variety」が有料サブスクサービスを開始したのは2020年
Variety Intelligence Platform、略してVIP。あまり、Variety+VIP のHPをご覧になることはないと思いますので、参考までに張り付けておきます。
Variety Intelligence Platform for Entertainment Business Insights
AR/VRや空間コンピューティングの進展、ジェネレーションアルファ(Gen Alpha)の影響が増え、生成AIもジェネレーションアルファの可能性が新しい可能性を広げるかも、と予想しています。
そして過剰なサービス状態にあるストリーミング業界の統合の可能性にも触れています。コンテンツは「オリジナル」から「ライセンス」への移行が進むとのこと。
NBCUniversal Advertising & Partnershipsさん CMO, Josh Feldman氏
NBCユニバーサルさんの広告・パートナーシップ担当CMOであるジョシュ・フェルドマン氏のインタビュー。
2026年のNBC創立100周年に向けて、これから18か月後へ向けて活発に動いています。
また、長寿番組である「サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live=SNL )が、1975年 10月11日より毎週土曜日夜に始まって、50周年を迎えるのだそうです。
来年2026年は、放映される大型コンテンツ、凄くないですか?
・スーパーボウル 2月8日
カリフォルニア州 サンタクララからの放映
・イタリア ミラノ・コルティナダンペッツォ オリンピック 2月6~22日
・NBAオールスターゲーム2026 2月16日
ロサンゼルス・クリッパーズの本拠地、カリフォルニア州イングルウッドのインテュイット・ドーム(現在建設中の新スタジアム)
といった大型コンテンツが目白押しなのだそうです。
フェルドマン氏は、Universal Adsという新たな広告マネージャーを通じて、大企業だけでなく、あらゆる規模の広告主がこれらのプレミアムコンテンツに参加できるようになることを強調していました。
AIの活用はクリエイティブプロセスを支援するものであり、ライブコマースやストリーミングのインタラクティブ化といった新たな試みも進めているそうです。
CES C Space Campusの多くの登壇者が、立場は違えど、AIによる最初の影響、インパクトは、「クリエイティブ」という認識では、ほぼ一致しているようです。
CES 2025 C Space Campus Interviews Day 2(1月8日)は、以下もあわせてお読みいただければ幸いです。
