CES 2025 C Space Campus ④ Interviews Day 1-3(1月7日)
当コラムで、C Space Studio 2025 Interviewsは②~⑨まで展開しています。
マーケティング、デジタル広告、アドテク、マーケテクに精通している方々の貴重な話が多々あります。
今回のコラムでは、Amazon FireTV、Google Chromecast、Apple TVと競争している4強の一角であるRokuさんの北米市場での状況、デジタル広告に関連しているGroupMさん、ディズニーさんの戦略を聞ける絶好の機会でした。
お一人のインタビューは、概ね10分ですが、ダイジェストと筆者の意見等を交えて、展開していますので、途中、休憩もはさみながら、閲読いただければ幸いです。
C Space Studio 2025 Interviews Day 1(1月7日)
GroupM North Americaさん CEO, Sharb Farjami氏
Group Mさんの北米CEOのシャーブ・ファージャミー氏のインタビュー。
Group Mさんが日本で設立された当時、オフィスに訪問させていただいておりました。広告業界では皆さん、ご存じだと思いますが、世界最大級の広告代理店WPPグループのメディアバイイングエージェンシー(メディアプランニングおよびメディアバイイング)です。
インタビュー内では、ジェネレーションAlpha へのブランドのアプローチ方法や、ストリーミングサービスの進化についても触れています。
ファージャミー氏は、変化を受け入れる姿勢と、技術革新からインスピレーションを得ることが重要だとし、個人的な技術体験が仕事にも好影響を与えると説明されています。
Rokuさん Head of Roku Brand Studio Brian Toombs氏
Rokuさんのブランドスタジオの責任者、ブライアン・トゥームズ氏へのインタビュー。
Rokuブランドスタジオの役割はコンテンツと広告パートナーを結びつける場所だとの説明で、広告を単なる宣伝ではなく、ブランドと消費者のエンゲージメントを深めるストーリーテリングと捉えています。
(参考)C Space Campus 2階のMARIPOSAのメインステージ5は別名「StoryTellers Stage ストーリーテラーズ ステージ」と言います。
伝えたい内容を物語風に語ることで、相手により強い印象を与え、相手の理解を深める手法を「ストーリーテリング」と言います。「ストーリーテラーズ」は話のうまい人、という意味です。
日本ではあまり知られていませんが、Rokuさんは、北米でストリーミングチャンネルを提供し、Amazon FireTV、Google Chromecast、Apple TVと競争し、北米では、4強の一角を占めています。
LVCCの会場内で、特にセントラルとウエストをつなぐ通路の柱は同社のOOH広告が多数掲出されていましたので、社名とロゴを認識された方は多いのではないかと思います。

Yahooさん Chief Revenue Officer, Rob Wilk氏
Yahooさんの最高収益責任者であるロブ・ウィルク氏のインタビュー。
Yahooさんがインターネットにおける信頼できるガイドとしての役割を強調し、ニュース、メール、スポーツ、ファイナンスなどのサービスを通じて、ユーザーが目的を達成できるよう支援。
アメリカのYahooさんは、1994年に設立され、昨年30年を迎えました。
念のためですが、日本では
1996年、アメリカのYahooさんとソフトバンクさんの合弁会社としてヤフー株式会社さんが設立。
2018年にソフトバンクさんがヤフー株式会社さんの全株式を買収し、アメリカのYahooさんと資本関係はなくなりました。
AIを活用したYahoo newsの取り組みに焦点を当て、情報の信頼性と偏りのない情報を提供。広告主に対しては、YahooさんのDSP(デマンドサイドプラットフォーム)と多様なプロパティを組み合わせることで、安全かつ効果的な広告展開が可能であることをアピールしています。
Disney Advertisingさん EVP, Digital Revenue Pricing, Planning & Operations,Josh Mattison氏
ディズニー・アドバタイジングさんのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるジョシュ・マディソン氏へのインタビュー。
ディズニー・アドバタイジングさんの事業範囲(ESPN、ABC、Disney+、Huluなど、ウォルト・ディズニー・カンパニーが広告を販売するメディア資産全体を包括)を説明。
特に、スポーツとストリーミングの融合、女性スポーツの台頭が顕著。
そしてAIが広告のメディアプランニング、バイイング(購買)、メジャーメント(測定プロセス)に与える影響が大きくなっています。
「ディズニーブランド」の高い信頼性をもとに、消費者のプライバシーを守りつつ、広告体験の向上を目指しています。
ジョシュ・マディソン氏の以下の最後のコメントはとても腹落ちしました。
『ここ数年、デジタル広告業界では
「Audience, Audience, Audience」「Conversion, Conversion, Conversion」で来てしまったけれど、コンテキストの価値に戻り、そのコンテクストに触れた消費者のフィーリングを大事にしたい。感じ方は十人十色のはずで、そのフィーリングを大切にしたい』との言葉は共感できました。
Katz Digitalさん ,President Scott Poretti氏
Katz Digitalさんの会長スコット・パレッティ氏のインタビュー。
ビジネス戦略の中核はキュレーション、サービス、パフォーマンスの3つ。
Katz Digitalさんをあまりご存じない方が多いかと思います。
Katz Media Groupの中に幾つかグループがあります。
・Katz Radio Group
・Katz Television Group
・Katz Digital
・Katz Digital Video等
今回は、Katz Digitalさんの会長スコット・パレッティ氏が、Streaming Audio, Podcasts, and Connected TVを組み合わせた「Cross-Platform 」を解説してくれました。
プレミアムな領域として、①オーディオと②CTVに注力。
AIと人的知能を組み合わせたデータドリブンなアプローチを通じ、広告主が消費者に効果的にリーチできるよう、広告キャンペーンの効果を最大化を目目指します。
変化し続ける広告業界において「消費者中心の視点」を維持することの重要性をアピールしていました。

